こんにちは。まさおです。
3/8、埼玉県公立高校の合格発表がありました。
埼玉は首都圏の入試でも最後の公立高校の合格発表です。普通科の倍率は1.15倍という状況でした。
今回のテーマは「埼玉県公立高校の合格発表」です。
埼玉県公立の入学許可候補者数
埼玉県公立高校の入学許可候補者数は以下のサイトから確認が可能です。
入学予定者数と実際に発表される入学許可候補者数がかつてほぼ同数でしたが、今は少し多めに発表する学校も出て来ました。
入学許可候補者は、合格者と同義ととらえてください。
許可候補者などともったいぶった言い方をしているのは、3月中に問題を起こした場合に入学許可を取り消す可能性があるためということのようです。
入学許可候補者数が予定者数よりも多い学校
実際どのような学校が何名くらい多く合格者を出しているのか、上位5校をランキングにしてみました。
順位 | 学校名 | 学科 コース | 募集定員 | 入学許可 予定者数 | 実受験 者数 | 入学許可 候補者数 | 予定数 との差 | 倍率 | 受検 倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 上尾 | 普通科 | 240 | 238 | 287 | 246 | +8 | 1.17 | 1.21 |
2 | 市立浦和 | 普通科 | 240 | 240 | 453 | 246 | +6 | 1.84 | 1.88 |
3 | 越ケ谷 | 普通科 | 320 | 318 | 431 | 323 | +5 | 1.33 | 1.35 |
4 | 伊奈学園総合 | 普通科 | 680 | 675 | 831 | 679 | +4 | 1.22 | 1.23 |
4 | 川口 | 普通科 | 320 | 318 | 362 | 322 | +4 | 1.12 | 1.14 |
4 | 越谷北 | 普通科 | 320 | 318 | 432 | 322 | +4 | 1.34 | 1.36 |
4 | 本庄 | 普通科 | 320 | 318 | 404 | 322 | +4 | 1.25 | 1.27 |
上記の表で「受検倍率」というのは、当初の予定通りの入学許可候補者だった場合の倍率です。上記の学校は4~6名程度合格者を多く出していますので、倍率が若干下がっているのが特徴です。
市立浦和は倍率で0.04ポイントも下がっています。高倍率校かつて定員の少ない学校で合格者を多く出してくれるのは大変ありがたいことなのです。
実質倍率の上位校の顔ぶれは?
では、実質倍率上位校の顔ぶれを見てみましょう。
順位 | 学校名 | 学科 コース | 募集定員 | 入学許可 予定者数 | 実受験 者数 | 入学許可 候補者数 | 倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大宮 | 理数科 | 40 | 40 | 91 | 40 | 2.28 |
2 | 市立大宮北 | 理数科 | 40 | 40 | 93 | 41 | 2.27 |
3 | 市立浦和 | 普通科 | 240 | 240 | 453 | 246 | 1.84 |
4 | 越谷北 | 理数科 | 40 | 40 | 69 | 40 | 1.73 |
4 | 所沢北 | 理数科 | 40 | 40 | 69 | 40 | 1.73 |
4 | 松山 | 理数科 | 40 | 40 | 69 | 40 | 1.73 |
7 | 川口市立 | 普通科 | 280 | 280 | 481 | 282 | 1.71 |
8 | 川越南 | 普通科 | 360 | 358 | 596 | 358 | 1.66 |
9 | 市立川越 | 普通科 | 140 | 140 | 229 | 141 | 1.62 |
上記の通りトップ9校の内、5校が理数科でした。普通科の高倍率校は市立高校が圧倒的に多く、県立高校は川越南1校のみでした。
市立高校は他の県立高校と異なり、市の独自の施設や制服などから受験生が集まりやすい傾向があります。
今年はコロナで学校見学や説明会訪問が十分にできなかったことから、学校をイメージ先行で選ぶ傾向が強かったように思います。
埼玉の公立人気校が例年通り受験者を集める背景も上記のような人気校に出しておけば間違いないというような発想によるものではなかったのかと少し危惧します。
公立高校の倍率が高いということは、それだけ多くの不合格者を出しているということになります。
来年度の受験生の皆さん
安易な公立高校受験は不合格のときのダメージが大きいので気を付けるようにしましょう。
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