受験直前はいろいろなものを我慢してラストスパートに全エネルギーを注ぐ人も多いと思います。
無事入試当日を迎え、合否かかわらず発表が終わると、今まで封印されていた様々な欲望が解き放たれます。
この記事では、入試直後がいかにその後に影響を与えるかというテーマを取りあげます。
この記事の結論
・ 入試から入学式までの間にある程度の勉強をしておくと入学後かなり有利!
・ 勉強量をゼロにせず、入学直後、最初の定期テストで上位を取ろう!
・ 塾に行っている人は、入学前に数学と古典の先取りがおススメ!!
入試時の順位と入学式時の順位は全然違うという事実
とある高校の先生から聞いた話ですが、高校への新入生の入学直後の実力テストの結果は入学試験時とかなり違うそうです。
入試終了から入学式までの1ヶ月程度で、解法感から遊びまくってしまい、入試前に積み上げた知識をすっかりなくしてしまう人がかなり多くいるようです。
逆に、入学前の時期にコツコツと復習をしていた生徒は、下降する生徒をしり目に自分の順位を上げていく結果になります。この差が入学直後に目に見えて現れるのです。
高校入学後の学習は中学の延長としてスタートするので、高校入学前の学力低下は実はものすごく損です。
塾に行っている人は高校数学の最初の因数分解を先取りするとかなり有利。
古典も動詞や形容詞、形容動詞の活用形や活用の種類を覚えておくだけで相当有利。
高校入学前に、せっかく積み上げた知識を失ってしまうのはもったいない!
というか、ヤバい!!
数学や古典は可能なら高校の先取り学習をしておくと相当有利!!
高校の授業のレベルは中学とは比較にならないほど難しい
いうまでもないことですが、高校の授業レベルは中学よりも高いです。
3年間で覚える英単語は中学時代の1200語から6000語レベルまで増えます。
中学3年間で覚えた単語数を10ヶ月くらいで覚える計算なので、ペースが3倍強に上がると考えましょう。
古典も高校からは本格的な古典文法の学習が始まり、現代語とは別の言語体系として知識を増やしていく必要があります。
単純に覚える知識量は中学時代の10倍以上に増えるでしょう。
数学も計算過程が複雑になります。式の変形一つをとっても、問題集の解説を読んだだけでは、なぜ1行下の式がこんな形に変わったのか、分からなくなる人も出てくるでしょう。
高1スタート時にのんびりしているとあっという間に辛くなるよ。
入学前から少し助走をしているくらいの勉強量は維持しておいて、最初の定期テストの準備を完璧に整えて臨むといいよ!
高校入学後の最初の定期テストの順位がポジションを決める!
高1最初の定期テストは、入学後のオリエンテーションや学校行事などがあり、試験範囲が狭いことが多いです。
入学直後からきちんと勉強をしていれば、ここで好成績を取ることができます。
これがとても重要です。高校は似たような成績の生徒が入試を突破して集まっています。中学と比べれば同じような成績の子が集まっている分、成績の上下が動きやすいのです。
そして、最初の定期テストの順位がその子のクラス内でのポジションをなんとなく決めてしまいます。
「あの子は優秀なんだね」という立ち位置ができると、それ以降もその位置を維持するよう、本人も努力を続けるようになります。
いつまでその成績を維持できるかは本人次第なのですが、このスタートダッシュが地味に後まで響きます。
最初の定期テストは、初対面の人が多い高1のクラス内での自分のポジションを決めてしまうよ!
最初の位置が高いと、その位置を維持しようとするので勉強に打ち込みやすくなる。
スタートダッシュはかなり有効なので、最初の定期テストに命を懸けよう!!
まとめ
・高校入試直後は多くの生徒が勉強をさぼり成績が下がる
・その時期に勉強をすると少ない努力で成績を上げられる
・最初の定期テストでとった順位がその後の高校生活のポジションを決める
入学式前に遊びすぎないようにしっかり入学準備をしておこう!
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