こんにちは。まさおです。
巷で話題の「うんこドリル」。小学生向けばかりだと思っていたら、ついに大学受験版の「大学入試 うんこ英単語2000」が6/3に発売されるそうです。
今回のテーマは「うんこドリルは邪道か?」です。
大学受験版うんこドリルが出る意義
最初は小学生向けの漢字ドリルからスタートした「うんこドリル」。おそらく制作者側もこれほどの破壊力を持って売れるとは想像しきれなかったのではないかと思います。
ネットで調べてみると、2020年4月段階で累計650万部程度売れているということですから、その売れ行きは半端ではないようです。
6/3には満を持して、大学受験版の「大学入試 うんこ英単語2000」が発売されるそうです。
帯にも「最終兵器」の文字が。高校生も「うんこ」に反応する時代になったのか、ネタ提供で実際の売れ行きはそこまでいかないのか、個人的にも注目したいと思っています。
個人的には男子を中心に地味に売れるような気がしています。小学生版のような売れ方はしないと思いますが、10万部くらいは行くのではないでしょうか?
学習意欲の源泉はどんなことでもよい
じっさいに「うんこドリル」は邪道なのでしょうか?
結論から言えば、「邪道」ではあります。子どもの興味や関心を引く工夫を凝らして参考書や問題集を作るのは大変な苦労だと思います。
一方で、社会通念に照らした「うんこ」という単語の使い方はある程度の枠組みや規範の中に収めておいた方がよいと思います。
その意味ではこの問題集は、社会通念上の「うんこ」という単語の使い方を変えたという意味で画期的でもあり、邪道でもあるということになるのだと思います。
一方で、この問題集のおかげで従来漢字練習に見向きもしなかった子どもたちが、どんな例文が出てくるかを楽しみにしながら漢字練習をしたのだとすればこれは凄いことだと思います。
世のお母さんたちが大きな声を上げて発する「勉強しなさい!」というセリフの何百倍・何千倍の効果があるということだと思います。
重要なことは学習に向かおうという姿勢を作り上げることであって、そのきっかけはどんなことでもよいと思います。
その意味では、問題集のあり方の最終兵器なのかもしれません。
そもそも「うんこ」という言葉に子供が反応するのは、大人が眉を顰める言葉を使うことに対する「背徳の悦び」のようなものがあるのだと思います。
それを何の気兼ねもなく堂々と使えること自体は子供にとって画期的なことだと思います。ただし、慣れるのも早いかもしれません。大人が一緒に面白がっていると、早晩ブームが廃れることになると思います。大人は眉をひそめたままでいる方が結果子どもたちは勉強するのかもしれませんね。
大学受験の英単語とうんこの関係
今回紹介した大学受験英単語のうんこ版というのはどういうことになるのでしょうか。
当然大学受験に出てくる単語を扱うわけですから、例文自体も少し難易度の高いものにならざるを得ません。しかも日本語だけではだめで、英文である必要があります。
制作側はものすごくまじめに例文選定をして、そこにうんこを埋め込む作業をしているようです。
アマゾンの紹介ページにも以下のような記述がありました。
・全例文でうんこの使用に成功!
大学受験用の英単語を使って全例文をうんこ例文にすることに成功しました。単調になりがちで長続きさせるのが難しい英単語学習を楽しく進めることができます。
自分も詳細を確認できているわけではありませんが、全ての例文にうんこを入れることにより、どうしても例文の傾向が似通ったものになってしまったり、少し強引なものになってしまったりするのではないかと危惧します。
とはいえ、他の単語帳では学べない高校生はこれを手に取ってみるのも一つの方法だと思います。
電車の中で見ていると周囲の人の顰蹙を買う恐れがあるので、ご注意ください。
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