【過去10年間で最低】東大の科類別合格最低点を確認!

東大合格最低テインの過去10年推移大学入試
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
東京大学は文系ではかつて文科一類が最も難易度が高かったのですが、ここ数年で文科二類や文科三類が合格最低点で逆転する現象が起きています。2022年度はどうだったのでしょうか。
今回は「東京大学の合格最低点」を取り上げます。
共通テストの難化もあり過去10年で最低となっています。

東京大学の合格最低点

◆合格最低点は2021年度に続き今年も文科一類が一番低い
河合塾のデータは文Ⅰ303点・文Ⅱ306点・文Ⅲ305点
⇒共通テスト+2次試験の550点満点では文Ⅰが最低点
◆合格者の平均点は文Ⅰがトップで文Ⅱが2位
⇒文Ⅰ332点・文Ⅱ330点・文Ⅲ328点
トップ生はやはり文Ⅰに集まることがわかる

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東大の合格最低点過去10年推移

河合塾のサイトで東大合格者最低点・平均点の過去10年分の推移が確認できます。

合格最低点の推移

東京大学は共通テストと二次試験の合計550点満点で入試を行っています。
以下の表は550点満点における合格者最低点の推移です。
※文科と理科で受験科目は異なっています。

入試年度文科一類文科二類文科三類理科一類理科二類理科三類
2022303306305303287348
2021335338337333314376
2020344338339321313386
2019352358343335330385
2018355351344319311392
2017355349344347335408
2016352349344328315389
2015325322311323312377
2014333332327307310372
2013349343347316303370
赤字は過去10年で最も高い最低点
青字は過去10年間で最も低い最低点

上記通り、6つの科類すべてで2022年度の合格最低点が最も低いことがわかります。

2次試験の難易度の影響もありますが、共通テストの難化が影響をしています。

文科の3科類では、2017~2018年度ごろには10点以上差があった文科一類と文科三類の合格最低点の差が、2021年度に逆転し2022年度も文科三類の方が文科一類よりも合格最低点が高くなっています。

これは、社会の変化が大きく関係していて、これまで看板だった法学部が相対的に価値を下げて社会学などの学問が価値を増してきたことを示唆しています。

また、どの科類からでもすべての学部に進学できるようになったことから、特定の科類への集中が分散してきたという視点もあると思います。

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合格者平均点の推移

合格者平均点を見ると少し様子が変わってきます。

入試年度文科一類文科二類文科三類理科一類理科二類理科三類
2022332330328334313377
2021361362357361339406
2020374362359353337414
2019379379361363353411
2018381373364352336418
2017381374365378363433
2016379373364358342416
2015354345332353336403
2014358352346338334400
2013377365366345328396
赤字は過去10年で最も高い平均点
青字は過去10年間で最も低い平均点

合格者平均点を見ると、2022年度が過去10年で最低であることは変わりがありませんが、科類間の序列には変化が見て取れます。

文科の合格者平均点は2019年に一類と二類の平均点が並んだものの、基本的には一類→二類→三類の順に序列が見えます

端的に言うと、文科一類は上位生が集まっており、ボーダー付近になると受験者数が減ってくるようなイメージで合格最低点では二類や三類に逆転されるけれども平均点ではゆるぎない位置となっているということです。

まさお
まさお

合格のことだけ考えるなら、合格最低点にフォーカスすることが重要ですが、実際の合格者の全体レベルを見るには平均点を見ることが重要です。
しばらくは文科の3科類はほぼ同点で推移すると思います。
前年の記事も以下に紹介しておきます!

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