こんにちは。まさおです。
12/25、東京都教育委員会は都立中等教育学校、都立中学校の入学者決定において新型コロナウイルスやインフルエンザ罹患者の追試験は実施しないと発表しました。
今回は「公立一貫校の追検査」を取り上げます。
東京都教育委員会の発表内容について
12/25、東京都教育委員会は都立中等教育学校、都立中学校受験者のコロナ感染症に対する対応策を公表しました。詳細は以下のページから確認が可能です。
上記ページからわかる要点は以下の通りです。
・登校時に受検者の対応をサーモグラフィー・学校の体温計で計測
37度以上、37.5度未満の場合は別室受検
37.5度以上の場合は受検せずに帰宅
・濃厚接触者は所定の条件を満たせば別室受験が可能
・受検者は試験中常にマスクを着用。予備マスクの持参も必要
・新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ等の罹患者への追検査は実施しない
東京都内の都立中等教育学校・都立中学校は全部で10校。試験会場も数が限られているので、サーモグラフィー等の検査が可能なおです。
一方で、追検査は一切なしというのが気なります。神奈川も同様の対応でしたが、受検生の立場では何らかの追検査を求めたくなると思います。
都立中はなぜ追検査を実施しないのか
上記の対応の中で、異質なのは追検査の実施をしないことです。
高校入試や大学入試では、感染症に対する対策とともに、罹患者の追検査をきちんとやるようにという指示が出ていましたが、中学入試では追検査の実施をしなくても特に問題にはならないようです。
その背景として想像できるのは、「中学は義務教育のため、追検査をしなくても受け入れ先がある」ということです。
確かに理論的にはそういう理屈で、追検査をやらないという理屈は通りますが、受検生の立場で考えると少し納得いかないものがあります。
都立中等教育学校や都立中学校はその倍率が7倍などにも達することもある狭き門。合格するためには小4や小5から塾に通って準備をしているご家庭もあるようです。2年も3年もかけて積み上げた努力の成果を図る入試当日にインフルエンザに見舞われてしまえば、その努力の成果を図ることができません。不合格であればまだ納得できるのに、受検すらできないというのは本人も親御さんも辛いものがあるのではないかと思います。
追検査の問題を作るのにも税金を投じなければならないという理屈はわかりますが、本人に罪のない感染症で受験機会を奪われてしまうというのは何とかしてあげられないものでしょうか?
都内前項共通の追検査問題を作るなど、何らかの受け皿を擁してあげる必要があると思いますが、それは難しいことなのでしょうか…?
結局ポイントは感染予防策に尽きる
上記のような制度で今回の入学者選抜が運用されるとなると、結局は受検生が感染リスクをどう回避して試験当日を迎えるかということが重要になってきます。
他の受検と違い、小学生ですから学校での活動も活発でしょうし、感染リスクも一定レベル高くなる可能性があります。
今は1月に入ると入試に備えて学校には行かないというご家庭も増えていると聞きますので、学校の先生ともよく相談をして1月は学校を休むというのもありだと思います。
いずれにせよ、中途半端に対応してインフルエンザでも新型コロナでもウイルスをもらって来てしまうことがあれば、一生引きずるような展開になってしまいます。
感染リスクを最小化するための、自主的な自宅待機はやむを得ないように思います。
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