こんにちは。まさおです。
初めての共通テストまで1カ月を切りました。
河合塾のアンケートでは高1・高2の約半数が大学入試の情報不足に不安を感じているそうです。
今回は「高1・高2生の大学入試への備え」というテーマを取り上げます。
河合塾のアンケート調査で高1・高2生の不安が浮き彫りに
10月下旬に河合塾とマナビスが取ったアンケート結果が公開されています。
不安に感じることは、
1位
大学入学共通テストなどの新入試に対応できるかどうかということ(78.9%)
2位
各大学の大学入学共通テストの利用方法など、入試情報が不足していること(48.6%)
だそうです。
どちらももっともな不安ですね。
それぞれの不安への対処を考えてみたいと思います。
高1・高2生が新入試に対応できるか?
現時点では不安だと思いますが、来年1月に実施される第1日程・第2日程の問題がそのまま初めての過去問となります。
受験者層は今年浪人生が少し少ないのが気になりますが、過去問と平均点、各大学への合格データがいったんは残りますので、今年の受検生に比べればまだくみしやすいと言えるでしょう。
まずは、初めての共通テストの様子をきちんと見て、その問題を自力で解きつつ自身の得点力を測ることが大事です。
また、今年の高3は3月の一斉休校などの影響を受けて、学習時間が少ない受験生です。11月ごろから一気に遅れを取り戻してきた感もありますが、来年の入試のボーダーラインはひょっとすると例年よりも少し下がっているかもしれません。
そのあたりの動向は注視しつつ、自分の入試の時のボーダーラインを見極めるようにするとよいでしょう。
入試情報は能動的にネットからとる姿勢が大事
コロナ禍の入試は、各大学の情報提供の手段がYouTubeやホームページなどを使った、オンラインの学校紹介やZoomを使った説明会といった、いずれもネットを活用したものに一気にシフトしました。
これまで実際の会場に足を運んで、紙媒体で資料をもらっていた人たちにとっては大きな環境変化ですが、来年これがすぐに元に戻るとは限りません。
現在の高1・高2生はインターネットから情報を収集する前提で準備を進めることが重要です。
これまで主にスマホのみでネットの情報を集めていた場合は、パソコンやiPadなどのタブレットを準備してネットからの情報をタイムリーに取得するとともに、整理して保管しておく環境を整えておくとよいでしょう。
入試結果が当日の試験の得点で決まるのは変わらない
このように説明をしてくると、前の入試とすっかり変わってしまったと不安になるかもしれませんが、そんなことはありません。
試験制度が変わることで、制度の利用の上手い下手といった点で多少の差はでますが、合否がこれで完全に決まるということはありません。
受験生自身は、最後は自分の実力=試験当日の得点で合否が決まるということを肝に銘じておくことが重要です。情報を集めることは大事なことですが、それが大事なのは出願までであって、試験当日はやはり受験生本人の実力が大事なのです。
最後にモノを言うのは本人の実力です。試験当日の得点が高ければ、多少の阻喪があっても合格は可能です。受験生の皆さんは自信をもって自分の実力を磨くことに意識を向けましょう。
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