こんにちは。まさおです。
コロナの感染者が一気に増えてきました。11/18の新規感染者は2,200名と過去最高を更新。感染者の世代も広がっています。
感染者の増加ペースを見るとピークはもう少し先の様子。果たして入試への影響は?
今回は「コロナの感染増と入試への影響」を考えてみます。
コロナの新規感染者動向
2020年11月18日の新型コロナの感染者数は2200人程度でした。これは過去最高の数値で、この後の展開も全く予断を許さない状況です。
Yahoo! Japanの国内下線者数動向を見ると以下のような状態でした。
第1波より第2波の方がピークは大きく、その後の減り方も緩やかです。
スケール的にも第1波のピークの約2倍が第2波のピークです。
同じペースで第3波を考えるのは早計ですが、第3波のピークは1日当たりの感染者数が3,000名くらいになりそうということになりますね。
ウイルスの感染はある状況を超えると爆発的に広がるという特徴があります。現在は経済を回す方が優先し、外出規制等をほとんどしていませんから、今のままでは数値はなかなか下がって来ないようにも見えます。
新規感染者の抑制施策をすぐに実行しないとピークがもっと先に
北海道や東京がいよいよ夜間の外出規制などの感染抑止の動きに出て来そうです。
第2波と違うのは、「GoToトラベル」や「GoToイート」といったキャンペーンで人の移動を国が後押しした後の第3波であるということです。
国の施策として人の移動を後押しした後なだけにブレーキが踏みづらく、この状況になっても外出規制に二の足を踏んでいる状況となっています。
以下の朝日新聞の記事でも、東京都の夜間外出の抑制や営業時間の短縮要請などはまだ早いという認識がありそうです。
自分は素人ですから正確なことは言えませんが、客観的に見て、感染拡大期に人が市中にたくさん出歩いているのであれば、感染はすぐには減らないということに見えます。
現在の1日の感染者数2200名はピークではなく上り坂の途中で、ピークは数週間先になるのではないかと考えるのが自然な流れでしょう。
入試は1月16・17日の共通テストから逆算して考えるべき
一方で、このまま感染が拡大した場合、入試への影響はどうなるのでしょうか?
これまで多くの受験関係者は、コロナが拡大しても入試は延期しないというような発言を方々でしてきています。
第2波までの状況であればそれもあり得たかと思いますが、現時点では感染者の世代も多様、地域も広がって、全国的な感染拡大をしり目に本当に予定通りに入試をやるべきなのか、判断する人の良識も問われかねない状況です。
入試期間の最大のイベントは1月16・17日に行われる初めての大学入学共通テストです。
出願数は全体の99.8%程度に当たる53万1000人余りが第1日程と呼ばれる1月16・17日に試験を受ける予定です。ちなみに1月30・31日の第2日程の出願者は800人弱で、大半が第1日程に集まっている状況で、これも感染拡大のきっかけになりかねない受験者の大移動が行われます。
主催者は共通テストの実施1か月前の12月中旬位をめどに感染者の動向を見て判断を迫られると思います。一般的にはこれだけの大きなイベントを延期にした場合、延期先の日程の調整ができませんから、多少無理をしてでも予定通りやるという判断を下すと思います。
一方で重症患者数や医療現場のひっ迫状況を考えると、GoToトラベルでの人の移動がきっかけとなった今回の感染拡大を受けて、入試を本当に予定通りやるべきかという意見が出てくるのも間違いないと思います。
状況によっては万が一の延期の可能性を頭に入れておくことも重要だと思います。
受験生は感染予防をしながら粛々と準備するのみ
では、受験生はどんな準備をしたらよいのでしょうか?
未来が見えないのは大変なストレスだと思いますが、予定通り入試が実施される前提で粛々と入試の準備を進めていくしかありません。
仮に入試が延期になるようなことがあったとしても、準備内容が無駄になることはありません。
むしろ、浮足立って外に出歩き変なウイルスをもらって来てしまう方が危険です。
自身の感染リスク管理をきちんと行い(それでも感染してしまうこともあるのがコロナです)、万全の対応をして入試を迎えるよう、「粛々と」準備を続けるしかありません。
焦りは禁物です。落ち着いて目の前の事象に向き合うようにしましょう。
この局面の感染拡大は、イベント主催者の良識や胆力が問われる非常に難しい問題です。未来を担う若者の大半が参加する共通テストで、万が一のクラスターを発生させた場合、社会全体からの強いバッシングに遭うことも目に見えているわけですから、安易に強行せず冷静な判断をお願いしたいです。
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