こんにちは。まさおです。
昨年はコロナの影響でこの時期の模擬試験がほとんど中止となりましたが、今年は各模試が無事に実施される見込みです。
今回のテーマは「1学期の模擬試験活用方法」です。
模擬試験は志望校合格に不可欠な診断ツール
入試までまだ時間がありますが、主要な模擬試験は6月からスタートしていきます。
模擬試験自体は、多くの受験者が自分の志望校に対してどの程度の到達度なのかを把握するために受験します。
そのため、正確な結果を出すための受験姿勢が重要となります。
ポイントは以下の通りです。
入試本番に向けた経験値を積む場
たとえば、東京都で実施される会場模試の「進研Vもぎ」では午前8時40分から1教科目がスタートします。
実際の入試よりも少し早いのですが、自宅からある程度の距離のある試験会場に必要な持ち物を持って時間までにたどり着くことが貴重な経験となります。
持ち物も注意です。
コロナ禍でマスクは必須ですし、Vもぎの場合は内申点(通知表の9教科の数値)を当日書かされますから、それも持っていかないと正しく判定してもらえません。
受験票も忘れてはいけない持ち物です。会場によっては上履き持参と指定されています。
このように試験前日に当日の持ち物をチェックし、緊張感を持って試験場に行くという経験を積んでおくと入試当時に少し精神的なゆとりができます。
模擬試験を何度か受験をする重要な意味です。
友達と別行動で行くことが望ましい
模擬試験に友達と一緒に出かけていく受験生をよく見かけますが、あまりお勧めしません。
今年はコロナの影響もあり、本番の試験場ではおしゃべりもほぼできない状況です。
また、友達と一緒にいると緊張感を感じにくくなってしまうなど、入試本番を想定するとデメリットも多いです。
入試本番はすべての行動を1人の判断で行わなければならないので、失敗が許される模擬試験できちんと経験を積んでおくことが大事です。
1人で試験場に出かけるよう、心がけましょう。
志望校を記入し結果帳票で距離を測る
模擬試験当日は志望校の記入を行います。
試験の結果に内申点を加味して、現時点での受験者全体の位置から志望校の合格可能性がどの程度かを判定してくれます。
前出の「進研Vもぎ」のサイトでは成績帳票の見本を以下のページでアップしています。
最近の模擬試験は成績帳票も丁寧になってきたので、これを見ると内申点であと何点足りないのか、試験当日の得点であと何点足りないのかが見えてきます。
現時点で合格ラインに到達している受験生はほとんどいません。ポイントはこれからの期間どのような学習をして、何点くらい伸ばせば合格ラインに到達するのかを把握することです。
距離が正確につかめれば計画的な学習が可能となります。
夏休みに向けた課題を明確する
志望校の合格可能性を確認したら、合格するために何をやるべきかを確認します。
主な視点として、
1.教科ごとのバランスをみて弱点科目を把握する
2.教科の中でも苦手な単元がないかを把握する
3.夏休みに重点的に取り組む課題を設定する
が挙げられます
夏休みは自分のやりたい勉強に十分な時間を割ける貴重な期間です。
何も準備なく夏休みを迎えてしまうと、時間を無駄に過ごしてしまいます。
夏休みを有効に使うには、夏休みに何をすべきかを把握することが重要です。
1学期の模擬試験の最大の意義はここにあるのです。
模擬試験の価値は、成績帳票内の全体正答率に対する自分の〇×がどうなっているか、また答案の画像データから自分のミスによる失点がどの程度あったかの把握ができる点です。点数だけ見て終わらないように注意しましょう。
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