こんにちは。まさおです。
2021年度入試では早稲田大学政治経済学部が数学を必修にして話題になりました。受験生は減りましたが定員減もあってレベルは維持。そして、慶應義塾大学とのW合格者が早稲田に流れるという事態が起こりました。
今回のテーマは「早慶W合格者はどっちを選ぶ?」です。
早稲田と慶應義塾、どっちを選ぶ?
首都圏で次第の雄と言われる早稲田と慶應義塾。両方に合格をした場合、どちらに進学するかは大きな悩みどころです。
過去10年くらいは慶應義塾大学を選ぶ学生が多かったのですが、ここに来て早稲田の躍進という記事が増えてきました。
以下のリンクはAERAdot.の記事ですが、「早稲田が大躍進」と書かれています。
この記事の中では東進ハイスクールの早慶W合格者の進学先データが紹介されています。
主要学部の選択割合を表にすると以下のようになります。率の比較ではありますが、実数データ数がやや少ないような気がしなくもないですが…。
項目 | 2018 早稲田選択 | 2018 慶應選択 | 2019 早稲田選択 | 2019 慶應選択 | 2021 早稲田選択 | 2021 慶應選択 |
---|---|---|---|---|---|---|
早稲田・政経 VS 慶應・法 | 28.6 | 71.4 | 35.7 | 64.3 | 71.4 | 28.6 |
早稲田・政経 VS 慶應・経済 | 44.4 | 55.6 | 66.7 | 33.3 | 60.0 | 40.0 |
早稲田・法 VS 慶應・法 | 13.3 | 86.7 | 7.1 | 82.9 | 16.0 | 84.0 |
上記の通り、2018年度はすべて慶應を選択していたのが、2021年度は法学部VS法学部のみ慶應が選ばれ、それ以外は早稲田の選択者の方が多くなってきていると言えそうです。。
早稲田の政治経済学部は数学必修化で明らかに潮目が変わったと考えるべきですが、法学部は特に入試改革があったわけではありません。
あえて言うなら、早稲田政経の数学必修化について行けない受検生が、政経をあきらめて法学部に流れたということはあるでしょう。法学部同氏は偏差値でも慶應が勝っているため、慶應が選ばれたということだと思います。
早慶のイメージ比較
これまで多くの早稲田大学・慶應義塾大学の学生を見てきましたが、早慶のイメージをまとめると以下のような感じになります。
一匹狼的な早稲田大学
早稲田大学は、慶應義塾大学に比べて学部の偏差値が広いこともあり、いろいろな人種が集まっているようです。学生のイメージは以下のような感じです(あくまで個人の感想です)。
- 1人ひとりの個性が強い
- お互いの行動にあまり干渉したがらない
- 我が道を行く学生が多い
- いわゆるバンカラ的な学生が今もいる
ここ10年くらいで早稲田大学は学生に対するフォローが丁寧になった印象が強いです。大学に入ったらあとは学生が自分で何とかすれば良いというようなことはなく、大学側も学生に様々な対応をしてくれます。面倒見が良い大学だと思います。
協力体制の強い慶應義塾大学
慶應義塾大学は、どの学部を取っても一定以上の偏差値があり、レベルが高いのが特徴です。また、早稲田と異なり医学部を持っていること、薬学部の設置や現在準備中の塔鏡視下が異学統合による歯学部設置など、私大にあって非常に広い学部系統を持っているのが特徴です。
学生のイメージは以下のような感じです(あくまで個人の感想です)。
- 上品でおしゃれ
- 金融界に強いバックボーンをもつ
- 卒業生同士のつながりが強い
SFCは他のキャンパスとは少し雰囲気が異なりますね。独立志向で他の学部より一層個性が強い人が多いイメージです。
早慶のどっちを選ぶかは、大学に自分で赴いてキャンパスの空気を実際に感じてみることが第一歩です。就職先などは傾向を表しているにすぎず、その就職先に行けるかどうかは本人次第です。また、入試結果も早稲田合格・慶應不合格や慶應合格・早稲田不合格などによって、選びたくても選べない状況もありますから、それぞれの個性を知って自分の考えと合うかをよく見ることが重要です。
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