こんにちは。まさおです。
1/30、共通テストの第2日程がスタートしました。およそ2500名受験生がチャレンジしています。第1日程が約53万人ですから、規模は200分の1ほどですが、難易度等は第1日程と比してどうだったのでしょうか?
今回は「共通テスト第2日程」について取り上げます。
第2日程実施上の懸念点とは?
まずは共通テスト第2日程について、これまで言われていた懸念点を整理しておきます。
1.問題形式に多少のばらつきが出るのではないか
⇒同じテストを2日程に分けたものの、問題まで全く同じように作るのは難しい
2.平均点にばらつきが出ると2次試験に有利不利が出るのではないか
⇒受験者自体が少ないため平均点を第1日程と比較すること自体が難しい
⇒平均点にばらつきが出ても全体調整は難しく、そのまま得点データとして活用するしかない。
主には上記2点が重要ポイントとなると思います。
河合塾が第1日程との比較分析を発表
河合塾の第2日程の分析資料を見ると第1日程との比較という項目が出ています。
以下にリンクを張っておきますが、ここの「分析」という欄を見ると状況が見えます。
自分も国語の問題については一通り目を通してみましたが、出題形式は第1日程のような複数の文章を比較するといったものがなく、よりセンター試験に近いという河合塾の講評と同様の感想を持ちました。
主要科目の比較結果を見ると以下のようになっています。
科目名 | 第1日程との 難易度比較 |
---|---|
英語リーディング | ほぼ同等 |
英語リスニング | やや難 |
国語 | やや易 |
世界史B | ほぼ同等 |
日本史B | ほぼ同等 |
地理B | やや易 |
現代社会 | ほぼ同等 |
倫理 | ほぼ同等 |
倫理・政経 | やや易 |
初日の結果を見ると「やや易しい」という科目が多いような状況です。
今後、大学入試センターが平均点等を公表すると思いますが、受験生が第1日程の200分の1ですから、平均点を作る母集団がそもそも比較になりません。難易度の差が正しく平均点に現れない可能性が高いので注意が必要です。
第2日程受験者は自己採点後の出願の流れに注意
自己採点をして、得点がどの程度になり草加が分かった後は、出願手続きに入る必要があります。
国立の2次試験の出願は2月5日までですから、すぐに出願準備に取り掛からないといけない状況です。
第1日程はこの後、大手予備校の共通テストリサーチなどに得点登録をして各大学のボーダーラインを確認、出願大学を選択するという流れですが、第2日程はその流れを取る時間的な猶予がないので注意が必要です。
たとえば、河合塾「共通テストリサーチ」は第2日程受験者のデータ集計はしないようです。ベネッセ・駿台「データネット」は得点登録のみ可能ですが、解答自体の登録はできないなど、受験生が少ないこともあって、第2日程の得点集計を余り重要視していないようです。
第2日程の受験生は、各予備校が発表している各大学のボーダーラインの一覧を参照し、そのラインに自分の自己採点結果を当てはめてどの大学に出願するとどの位置になりそうか確認して出願をするという流れになります。
第2日程受験者が少ないため、ボーダーラインそのものへの影響はほぼないと考えてよいと思います。現在発表されているボーダーラインをそのまま当てはめての出願で問題ないと思います。
まずは本日の2日目試験に全力で取り組みましょう。この結果が出た後、私大・2次試験への日程が短いので、頭を切り替えて一気に駆け抜ける必要があります。集中力を切らさずに頑張って行きましょう。
コメント