【好評につき第2弾】学習のヒントになる論語の名言5選

学習の役に立つ論語の名言5選言葉の力
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まさお
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こんにちは。まさおです。
日々の学習は滞りなく進んでいますか?
長く勉強に向かっていると、どうしても気持ちが乗らない日というのが出てきます。今回はそんな受験生のために先人たちの言葉を紹介します。
今回のテーマは「学習のヒントになる論語の名言5選」です。
今の受験生の悩み、大半は昔の人もぶつかった悩みです。

先人の名言に学ぶ

◆現代の悩みの本質は昔と何も変わらない
⇒量が多くて終わらない。どうすればよい?
⇒どのように勉強すべきか方法が分からない
論語の中ではどのように解決しているかを考えてみましょう。

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受験に役立つ論語の名言5選

皆さんは勉強していて壁にぶつかったときにどのように対処していますか?

現代の人が直面している課題の多くは過去に誰かが直面していて、その大半は誰かがすでに解決したものです。

特に中国の「論語」は人と人が学び協力し合う中でよりよい社会をどう作っていくかというテーマに向き合っており、勉強・人とのコミュニケーション・人生の心得といった様々な問題に有効なヒントをあえてくれます

まさお
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それではさっそく、受験に役立つ言葉を5つご紹介します!


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人にして遠き慮(おもんぱか)り無ければ、必ず近き憂いあり

現代語訳

遠い未来に対する考えがなければ、近いうちに必ず困ったことが起こる。
将来に目を向けず、目の前のことにだけにとらわれるとよくない。

まさお
まさお

学習に限らず、すべての面で大切なことは、少し先に未来のことを考えて今何をすべきかを判断するということです。
受験勉強は明確な試験日があるため、ある意味とても分かりやすいですよね。
入試本番当日にどういう学力や精神状態になっておきたいかをイメージして、そこから逆算的に今何をすべきかを決めることが大事です。目の前のテストにだけとらわれないようにしましょう。

季文子、三たび思いて而る後に行う。子、之を聞いて曰わく、再びせば斯(これ)れ可なり。

現代語訳

季文子は、三度考えてそれから後に行動に移した。
孔子は之を聞いておっしゃった。「二度考えれば十分だろう」と。

まさお
まさお

物事を決めるときに、慎重になりすぎると適切なタイミングを逃してしまうことがあります。

慎重な季文子は、物事を実行に移すまでに三回熟考するタイプだったようです。
孔子に言わせると、これはやはり考え過ぎのようです。二度考えて問題なければ行動に移してよいとおっしゃっています。

学習においても、試験中に選択問題を考えすぎるとかえって袋小路に陥ったりしませんか?
国語の選択肢はだいたい考えすぎると間違った方を選ぶ傾向があり、最初に検討した解答を一度チェックすれば十分正解にたどり着けます。
志望校決定や塾・予備校の受講講座の決定など、大きな意思決定の際も慎重さとスピード感の両方を大事にするとよいと思います。

子貢曰く、斯(ここ)に美玉あり。匵(ひつ)に韞(おさ)めてこれを蔵せんか。善賣(ぜんこ)を求めてこれを沽(う)らんか。子曰く、之を沽らんかな、これを沽らんかな。我は賣を待つ者なり。

現代語訳

子貢が言った。「ここに美しい玉がある。これを箱に入れてしまっておこうか、それともよい買い手を探して売ろうか」と。
孔子が答えた。「これを売ろう、これを売ろう。私は良い買い手を待っているのだ。」

まさお
まさお

「美しい玉」というのは、「才能」や「価値あるもの」の例えです。
ここでは、どんなに価値のあるものでも蔵にしまっていては意味がない、使って人の役に立ってはじめてその意味があるということを言っています。

受験に重ねて言うならば、皆さんに得意科目・得意分野があったとして、それが最も活かせる道はどこでしょうか?
受験科目や大学の学部・学科選びなども含め、自分の強みをきちんと生かせる道を探すことが大事だと思います。

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子曰く、由(ゆう)よ、汝に之を知ることを誨(おし)えんか。これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり。

現代語訳

孔子が言った。「子路(親しみを込めて子路の名である「由」と呼んでいる)よ、君に『物事を知る』ということを教えようか。知っていることを知っているとし、知らないことを知らないこととする、これが『知る』ということだよ。

まさお
まさお

これはとても有名は話なので聞いたことがある人も多いともいます。

人間はとかく自分をごまかしたりよく見せたりする性質があります。
その中でも、知らないことを素直に知らないと認められずに知ったかぶりをしてしまうという人を多く見たり知ったりしていることでしょう。

孔子に言わせれば、「知らないことを知らないと言えること」が知る最善の道であるということです。

受験勉強で言えば、模擬試験で間違った問題に正面から向き合わず、「これはわかっていたけれどちょっとした勘違いで間違ってしまった」などとごまかしているといつまでも成績が伸び悩んでしまうということになります。
自分の間違いや無知を正しく自覚し、すぐに修正したり新しい知識を謙虚に吸い上げていくことが重要です。

子夏が曰わく、博(ひろ)く学びて篤(あつ)く志し、切に問いて近くを思う、仁(じん)其(そ)の中に在り。

現代語訳

子夏が行った。「幅広く様々なものを学んで、行き届いた志を持ち、きちんと質問をして、身近なことに引き寄せて考える。仁とは、その中に存在するものである。」

まさお
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「仁」とは、儒教における最高の徳と言われています。
その徳を身に着けるために必要な要素を子夏は4つ挙げています。
1.幅広く様々なものを学ぶ姿勢
2.篤い志を持っていること(思いやりの心をもっていること)
3.わからないことは真摯に人に問うこと
4.身近な物事に合わせて物事をとらえること
「篤志」の訳し方が難しいですが、「篤」は心が行き届くという意味ですから、ただ単に志が強いと考えるよりも様々な点に配慮するという捉え方が正しいと思います。

受験勉強で重要なことは、
1.参考書や問題集で様々な知識を得る
2.自分を支えてくれる様々な協力者への感謝の気持ちを忘れない
3.わからない問題に当たったときに謙虚に教えを請うこと
4.学習で身につけた考え方を日常生活の事例などに重ねて深く理解すること

といった捉え方が重要だということです。

確かにこの姿勢があれば、受験においてだけでなく、その後の人生も大きな不安なく過ごせるかもしれませんね。

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論語をより深く知りたい人におススメの本

論語には悩んだ時のヒントになる考え方がいっぱいあります。
漢文の教材という見方ではなく、人生の困ったときの師匠のような本としてみると自分の人生も豊かになると思います。

もっと論語を知りたいという人には安岡定子さんの「壁を乗り越える論語塾」という本がおススメです。最後にちょっとだけ紹介しておきます。興味があったら是非一度見てください。

まさお
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論語を含めた受験生を勇気づける名言は以下の記事もありますのでぜひ見てください。

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