こんにちは。まさおです。
夏休みが始まる前はデルタ株がこれほどの速度で一気に広がるとは予想していませんでしたが、今や学校での集団感染もに普通に起こる状況になってきました。
このまま9月1日から2学期がスタートすると、入試への影響が気になってきます。
今回のテーマは「コロナ禍の2学期と大学受験を予測する」です。
学校クラスターで2学期の様子は激変する?
明日から多くの学校で2学期授業がスタートします。ひところに比べれば新規下線者数は減少してきていますが、10代の感染は8月に入って激増しました。
文部科学省はクラスに複数の感染者が出た場合は学級閉鎖をするようにという基準を出しており、現在の感染のペースであれば多くのクラスが学級閉鎖を経験するのではないかと思われます。
札幌ではすでに多くの小中学校で学級閉鎖になっています。
受験生の立場で考えると、学級閉鎖が1週間程度続くとなると受験準備への影響は必至です。特に9月ごろの学級閉鎖と12月の学級閉鎖では意味合いが異なってきます。
受験直前の学級閉鎖は入試への影響が大きいので、学校の授業を中心に学習ペースを組み立てている場合は、塾・予備校などを使って休校時も受験勉強体勢が維持できるように準備をしておくことが必要です。
塾・予備校での感染リスクも今は相当高いので、オンライン授業との併用が望ましいと思います。
受験生は感染対策と入試対策の二本立てが求められる
受験生には自分自身で感染リスクを管理する能力が求められます。
入試対策を行うと同時に、通学時や通塾時の感染リスクを最小化する努力を自らの責任で行う必要があります。
主なポイントは以下のような内容になると思います。
入試対策の学習はただでさえストレスが多くなりがちですが、友達の一緒に息抜きに出かけるといった対応が感染リスクを引き上げてしまう状況なので、息抜きも極力オンラインイベントなどにすることが望ましいと思います。
22年度共通テストは21年度よりも感染対策が必要に
来年1月の共通テストは2021年度と違って日程選択等がありません。
50万人以上が一斉に受験をするため、21年度以上に感染対策の強化が必要になると思います。
幸いにして21年度入試では試験会場での感染者が出ず大事に至らなかったのですが、22年度は21年度以上に感染リスクが高くなっている可能性が高く、21年度の対応では感染を防げない可能性があります。
万が一、共通テストで感染ということになると2月の個別試験への影響は免れません。
受験機会そのものを失ってしまう可能性がありますので、自己防衛を意識しておくことが重要です。
まずは9月以降の学校での感染状況を注視して、どのような学校や授業でどのような感染の広がりを見せるかを確認し、試験会場の運営に反映させるといった手順が必要になると思います。
受験生の側は、模擬試験を活用し、試験場での自分の行動をどう管理すべきかを考えておくことが重要です。特に食事とトイレなどの会場内の移動、自宅から会場までの移動ルート上の感染リスクなど、いつも以上に気を使ってチェックをしておく必要があります。
総合型選抜なども活用するべき
9月から出願開始となる総合型選抜はオンライン面接などで受験できるため、一般選抜に比べて感染対策がしやすいのが特徴です。
今や定員枠もかなり拡大していますが、志望大学の総合型選抜を活用できる場合は積極的に出願をした方がよいでしょう。
9月・10月の2か月はコロナ感染の動向を注視して、どうふるまっていくべきかを見極めるようにしましょう。10月ごろには感染が一時収まって、年末に向けてまた感染者が増えていくような動きになる可能性もあります。
来年の入試は自らの感染リスクを最小化するための自己管理の強化が求められます。
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