こんにちは。まさおです。
新型コロナの感染拡大が猛威を振るっています。特に8月に入ってからは塾や学校といった子供の出入りする環境における感染拡大が目立っています。
船橋市は具体名を上げてクラスター発生状況を公表していますので、こちらを見ながら現状と対応を考えたいと思います。
今回のテーマは「塾や学校のクラスター発生状況と対応」です。
船橋市のクラスターレポート
過去になどか取り上げてきた、湘南ゼミナール西船橋教室の大規模感染を発端として、塾内の感染が話題に上っています。
船橋市ではクラスター発生について、具体名を挙げて一覧化していますので、最近のクラスター発生状況が確認可能です。
8月18日段階では8月に入ってからのクラスター報告が12件。そのうちの75%に当たる8件が学校や塾など教育現場におけるクラスターとなっています。
学習塾や英会話教室でのクラスター
8月以降の学習塾での大規模クラスターは、湘南ゼミナールの1件のみが報告されていますが、感染者は最終的に100名となりました。
在籍職員が4名、生徒が168名ということですので、施設に出入りする全職員・生徒の58%が感染するという非常に規模の大きな感染事案となっています。
英会話教室は職員1名、生徒7名の延べ8名が感染しています。
英会話は発話のがレッスンの基本となりますので、感染しやすい環境ということができます。
塾や英会話は学校に比べると教室が狭かったり、学校ほど学習環境への投資がされていないことがあるので、自分が通っている塾や英会話教室がどのような環境なのかを今一度チェックした方がよいと思います。
学校の感染事例
船橋市内で8月に発生したクラスター12件の内、学校案件は4件となっています。
他に放課後教室や保育園などのクラスターが2件報告されています。
学校名 | 職員 | 生徒 |
---|---|---|
千葉県立船橋東高等学校 | 0名 | 8名 |
学校法人船橋学園 東葉高等学校 | 1名 | 7名 |
学校法人鎌形学園 東京学館船橋高等学校 | 1名 | 7名 |
船橋市立船橋高等学校 | 0名 | 21名 |
市立船橋は部活動も大変盛んですが、2つの部活動でクラスターが発生したと学校のHPには記載されています。
船橋市の7月のクラスター報告は2件でした。今月があと10に程度残っていますから、8月中のクラスター報告は20件前後になると予想されます。一気に10倍の規模拡大であると同時に、その4分の3が子どもの教育に関連する場所であることを憂慮します。
施設側の努力だけで感染防止が難しい状況
ここまでの状況を見ると、7月まで各施設が行ってきた感染防止対策が8月になって緩んだというよりも、これまでの対策では感染が防げなくなってきたと考える方が妥当だと思います。
7月末からオリンピックが始まり、各競技の感動的な様子がテレビで報道されることで、部活動へのモチベーションなども上がった生徒も多かったと思います。
一方で、現在の感染経路は多くが家庭内感染とも言われています。
生徒の何人かが自宅で感染してしまい、それに気づかずに学校で生活をして、後から発熱するというケースが多いのだろうと考えられます。
学校や施設側の体制は体勢で強化が必要ではありますが、施設側の対策をあてにして感染のリスクが下がるだろうという考え方は当面辞めた方がよいということだと思います。
基礎疾患があるなどリスクの高い人は外出自粛すべき
現状においては、学校や塾であっても感染リスクが相当高いと判断をして、基礎疾患があるなど感染選を回避したい人は学校や塾を休むべきだと思います。
塾の大半は言えばオンラインへの切り替えなどもやってくれると思います。
塾はどうしても対面指導が指導効果が高いため、塾全体でのオンラインへの移行は塾生の離反の可能性があって難しいと思います。
一方でオンラインを希望される方への対応は柔軟にやってくれる塾が大半ですから、まずはご相談をしてみるとよいでしょう。
1か月程度様子を見て感染者が下降線をたどり始めれば状況が変わると思いますが、現状を冷静に見ると世の中全体が感染への感覚がマヒしているように見えます。
感染する前に自衛策を強化した方がよいと思います。
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