こんにちは。まさおです。
5/11に授業をストライキして話題になった和歌山南陵高校でストライキを主導した副校長が、6月3日懲戒解雇になっていたことがわかりました。
元副校長は地位確認を求める訴えを大阪地裁に起こすそうです。
今回のテーマは「和歌山南陵高校副校長の懲戒解雇」です。
授業スト主導の副校長が懲戒解雇に
教職員への給与未払いや保護者への就学支援金の不払いなどが相次いでいる和歌山南陵高校で、5/11に実施体授業ストライキを主導した副校長が懲戒解雇になっていたことがわかりました。
以下の報道で伝えています。
ポイントは以下の通りです。
- 校長は法人理事長が兼任し学校にはほとんどいない
- 副校長は事実上の現場トップ
- 解雇理由は職員会議での説明が虚偽だったことと反対する教職員を怒鳴ったこと
- 解雇された元副校長はそのような説明はしていないと主張
- 元訴訟を通じて学校で起きていることを明らかにしたい意向
学園側がこのタイミングで副校長を懲戒解雇にするというのは、よほどの証拠を持っているか、何も考えていないかのどちらかだと思います。
一般的に考えて懲戒解雇になればこのような展開は明白で、学校にとっては何のメリットもないと思います。理事長の個人的な私怨による対応のように見えてなりません。
学園側は事実関係の説明を行うべき
和歌山南陵高校に関する一連の報道で最も問題に思えるのは、学園側が事実関係の説明を行っていないことです。
理事長は5/23の理事会をもって退任するという話もありましたが、その後新理事長が出てきたという話も出て来ません。
その場その場をしのぐために、拙い対応を繰り返しているようにしか見えないところが最大の問題点だと思います。
今回、元副校長が提訴することにより、裁判で様々な事実が明らかになる可能性がありますが、民事裁判である以上、限界もあると思います。
給与未払いの教職員や就学支援金不払いの保護者が刑事告訴をすれば、警察の捜査が入り不払いになった背景などが明らかになると思います。
学園側も理事長以外に誰がいるのかわかりませんが、この対応で学園側にプラスの要素は何もないことはわかっていると思いますので、真っ当な大人の判断で速く正常化に向けて動いてほしいものです。
現在も生徒が在籍し、学習を続けていることを忘れてはいけないと思います。
生徒不在の大人同士のけんかのような構図は、教育的にもよくないですし、生徒の長い人生に暗い影を落としてしまうことになると思います。
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