いよいよ首都圏では緊急事態宣言が出されました。
学校も多くは休校となり、外出自粛で全体的に静かな世の中になると思います。
一方で、入試までの残り時間は着々と短くなります。
2ヶ月の空白を経て、入試までどうすれば良いのか、考慮すべきポイントをまとめました。
休校延長がもたらす致命的な影響
今回の休校延長は新型コロナウイルスの感染拡大というやむを得ない事情ではありますが、受験生にとってはあまりに影響の多い決定だと思います。
2月27日の発表からの1ヶ月。4月8日から5月6日までの約1ヶ月。合計2ヶ月、学校の授業や塾の授業が止まるというのは、受験生にとっては致命的だと思います。
部活でもピアノのレッスンでも、継続することによって進歩発展するのを実感している人は、勉強における空白がどんな影響を与えるか想像がつくはずです。
学校での日々の学習が続いているから、多少家庭学習をサボっても実力が維持されるのですが、メインエンジンの学校がなくなった今となっては、家庭学習もサボってしまうと、本当に何も残らなくなります。
ここは真剣に危機感を持って良い場面です。
入試までの残り時間を改めて考えて、学習計画を立てましょう!
冷静に1年間の流れを考えてみよう
人それぞれ入試の時期は少しずつ違うと思います。仮に入試が2月下旬だったとして、今の学年の履修範囲、新出単元の学習は年内をめどに終わらせる必要があります。
年内に全単元の学習が終われば、年明けから2ヶ月過去問演習をやっておくことで、入試形態が仮に変わったとしてもなんとか対応は可能になると思います。
つまり、5月から新学年が始まっても受験学年の学習内容を5〜12月の8ヶ月でやらないといけないということです。
他の学年が12ヶ月かかっていたものを3分の2の時間でやるというのは相当密度の恋学習をしないといけないのです。
一番まずいのは、今の状況に流されて様子見をきめ込んで、気づいたら完全に乗り遅れているという状態です。
やはり今すぐ学習を始めるべきだし、新出単元の学習を進めるべきという結論にしかなりません。
先取り学習の進め方
ではどのように先取り学習を進めるべきか、いかにおすすめパターンを記載しておきます。
1日の学習スケジュールを組むこと
毎日コツコツ1単元ずつを5科目やり続けることを基本としましょう。
午前中に50分×3コマ、午後に50分×2コマ。
もちろんもっといけるなら、1コマを70分などにしても良いと思います。
先取り学習に使うサービスを選ぶ
先取り学習は一人では難しいです。誰かに説明をしてもらった上で自分で問題を解いてみるというプロセスが一番効率的です。
今は無料の動画サービスがありますから、それを活用して先取り学習を始めましょう。
YouTubeなら葉一さんの「とある男が授業をしてみた」がオススメ。
YouTubeだと単元ごとに動画を並べるのが難しいので、まとめサイト「19チャンネル」を使って体系的に学部ことをお勧めします。
中3の単元を数英国理社毎日1つずつ進めていきましょう。
アプリならアオイゼミ
アオイゼミのライブ配信授業は、コメントやスタンプがついて参加している感があるのが良いです。一人で辛い勉強というイメージから、明るく楽しい勉強へと転換できると思います。
今回の緊急事態宣言でライブ授業がいつまで続くか分かりませんが、有料会員で過去動画のアーカイブを見ても十分に学習が可能です。
問題集を解いて演習量を確保する
葉一さんもアオイゼミも動画を見ただけでは実力がつきません。必ず問題も解くようにしましょう。
問題を解くのは、学校の教科書があれば教科書に手をつけるでも良いですし、適切なレベルの問題集を1冊進めるのも良いでしょう。
休校期間は、本当につらい時期ではあるけれども、真剣にやればかなり有利な状況を作ることもできます。
ピンチはチャンス! 最大限生かすように考えていきましょう。
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