こんにちは。まさおです。
大阪市教育委員会は緊急事態宣言発出後の小中学校の授業の進め方の骨子を発表しました。
今回は「大阪市の小中学校のオンライン授業の進め方」を取り上げます。
大阪市教育委員会の方針案
4/25、東京・京都・大阪・兵庫に緊急事態宣言が発出されました。大阪市は松井市長が早い段階から宣言発出時はGIGAスクール構想の端末をフル活用してオンライン授業を展開するという発言をしていました。
今回、いくつかの報道で実際のオンライン授業の進め方が取り上げられていました。
例えば、NHKでは以下のような記事になっています。
この記事によると大阪市の対応方針案は以下の通りだということです。
1.小学校の場合
・1時限と2時限に自宅でオンライン学習
・登校し、プリントを使って学習内容が定着しているかを確認
・給食
・下校し、再びオンライン学習
2.中学校の場合
・午前中は自宅でオンライン学習
・登校して給食
・午後はそのまま学校でプリント学習
オンライン学習にするのは、登校して多くの生徒と接することによる感染リスク拡大を恐れてのことだと思っていました。
ここ内容を読むとどうしても給食を食べさせる必要があって、登校させるように見えてしまいます。
登校してみんなで給食を食べるのであれば、その段階で感染リスクは相当高くなっているので、その前後のオンライン学習の意味がどの程度あるのか、疑問に思いますね。
給食を食べるためにみんなが登校するのでは意味がない!?
今回の大阪の発表を見ると、自宅でのオンライン学習の目的が少しブレているように見えます。
一般的なオンライン授業の目的は、「学校に来て友だちや先生との接触機会ができることが感染リスクを増大させるため、自宅でも学習できる環境を整える」ということだと思っていました。
自分の想像は…
・学校に来る必要がある子は朝からずっと学校。
・自宅で勉強できる子は学校には来ずずっとオンライン。
というものでした。
コロナのことを考えれば、上記の対応が一番感染リスクを下げられると思うのですが、どうも発表を見ていると、給食を学校で食べさせないといけないという条件があるように見えます。
給食を食べるために全員が登校せざるを得ないのであれば、その前後だけをオンライン学習にしても感染リスクの提言は限られたものになってしまいます。
大阪市の一部の学習をオンライン化する発想はかなり良いものと思っていたのですが、今回の発想で実質骨抜きだなと思ってしまいました。
もう少し知恵を絞って対応を考えないと、せっかくのオンライン化が台無しになってしまいそうです…。
仮に給食を食べさせないといけないのであれば分散登校を
今回の対応をもう少しアレンジして、感染の影響を最小限にするにはどうすれば良いでしょうか?
給食が全員にとって必須ということであれば、
・午前中から登校し、給食を食べたら帰宅して自宅でオンライン学習をするグループ
・午前中は自宅でオンライン学習をし、給食時に登校、その後は学校で学習するグループ
の2グループでそれぞれのグループ学校で接触しないようにするというのがい良いと思います。
給食の時間も少しずらして、上記2グループが同時に食事をとらないように工夫をすれば、全体の世色規模を半減させることでリスクをより低くすることが可能だと思います。
実効的なオンライン授業の進め方はこれからも試行錯誤を重ねてブラッシュアップしていく必要があると思います。
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