新高校1年生のための入学前に理解したい高校での学習

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まさお
まさお

新型コロナ騒動で中学の卒業式も中止になるところが多いようです。そんな中でも、目前に迫ってきた高校生活。なんとなく節目という感じはしませんが、中学と高校は全く違います!

今回は新高1の「入学前に知っておくべき高校での学習」を取り上げます。

この記事でわかること

中学と高校では学習の考え方が全く違う
同じ学力層の生徒ばかりの環境で一斉スタート
大学入試までの3年は思った以上に短い
高1の秋には文理選択が始まる

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高校の学習は中学とは全く違う

やっと高校入試が終わって、数週間の休みを経て、これから高校生活のスタートです。

今回の新型コロナ騒動で、入試や合格発表もバタバタで入試終了の余韻や友達との最後のお別れもままならない状況ですから、節目という感覚が薄いかもしれません。

でも、高校生活は中学とは全く違ったものであることは理解しておいた方が良いでしょう。

入試を経て同じ学力層が集まっているのが高校

居住地域の学区によって生徒が集められていた公立の中学校と違い、高校は学力別に入試で選抜された人たちが通うケースがほとんどです。

中学時代は学年でトップクラスの生徒も、高校では各中学校の学年トップクラスが集まった環境でのスタートとなります。
油断をするとすぐクラスの平均以下などになる環境であることを理解しておきましょう。

学習内容も中学に比して難易度が違う

1回の授業での進度も中学に比してかなり速くなります。また、学習内容も中学よりは難しいものを扱うわけですから、日々の学習を丁寧に進めておかないと、気づいたら全くわからなくなっていたという可能性も十分あり得ます

日々の予習・復習、そして何よりも学校の授業をきちんと理解するように1回1回の授業を集中して聞く姿勢が大事になります。

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最初の定期テストで上位に入ろう

新しい環境での最初の定期テストは自分の学校内でのポジションを決める大事なテストになります。

最初の定期テストの順位が基準になる

最初のテストがトップ20%くらいの位置なら今後のテストもまずはその位置を維持できるかどうかが基準になりますし、最初が平均点近辺であれば以後のテストでも平均を維持できるかどうかがポイントになります。

最初のテストでどの位置に入るかはその後の基準となる重要な指標と考えましょう。

入学前に塾や動画サイトなどで先取り学習ができるなら少しでも進めておくと良いでしょう。特に数学と古典では先取りの優位性がはっきり出ると思います。

高1の1学期の成績から大学入試で使われる

大学入試は一般入試のほかに指定校推薦や公募推薦、AO入試などの入試形態があります。いずれも、学校成績が出願のベースになります。高1の1学期の成績からの積み上げで出願基準に到達しているかが判定されますから、最初の定期テストから入試と繋がっていることを意識しておきましょう。

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高1の1年間の学習計画

これまでの内容を踏まえて、高1の1年間をどんなイメージでとらえればよいのかまとめ観ました。

4〜6月:最初の定期テストに向けた準備

入学直後は新しい環境になれる時間が必要ですが、学習面においては先ほど書いたように最初の定期テストに万全の準備をして望む心構えが大事です。

中学とは学習の進度も難易度も高いので、計画的な準備が必要になります。
きっちり準備をして最初のテストで上位20%以内を目指しましょう

7〜9月:部活動との両立

最初の定期テストが終わる頃から本格的になってくるのが部活動です。

中学よりも活動範囲が広がり楽しいので、かなりのめり込む人も多いでしょう。
高校3年間は常に部活と学習のバランスを意識するようにしましょう。

高校の学習進度は早いので、部活で1ヶ月ペースが狂っただけでも取り戻すのにそこそのの時間が必要になります。

その先の学習量が減るわけでもないので、常に学習とのバランスを意識した生活を送ることをお勧めします。

夏休みは大学のオープンキャンパスが多く開かれますので、いくつかの大学を見ておくことはよい刺激になるでしょう。

10〜12月学力充実期

秋口になり、少し時間に余裕が出てくるなら、基礎学力の定着に時間を割きましょう。
ここでの学習量はその後の成績、ひいては高2段かでの学力の土台となります。部活とのバランスを意識しながらも少し勉強側にウェイトを置くことができれば、その後の展開をかなり有利に進めることができます。

また、高校によってはこの時期に文系・理系の希望調査を行います。文系・理系は自分の好きな教科というような単純な考え方ではなく、将来進むべき道を半分捨てるような重大な選択です。将来の職業ややりたいことを見据えた選択を冷静に行いましょう

1〜3月高2の先取り学習

この時期は塾などを使い、高2内容の先取りをスタートさせることをお勧めします。高1の1年間は特に高校受験をした人にとっては、息抜きの学年に近かったかもしれません。楽しい高校生活の1年間のサイクルがおおむねつかめてくるこの時期は、生活リズムにも精神的な余裕が生まれてきて、いわゆる「中だるみ」に近い状態になりがちなのです。

その意味では自分の今の位置に甘んじることなく、より高みを目指して次の学年の先取りを始めることをお勧めします

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