「今年の大学入学共通テストもついに締切!いよいよ入試が近づいてきた!」
10/6、令和5年度大学入学共通テストの出願が締め切られました。
大学入試センターは10/6、例年通り締切日17時段階の出願者数を公表しました。初日出願数は前年の79%とかなり少なかったわけですが、最終日でどのような状況になったのでしょうか?
今回のテーマは「令和5年度大学入学共通テスト出願状況」です。
10/6 17時段階の出願者数は前年比95.5%
最初に今年の高校3年生の数を前年と比較しておきましょう。
2021年度の高3生は約112.1万人で前年の114.1万人に比べて2万人の減少となっています。高3生数は前年比で98.2%となっています。
前年と同様の出願率であれば、現役生の出願数が前年比で98.2%程度となるはずです。
実際の出願数は以下の通りです。
区分 | 本年出願者数 | 前年出願者数 | 割合 |
---|---|---|---|
現役生 | 415,713 | 433,491 | 95.9% |
既卒生 | 63,635 | 68,490 | 92.9% |
合計 | 479,348 | 501,981 | 95.5% |
大学入試センターが発表した資料はこちらから確認してください。
出願は10/6消印まで有効のため、例年6%程度は最終出願時に増えることになります。
【現役生の占有率比較】
本年:415,713/479,348⇒86.7%
前年:433,491/501,981⇒86.4%
上記の通り、全体に占める現役生の割合は微増となっています。
高校3年生の人口は98.2%となっていますが、現役生の出願数前年比は95.9%となっていますから、出願する生徒の割合はさらに減少しているということになります。
最終出願見込み数
10/6 17時段階の出願数が毎年発表されますが、出願は郵送で10/6消印有効のため、最終的にはもう少し出願数が増えていきます。
前年度の出願最終日17時段階の数字と最終出願数をもとに、今年の最終出願数を試算してみましょう。
前年は出願最終日の数字が501,981名、最終出願数が530,367名へと約6%増加しました。
現役生は103.7%、既卒生が118.3%増加しています。
それをベースに最終出願数を試算すると以下のようなイメージになります。
現役生=415,713名×103.7%⇒430,940名
既卒生=63,635名×105.7%⇒75,256名
合計=506,454名
前年に比して2万4000名弱出願者数が減る見込みということになります。
共通テストも3回目なので、だんだん受験生側も対応に慣れてきているところがあると思います。現役進学率の高まりもあって、浪人生の受験者は年々減っていますが、今どきの浪人生は明確に行きたい大学があって意志を持って浪人していますので、侮れない強敵ばかりと考えるべきでしょう。
最終志願者数は12月上旬に発表となります。来年度はどうなることか、注目して待ちましょう。
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