【また取り残される?】デジタル教科書の全面移行86%が懸念

デジタル教科書全面移行に86%が懸念教育に関する政策
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
2022年4月から英語の教科書を中心にデジタル教科書の無償提供がスタートしています。読売新聞のアンケートでは、デジタル教科書への全面移行に86%が懸念を感じているとのこと。
本当に教科書のデジタル化は進むのでしょうか?
今回のテーマは「デジタル教科書に公立小中の86%が懸念」という内容です。

デジタル教科書は普及するか?

◆読売新聞のアンケートでは公立小中の86%が懸念
⇒懸念があるが28%、懸念がややあるが58%
⇒懸念の主たる内容は端末の故障や不具合
◆確率の低いことを懸念するとすべてが進まない
まずスタートしてから課題を乗り切る姿勢がないとデジタル教科書は普及しない
⇒安全策で紙の教科書を使っても国際的に乗り遅れるだけ
※世界を見て日本の子どもの教育はどうあるべきかを考えるべき

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デジタル教科書への懸念

読売新聞の4/17の記事でデジタル教科書導入について、公立小中の86%が懸念という記事が出ていました。

読売新聞のアンケートより

全国の小中学校の329校のこの回答、皆さんはどう思いますか?

教育のデジタル化は喫緊の課題

日本は長くICT教育や企業のICT導入で後れを取ってきました。
もはや発展途上国に近いレベルでICT教育の導入が遅れていました。

それで、コロナを機にGIGAスクール構想と言って学校に一気にデジタル端末を導入したのはいいものの、なかなかうまく使いこなせないという状況が続いているようです。

このままではますます世界から取り残されてしまいます…。

そもそも学校の教育がICT化されるべきなのは、日常生活においてICT機器を触る経験をすべての子どもに持ってもらうということがスタート地点であって、ICT機器を使うと学力が向上するという話ではありません

ここを勘違いしていると、デジタル教科書の普及は22世紀になっても難しいということになってしまいます。

まずは、世界標準に日本の子どもを押し上げるためにも、日常の学習の場でデジタル機器を使うことが重要だと思います。

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学校の先生のデジタル機器への向き合い方

日本の小中の先生の86%が仮に何らかの懸念を感じていたとしても、上記の背景からデジタル教科書の導入は急ぐべきです。

このようなデジタル機器の導入時に重要なことは「100%を求めない」ということです。
今回の懸念の中にあった「端末の故障や不具合」についても、故障や不具合があったら隣の子供の端末を見せてもらえばよいだけの話です。

例えば、紙の教科書であれば、お茶をこぼして使えなくなったり、なくしてしまったりといったことがあっても、対処して授業は実施できると思います。

紙の教科書を忘れたりなくしたりした生徒の対処と、デジタル教科書の故障や不具合があった生徒の対処は本質的には同じでよいはずです。

端末が高価な機材なだけに、先生が復旧させようと努力をしようなどと思うから敷居が高くなるのであって、再起動などを授業後にやってもらい、授業中は隣の生徒の教科書を見せてもらうなどの対応で十分授業はやっていけるはずです。

重要なことは、デジタル教科書だからと言って紙の教科書とは別物と考えてハードルを上げてしまわないことです。あくまで紙の教科書が端末に代わっただけだと割り切って対処をして早く経験値を積むことの方がよほど重要です。

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トラブル前提でデジタル教科書を使い倒そう

まずは、懸念も不安も吹き飛ばして、デジタル教科書を楽しんで使ってみることが重要です。教科書が紙だろうがデジタルだろうが、黒板に書いて説明する内容は大きくは変わらないはずです(今のところ)。

変に腰の引けた対応をするのではなく、デジタル教科書を子どもたちと一緒に学びながら使ってみることで新しい使い方を発見したり、子供たちに使い方を教えられたりすることもあると思います。

それらをすべて含んで、まずはデジタル教科書を使ってみることが重要です。

まさお
まさお

日本の教育のICT化が進まないのは、学校の先生がまじめすぎることが背景にあると思います。自分の理想の授業のイメージに電子端末がうまくあてはめられずに使いこなせないことが間々あるようです。
デジタル教科書をおもちゃの一つだと思って、生徒と一緒にその機能に驚きながら一緒に使ってみることで慣れも生まれて使いやすくなっていくと思います。
そこまで行ければ次のステップに上がれると思うので、学校の先生、頑張りましょう!

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