こんにちは。まさおです。
新型コロナのデルタ株が猛威を振るっていて、夏休みを延期したり、2学期の授業をオンラインにする自治体が出てきています。一方でパラリンピック明日開幕。
学校観戦も現時点で17万人程度が予定されているそうです。
子供への感染拡大のスピードを考えると今回は中止すべきと思います。
今回のテーマは「パラリンピックの学校観戦は中止すべき」です。
パラリンピック学校観戦実施予定
今回のパラリンピック学校観戦は8/21段階で東京・千葉・埼玉でべ17万人2千人ほどが参加予定だそうです。
オリンピックの学校観戦はほぼ全面的に中止になったのに対して、パラリンピックはこの感染拡大局面でも実施を強行する予定のようです。
そもそもパラリンピックは無観客開催となっているのに、学校観戦は実施されるということは、学校観戦者は観客に当たらないという発想のようです。
無観客開催を決定した意図と学校観戦を実施する意図が矛盾しているようにも見えますね。
学校観戦を強行したい背景は?
普通に考えれば学校観戦は中止にするのが妥当だと思うのですが、それでも観戦させたい理由は何なのでしょうか?
ネット上でははっきりした意見が見えませんが、様々な記事から想像するに以下のような理由が背景にありそうです。
- 共生社会実現に向けて子供たちにパラリンピックを見せる教育的効果はオリンピックよりも大きい
- 現場からは感染を希望する声が多数都庁に寄せられている
- 今から中止するのは実務的に間に合わない
確かにパラリンピックの参加者を直接見る機会は、ハンディキャップを持った人が目標を持って努力している様子を直接見ることにつながり、子供たちの意識変革に効果はありそうです。
一方で、学校現場が現在の状況下で本当に観戦を切に希望しているかというとそこまでの意志はないようにも感じます。
夏休みの延期などの実施する自治体の動きを見るとこれまでにない危機感を現場は感じているのではないでしょうか?
どちらかというと、実務的な準備を進めてきた事務方の都合で「今から中止は困る」といった背景があるようにすら見えてしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか。
オリンピックが終わってひと段落した感覚があり、パラへの準備が後手に回った可能性もあります。パラリンピックの学校観戦プログラムの対応を放置していたとは思いませんが、冷静な判断を先送りにしてきたようには見えてしまいますね。
各家庭の判断で欠席することも大事
普通に考えれば、今からでも中止の判断をすべきと思いますが、明日からの開幕ですでに動き出しているところもあることを考えると、一部中止くらいで落ち着くのが結論のように思います。
大事なことは学校観戦に子供を参加させるのがリスクだと親が判断したら欠席するということだと思います。
塾や学校の現場の様子を見ていると、子供たち自体の感染の多くは家庭内感染で、感染したことに気づかずに学校生や塾で生活をしていると、一定の感染対策をとってもあっという間に感染が広がるというのが実際のところのように見えます。
また、子供の発熱も今は増えているように思います。これまでは感染に気付かず症状も出ないというケースが多かったように思いますが、ここ1カ月程度は38度台の熱を出す生徒が増えてきており、感染し発症する状況になってきています。
現時点では、一定の感染対策をとっても感染リスクは高いと考えるべきで、それでも実施するにはそれ相当の感染防止施策が必要だと思います。
パラリンピックをテレビで感染するのと現場に行くのでどれほどの差があるのか、その具体を示して説明してもらえないと納得ができな状況だと思います。
いずれにせよ、今は自衛策が大事なので、実施の判断は冷静にご家庭単位で行うのがよいと思います。
子供は大人がどんな判断をしているか、冷静に見ています。今回の対応の迷走ぶりの教育効果はパラリンピック感染以上にマイナスの効果があるかもしれません…。
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