こんにちは。まさおです。
クリスマスを迎え、いよいよ世の中は年末年始の喧騒に向かっています。今年はコロナの影響で大晦日の騒ぎも大人しくなりそうですが、この時期は受験生の過ごし方がとても難しいです。
今回は「受験生は年末年始をどう過ごすべき?」というテーマを取り上げます。
入試直前に正月があるのがそもそも受験生にはよくない
受験生の皆さんは正月をどのように過ごしますか?
共通テストまで2週間余りという、学習ペースとしては一番乗りに乗っている時期に水を差すような誘惑のかたまり、年末年始が立ちはだかります。
日本の入試の時期は毎年、この正月をどのように乗り切るかが大きなテーマとなっていて、過去の先輩たちもここの対処で明暗を分けてきました。
入試が3月や5月にあればここまでの影響はないのでしょうが、1月中旬に大きな節目のテストがあるという日本の入試のスケジュールは受験生にとって必ずしも歓迎されるスケジュールではありません。
入試の2週間前というのは、過去問も一通り終わり、最後の微調整に入る絶妙なタイミングです。ここをいかに有効に過ごせるかで当日の得点は少なからず変わってくると思います。
受験生は正月の時期をどう過ごすか
それでは過去の受験生たちはどのように正月を過ごしてきたのでしょうか?
今年はコロナの影響で例年と同じようには行きませんが、ヒントはあると思います。
極力家族と一緒に過ごさない
一番多くの受験生がやってきたのが、「家族の近くにいない」という方法です。
どうしても受験が自分事ではない家族は大みそかから3が日にかけて、テレビを見たり1日中美味しいものを食べていたり、だらだらと寝ていたり・・・、受験生からしたら腹立たしい行動をしまくっています。
それをしり目に勉強するのはなかなかな人格者でないと難しく、一緒に美味しいものを食べたりすればまだよいのですが、しまいにはけんかになるようなケースも間々あります。
そんな受験生にとって劣悪な環境の自宅から、極力離れる方が賢明でしょう。
コロナが始まる前は、塾の正月特訓や自習室でできるだけ長く家族から離れるようにお勧めしていました。
家族の側も受験生が家にいない方が気が楽で、双方にとってメリットがあったと思います。
塾の施設を上手に使う
年末年始にやっている塾としまっている塾があると思います。皆さんが通っている塾が、模試もお正月も空いている塾なら、できるだけ塾を利用する方向で考えてみましょう。
今年はコロナの影響もあり、不要不急の外出を入試直前期にするのは良くないのですが、貿易措置がきちんととられた信頼できる自習室があるなら、そこに行くのも一つの選択肢だと思います。
一方で、自習室に出かける途中の人混みなどが気になるのであれば、塾に行くのは控えた方がよいかもしれません。
正月を過ぎてからは、感染したら1カ月は試験に行けないという覚悟をもって、感染リスクの最小化、不用意な感染を絶対に避けるという強い意識を持って行動する必要があります。
自宅の中に受験生専用エリアを作る
自宅に少しスペースがあるなら、そこに受験生専用のエリアを作るのも一つの方法です。
机を一つ入れて、その周辺を立ち入り禁止にして自分だけの場所を作るのです。
学習時に耳栓などをすれば、意外と音も気にならず、学習に集中できると思います。
このやり方は、家に一定の広さを求められるのと、家族全員の同意が必要です。ある程度の広さの家で家族の理解が得られるなら、手っ取り早い方法ですが、受験生はそれでも家族の楽しいそうな声を聴くともなしに聞きますから、意志の強さが求められるのは間違いありません。
自宅で家族と一緒に過ごしながら、自分の学習を自分のペースで進められるようになれれば最強です。そんな環境が作れるならぜひチャレンジしてみましょう。
入試から逆算してこの時期に何をやるべきか決めておくこと
このような流れで、正月の時期をうまく学習に向き合うことの成功したならば、この時期に何をやっておくべきかをきちんと整理しておきましょう。
入試の2週間前に何をやるかは受験生にとっても大きな差の出るところだと思います。
個人的には、過去問の振り返りとそこで見つかった課題をもう一度潰すのが2週間前です。
新しい問題に手を付けるのではなく、過去に解いたことのある問題をもう一度解いて自信をつける段階だと思います。
いずれにせよ、この時期に何をいつまでに終わらせるかを明確に決めておくとはきわめて重要です。
入試本番まであと少し。冷静に自分のやってきたことを振り返って、試験本番で実力を出し切れるよう、最後の調整に入ってきましょう!
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