【もっと議論を】スポーツ賭博の収益を部活動支援に使う是非

スポーツ賭博の収益を部活動支援に使うのは悪いことかその他
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
スポーツ賭博を解禁しようという動きが経済界を中心に動いています。一方部活動の財源確保をめぐって、スポーツ賭博の収益を使うという話が一部に出ていますが、末松文部科学大臣はこの動きを全面否定しています。
今回は「スポーツ賭博を部活動の財源に充てるべきか」について考えてみます。

スポーツ賭博を部活動の財源に充てるべきか

◆スポーツ賭博解禁は前向きに検討すべき
欧米諸国の対応をきちんと学び制度設計をすべき
⇒依存症が増えるなどのマイナス要素にだけ注目するのは必ずしもよくない
◆部活動の地域移行と財源問題はセットで考えるべき
⇒地域移行のスピードが遅い背景に人と金の確保の問題がある
スポーツ賭博が財源問題を解決するなら十分検討の価値がある

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スポーツ賭博は悪いことか

スポーツ賭博というとどうしてもギャンブルのマイナスイメージがついて回るので否定的な意見が多く出てきます。

一方で、日本でも競馬を中心に公営ギャンブルには大勢の人が参加をしています。競馬のCMなどを見ると大学生をはじめとして多くの一般人がまさに賭博を楽しむという感じもありますよね。

この賭博の持っているマイナスイメージと日本の公営ギャンブルの現状を考えると、適切な検討の下に対象を広げていくことは必ずしもマイナスではないと思います。

海外のスポーツ賭博事情

海外のスポーツ賭博の状況を見ると以下のような動きになっています。

イギリスのブックメーカーは有名ですが、2010年以降、フランス・ドイツ・アメリカ・カナダが民間への解法や合法化を進めています。

これによる負の影響もあるはずですが、それも含めきちんとした議論が行われることが大事だと思います。

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部活の地域移行とスポーツ賭博

仮にスポーツ賭博が解禁された場合、部活動振興の財源にこの収益を当てることは適切なのでしょうか?

教育現場は困惑

現場は困惑しているという読売新聞の記事をご紹介しておきます。

考え方次第で部活進行が進む

現在検討中の収益の使用方法をきちんと整理しないといけませんが、部活動振興に財源を充てるのは適切な判断だと思います。

現在の「部活動」は「学校教育の一環」という位置づけになっています。これを前提に考えると賭博の収益を当てるのはありえないという議論になってしまいます。

一方で部活動の地域移行というのは、「学校教育の一環」から切り離してスポーツを楽しみたい人が地域のスポーツ団体に所属して活動することを推奨し、「受益者負担」で進めていくことを前提にしています。

スポーツ団体の一番下位のエントリー層を受け容れる場所だと捉えるべきだと思います。
その前提であれば、スポーツに親しむ中高生のすそ野を広げる活動にスポーツ賭博の財源を充てることは至極自然なことに見えます。

論点として、学校教員の負担軽減のためのスポーツの地域移行であれば、「学校教育の一環」という考え方を辞めないと話が進まなくなるということだと思います。

授業の一環で行う「必修クラブ」のようなもののみを学校教育の一環に据えて、それ以外の活動は個人の趣味として移行する形に早く舵を切らないと、学校教員の負担は結局ずっと残ったままということになると思います。

まさお
まさお

降って湧いたような話なので、文科省や経済産業省の関係各位が必至に否定しているように見えますが、冷静に考えれば早く議論した方がよいテーマのように思います。
否定ありきではなく、改めて選択肢に組み入れて考え直すという方向に進んでもらいたいと思います。

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