【毒にも薬にも】塾の効果的な使い方3つのポイント

塾の効果的な使い方3つのポイント 学習方法・学習ツール
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まさお
まさお

困ったときの塾頼み
試験が近づくと、塾の先生になんでもお願いしたがる受験生が増えてきます。
塾は使い方次第で毒にも薬にもなります
通っていること自体に安心感を持ってしまうと成績はなかなか上がりません。逆に自分の困りごとを積極的に相談することで短時間でぐんぐん成績が伸びることもあります。

今回は「塾の効果的な利用方法」について取り上げます。

効果的な塾の使い方3つのポイント

◆学習のペースメーカー
定期的に、決まった時間、決まった教科を学び続ける環境を得るには最も有効な手段
◆志望校に応じて適切なレベルの学習を提示してくれる
最短距離で志望校合格の道筋を引いてくれるのが塾の長所。
◆困ったときに相談相手
⇒受験生にとって最も身近な親以外の大人で、自分の背中を押してくれる存在
塾は受け身では効果半減。目的意識を持って活用することが大事!

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なんのために塾に通う?

中高生の皆さんが「塾に通う」と決意する理由はどんな内容でしょうか?

かつて塾生たちに「何で塾に通おうと思ったの?」と全員に聞いてみました。

生徒A
生徒A

親が塾に行けってうるさいので…。

生徒B
生徒B

友だちが塾に通い始めて成績を上げているのを見て焦ってきました…。

こんな声が多いのですが、どうしても受け身で塾に通い始めてしまうことが多く、これだと塾に通う効果が半減してしまいます…。

塾に通うということは、毎月数万円のお金を出して学習する機会を作るということで、保護者の方にとってはそれなりに大きな出費になります。

保護者の方の思いはともかく、通う本人が塾に行くことをきっかけに「自分の成績を上げたい!」「自分を変えたい!」と強く思い、決断して始めることが大事です。

一般的に塾に通って成績を上げる生徒は以下のような目的意識を持っていることが多いです。

一般的な塾に通う目的

① 成績向上・志望校合格のため
② 学習習慣を身につけ、日々の学習のペースを安定させるため。
③ 友達や先生から刺激を受けて自分のやる気を引き出すため。

まさお
まさお

まずは、自分がなぜ塾に通うのか、その目的を意識しましょう。特に、通い始めは比較的そのような意識のある生徒も多いのですが、数カ月たつとその意識が薄れて惰性で通ってしまう人も多いです。

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塾の使い方 3つのポイント

では、具体的にどのように塾を使えばよいか、3つのポイントを解説していきます。

1.塾の最大の効果は学習のペースメーカー

志望校に合格するための塾ではありますが、志望校合格というのは努力の結果たどり着くゴールなので、合格のために何をやらなければならないかを整理しなければなりません。

その際に、最も重要な位置づけが「学習のペースメーカー」としての役割です。

曜日学習内容
月曜日塾で数学を2時間
火曜日家庭で数学の復習を1時間
金曜日の塾の漢字練習30分
水曜日塾で英語を2時間
木曜日家庭で英語の復習を1時間
月曜日の塾(数学)の宿題を1時間
金曜日塾で国・理・社を2時間
土曜日家庭で国理社の復習を1時間
水曜日の塾(英語)の宿題
日曜日予定を入れずお休みとする
突発的に何かあった際には日曜日で調整する

ポイントは以下の3点です。

1週間ペースの作り方のポイント

①塾での学習を月・水・金曜日などと決めて基本ペースを作る。
②塾の間にあたる火・木・土曜日を塾の復習と宿題実施にあてる。
③日曜日は予定を入れずに休みにして、何かの事情でペースが乱れたときの調整に使う。
(受験が近づいたら日曜日も学習日にします)

まさお
まさお

宿題は塾の前日ではなく、3日前にやると不明点があったときに翌日の塾で確認ができます。
復習は塾の翌日の方が記憶に残っていることが多いので時間短縮ができますし、定着度も上がります。

2.学習のレベル調整

塾に通うもう1つの目的は、学習レベルの調整を塾と一緒に行うということです。

皆さんの学力は千差万別ですし、目標とする学校も異なるでしょう。

学校の先取り学習であればある程度一律の学習計画・カリキュラムでもよいのですが、それにしても扱う問題のレベルを間違うと時間のわりに学習効率が上がらないということになります。

多くの塾には学力レベル別に2~4種類程度の教材が用意されています。

学校の教科書はどんなレベルの人にも同じものが使われています。

本来は、最上位の学校を目指す人が取り組むべき教材とまずは平均レベルを確実にクリアしたいという人が取り組むべき教材はおのずと変わってくるはずです。

その差をきちんと意識して最適なレベル設定をしてくれるのが塾に通う目的の1つです。

その意味でも、定期的に模擬試験や塾の試験を受けて、自分の現在の学力や得意・不得意を教科別に測る機会を持つことが重要です。

それがないと、教材や学習ペースのレベル調整ができなくなるからです。

学校の定期テストの成績も重要な要素となります。一方で、一般入試は1年から3年までの全範囲から一気に試験問題が出されますので、定期テストレベルの範囲だけを塗りつぶすような勉強法ばかりしていると、入試直前に後半にの試験に対応できないという問題が発生します

定期テストと範囲の広い実力テストのバランスも塾の先生と相談しながら意識できると入試結果を出しやすくなります。

まさお
まさお

塾でどのレベルの教材で勉強するかで、学習効果はかなり変わってきます。同じ教材でも扱う問題のレベルを調整してもらうなど、自分のレベルにあった問題はどれかを塾の先生にアドバイスを求めると結果がかなり変わってきます。

3.身近な大人に相談できる場所

さらに、塾の重要な役割となるのは「相談相手になる」というところです。

中高生の身近にいる大人と言えば、親か学校の先生なのですが、何でも相談する相手としては少しいハードルが高いです。

塾の先生という立場は、親とも学校とも違う中立な立場で客観的なアドバイスがもらえる貴重な立ち位置の存在です。

志望校に関する相談やテスト前の勉強法に関する相談、選択科目に関する相談など、親とも学校とも違う、第三者の視点でアドバイスをもらえることは大変有意義なことです。

しかも、塾には過去のその地域の受験生のデータの蓄積などもありますから、信頼できる塾の先生が近くにいるということはそれだけでかなり安心感が違うということになります。

まさお
まさお

塾の先生を日常的な相談相手(学習コンサルタント)として、利用できる生徒は、ただ単に授業を受けに塾に通う生徒よりも圧倒的に有利です。
塾の先生からも定期的に声がかかると思いますが、生徒の皆さんが積極的に相談に行く方が、効果は高いと思います。


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