こんにちは。まさおです。
4/19、全国学力調査が実施されました。今年は4年ぶりに理科も実施され、小6は算数・国語・理科の3科目が、中3は数学・国語・理科が実施されました。
今回のテーマは「2022年度全国学力・学習状況調査実施状況」です。
全国学力・学習状況調査実施状況
4/19,2022年度の全国学力・学習状況調査が実施されました。
学校の序列化が進むとか、予算の無駄遣いだという声も毎年聞こえてきますが、2007(平成19)年の導入から16回実施されています。
今回は実施内容について解説をします。
今回の参加校数
今回の参加校数は以下のような状況です。
区分 | 対象校 | 参加校 | 参加率 |
---|---|---|---|
国立小 | 75 | 75 | 100.0% |
公立小 | 18,805 | 18,805 | 100.0% |
私立小 | 242 | 127 | 52.5% |
小学校計 | 19,007 | 19,122 | 99.4% |
国立中 | 80 | 80 | 100.0% |
公立中 | 9,437 | 9,437 | 100.0% |
私立中 | 765 | 339 | 44.3% |
中学校計 | 10,282 | 9,856 | 95.9% |
総合計 | 29,404 | 28,863 | 98.2% |
導入当初は参加校数がどうなっているかが話題になりましたが、今は国公立全校の参加が普通になりましたので、ある意味全体把握ができる悉皆(しっかい)調査として機能すると思います。
問題はこの結果の使い方になりますよね。
実施科目の変遷
今回は、国語・算数(数学)に加えて理科を実施しています。
問題と解答データはこちらで確認できます。
理科の実施は4年ぶりとなっていますが、過去の実施科目状況を確認してみましょう。
実施年度 | 小学校実施科目 | 中学校実施科目 |
---|---|---|
2022(令和4)年度 | 国語・算数・理科 | 国語・数学・理科 |
2021(令和3)年度 | 国語・算数 | 国語・数学 |
2020(令和2)年度 コロナで問題提供のみ | 国語・算数 | 国語・数学 |
2019(平成31)年度 | 国語・算数 | 国語Ⅰ・国語Ⅱ 数学 英語 |
2018(平成30)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B 理科 | 国語A・国語B 数学A・数学B 理科 |
2017(平成29)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B | 国語A・国語B 数学A・数学B |
2016(平成28)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B | 国語A・国語B 数学A・数学B |
2015(平成27)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B 理科 | 国語A・国語B 数学A・数学B 理科 |
2014(平成26)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B | 国語A・国語B 数学A・数学B |
2013(平成25)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B | 国語A・国語B 数学A・数学B |
2012(平成24)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B 理科 | 国語A・国語B 数学A・数学B 理科 |
2011(平成23)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B | 国語A・国語B 数学A・数学B |
2010(平成22)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B | 国語A・国語B 数学A・数学B |
2009(平成21)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B | 国語A・国語B 数学A・数学B |
2008(平成20)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B | 国語A・国語B 数学A・数学B |
2007(平成19)年度 | 国語A・国語B 算数A・算数B | 国語A・国語B 数学A・数学B |
上記の通り、かつてABに分かれていた問題は、新指導要領の実施を見据えて統合されています。
知識と活用と明確に分けることでそれ用の対策をされることなど様々な背景があったように言われていますが、単純に実施時間の負担も大きのではないかと思います。
実施科目ですが、3年に1回理科が実施されるのが標準的な設定です。
2020年度はコロナのため学校内で実施されず、問題用紙のみの提供でしたからこの年が調査年度としてカウントされずに、準備が1年ずれているようにも見えますが…。
英語は2019年に一度実施されています。
今年の出題内容については少し意見を述べたいところもあるので、それは別の記事で掲載します。
一定の時間的な負担、予算的な負担を持って実施しているので、有効活用されることを期待したいですね。
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