こんにちは。まさおです。
首都圏もいよいよ入試が本格的にスタートしました。埼玉の栄東中の入試はテレビなどでも取り上げられましたので見た人も多いと思います。
学校側は感染回避に向けた様々な努力を続けていますが、果たして3月末までの中高大学入試終了まで感染ゼロで進めるものでしょうか?
今回は「感染ゼロで入試を乗り切れるか」というテーマを取り上げます。
栄東中の試験会場の様子はニュースでチェック
かなり受験生への配慮をした入試を実施した栄東中ですが、実際の入試会場の様子がNHKのニュースWebで確認可能です。
仕切りがついて、飛沫感染等はほぼないですが、精神的には圧迫感のある試験会場という印象を受けました。
学校側の努力には敬意を表します。これだけの仕切りを受験生数分用意するにはかなり周到な準備が必要だったと思います。
受験者の中に無症状の感染者はどれだけいるか
こんなことを考えるのは本当につらいですが、これから3月末まで入試が続くことを考えれば、試験会場に無症状の感染者がいる可能性は否定できません。
特に若い世代はPCR検査で陽性と出ても本人には症状が出ていないケースの方が多いわけですから、入り口で検温をして対応できる感染者が全てではないと考えるのが自然だと思います。
日本の人口1億2000万人の内、現在感染者として判明している人が63,000人とすると0.05%程度の感染者数ということになります。
もちろんのこの不幸にして感染してしまった方々は自宅容量や入院中で外に出てきていないのですが、一般論として、国民の0.05%は感染するものだという理解をしておく必要があると思います。
また、これから感染がどれくらい広がっていくのかによっても現在の瞬間を抜き出した感染者数で割合をとらえるのは妥当ではないかもしれませんね。
1月16・17日で実施される大学入学共通テストは53万人が受験をしています。
単純計算をすると53万人の0.05%で280名ほどが感染している可能性があるということになります。
全国の高校入試はすべて足し上げると100万人の規模でしょうから、530人くらいは感染者がいるかもしれないということになります。
実際はこんなにいなのかもしれませんが、試験場に行くということがどういう可能性を持っていることかを知っておくことは試験場へ向かう準備の重要性を知る上では重要だと思います。
学校側の対策を過信しないことが重要
各学校は一定の感染防止策をとるように文科省から通知を受けており、一定レベル(学校側にとっては精いっぱいの)感染対策を取ってくれると思います。
一方で、受験生側は万が一感染した場合に学校側に管理責任を問えるかといえばきっと難しいと思います。追試験実施日までに回復すればまだチャンスがありますが、多くの学校の追試験は2週間後~3週間後の設定が多く、それまでに回復して再度PCR検査を受けて陰性を証明しないと追試験に参加することも難しい状況になるかもしれません。
その意味ではやはり受験生側の自衛策をどうとっているかが非常に重要だと思います。
マスクの着用や休み時間の移動を最小限にする、トイレも行かずに済むなら極力いかないといった対応が必要かもしれません。中学受験生をする小学生にとっては厳しいところではありますが、可能な限りの対応を取った方がよいと思います。
また、トイレから戻った後の消毒など、学校側の感染対策と合わせて、受験生自身も消毒用のウェットティッシュなどを持ち歩きこまめに消毒できるようにしておいた方がよいでしょう。
入試問題との戦いのみならず、ウイルスという見えない敵との戦いもあるので今年の受験生は本当に大変です。
入試が終わったときに、「あの時こうしておけば…」とならないように万全を期して臨んでいく姿勢が重要です。
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