【学校再開】コロナ感染予防マニュアルで学校はどう変わる?

教育に関する政策
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まさお
まさお

文部科学省は、5月22日、学校再開に向けた衛生管理マニュアルを発表しました。地域の感染レベルを3段階に分け、段階に応じた生活様式を踏まえて学校をどのように運営すべきかといった指針を示したものです。

今回はこの「衛生管理マニュアル」を取り上げ、これにより学校の生活がどのように変わるかを考えたいと思います。

学校における新しい生活様式

1.宣言解除後も「感染拡大注意都道府県」と一部の「感染観察都道府県」には、一定レベルの制限あり
⇒身体的距離は2mを目安とするため一斉登校は難しく、分散登校が増える
部活動は教師の確認の下、リスクの低い活動から実施
2.どの県も「感染観察都道府県」に当面該当するため身体的距離の確保は必須
⇒身体的距離は1mを目安とする。席を離して一斉登校
部活動は十分な感染対策を行ったうえで実施

文部科学省の「衛生管理マニュアル」は以下のリンクから確認が可能です。

https://www.mext.go.jp/content/20200522_mxt_kouhou02_mext_00029_01.pdf

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緊急事態宣言解除後も感染リスクはゼロにならない

3月2日から始まった全国の一斉休校措置は、小中高校生の生活を一変させてしまいました。終業式も卒業式も入学式もままならず、心の整理もつかないままに新学年へと移行した今回の対応は、やむを得ないと言いつつも様々な爪痕を残したと思います。

段階的に緊急事態宣言の解除が進み、いよいよ最後に残った首都圏や北海道も宣言解除までたどり着きました。
3月からの休校についても、一旦解除となり、部分的であれ学校が再開していく流れとなります。

ただし、前提として確認しておかないといけないのは「感染リスクがゼロになったわけではない」ということです。

あくまでも感染のリスクを受容したまま、少しでも軽減した上で学校生活を行っていこうという趣旨であることを念頭に置いておかなければなりません。

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「新しい生活様式」を踏まえた学校の行動基準

文科省のマニュアルによると以下のような対応表となっています。

「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」より

各レベルは以下の通りです。少し長いですが、正確である必要があるので同マニュアルより引用します。

レベル3

生活圏内の状況が、「特定(警戒)都道府県」に相当する感染状況である地域(累積患者数、感染経路が不明な感染者数の割合、直近1週間の倍加時間などで判断する。特措法第 45 条に基づく「徹底した行動変容の要請」で新規感染者数を劇的に抑え込む地域。)

レベル2

生活圏内の状況が、
「感染拡大注意都道府県」に相当する感染状況である地域(特定(警戒)都道府県の指定基準等を踏まえつつ、その半分程度などの新規報告者等で判断することが考えられる。感染状況をモニタリングしながら、「新しい生活様式」を徹底するとともに、必要に応じ、知事が特措法第 24条第9項に基づく協力要請を実施する地域)
及び
②「感染観察都道府県」に相当する感染状況である地域のうち、感染経路が不明な感染者が過去に一定程度存在していたことなどにより当面の間注意を要する地域

レベル1

生活圏内の状況が、感染観察都道府県に相当する感染状況である地域のうち、レベル2にあたらないもの(新規感染者が一定程度確認されるものの、感染拡大注意都道府県の基準には達していない。引き続き感染状況をモニタリングしながら、「新しい生活様式」を徹底する地域)

感染者がほとんど出ていない地域はレベル1でよいでしょうが、首都圏や大阪・兵庫といったあたりは当面レベル2で考えるのが妥当と思われます。

まさお
まさお

人口密集地域の学校は当面レベルⅡを前提に学校が動き出すと考えるべきでしょう。
では、レベル2の具体はどのような内容になるのでしょうか?

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すぐには元に戻らないレベル2の学校

レベル2でやるべきことは以下の3点です。

1.身体的距離
⇒できるだけ2m(最低1m)
2.感染リスクの高い教科活動
⇒(体育等では)リスクの低い活動から徐々に実施
3.部活動(自由意思の活動)
⇒リスクの低い活動から徐々に実施し、教師等が活動状況の確認を徹底

当面はマスク・体温測定・こまめな手洗い等を続ける

学校での集団感染はまだほとんど発生していないのですが、世界中で一斉に学校が休校となってしまったため、知見がないだけと言われています。今後、学校が始まれば必ず集団感染が出るはずと考えた準備が必要です。

マニュアルでは家族経由の感染を学校に持ち込まないことを重視しており、日々の本人及び家族の検温やマスク着用は当然続けることになります。
学校では登校時に検温結果と健康状態の把握を行うことになります。

また、感染予防の基本行動である「手洗い」については、そのタイミングも含めて当面管理が続くものと思われます。

分散登校・教室での座席の配置

レベル3・2の地域では、分散登校と時差登校を適宜組み合わせるなどの運用を推奨しています。

座席の配置もマニュアル上以下のような例が示されています。

端的に言うと、通学は従来の約半分の時間となり、クラスが一斉に集まるのは特別な行事のときのみということになります。
学校の滞在時間が短くなる分はオンライン学習などでフォローを入れる自治体が大半になるでしょう。

体育も球技などはずぐには難しいと思いますので、工程を広くとってラジオ体操や柔軟体操といった、体は動かすが生徒にとってはあまり面白くないものが続く可能性があります。やむを得ないとは思いますが、生徒は少し不憫です。

レベル1になれば多少学校らしくなるが…

レベル1にまでなれば、クラスも40人一斉に登校しての授業再開となるのですが、そうなった場合には感染リスクが相当高まると思われます。
最初の数週間はそれでも良いかもしれませんが、徐々に感染者が増えてレベル2・レベル3への移行ということにもなりかねません。

つまり、当面はレベル2を中心に行ったり来たりの状況が続くのではないかと思われます。

そうなるときになるのは学習進度です。緊急事態宣言解除後もすぐに学校の進度は元のペースには戻せないということになります。当初予想されていたことではありますが、受験生の対応などは不十分なまま、1学期を終えることになると思います。
当面は気を緩めず、自宅学習などの充実を図っていく必要があることには変わりがないという結論になります。

まさお
まさお

緊急事態宣言解除は、停滞した経済活動を再始動するためのきっかけではありますが、元の生活に戻るという意味合いではないことがわかりますね。
まだまだ気を緩めず、学習進度も学校に頼らず、塾なども利用しながらきちんと管理していく必要があると思います。

やはり長期戦であることは間違いありません

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