こんにちは。まさおです。
いよいよ今週からゴールデンウィークが始まります。今年は4月29日の祝日が金曜日なので、4月29日~5月1日までの3連休後、5月2日を挟んで、5月3~5日がお休みとなります。5月2日を休校にしている学校では、1週間完全にお休みになります。
受験生にとってはゴールデンウィークは最初の分岐点になります。どう過ごすのがよいのでしょうか?
今回のテーマは「ゴールデンウィークの過ごし方」です。
ゴールデンウィークの過ごし方で入試が占える
受験生を指導する際に、ゴールデンウィークのような連休の時間をどう過ごすかにかなり注意を払っていました。
5月の連休は、新学年が始まって1カ月という疲れもたまり気もゆるみやすい絶妙な時期なので、意識の差がそのまま行動の差に現れてしまいます。
ゴールデンウィークをどう過ごしたかを見れば、その後の入試までの過ごし方もある程度見えてくるということです。
手もとのわずかなずれが的の近くでは大きなずれに
ゴールデンウィークの過ごし方で意識してほしいのはこの時期のわずかなずれが入試直前期の大きなずれのもとになるということです。
よく弓道やアーチェリーにたとえられますが、手元で5mmずれただけで60m先の的の付近では300mmくらいずれるのだそうです。
入試までの8カ月もこの時期に的の位置を見誤ると直前で取り返しのつかない場所にいることになります。
5月の連休をどう過ごすかはその意味でも極めて重要な要素と言えるでしょう。
ゴールデンウィークになにをすればよいか
5月の連休で必ずやってほしいのは、「毎日必ず机に向かって問題を解く」ということです。
ポイントは毎日必ずというところです。
1日中勉強に向き合える人は10時間やってもよいですが、それは無理という人は30分でもよいので毎日必ず机に向かうことが大事です。
そして、教科書を読むとか本を読むといったたぐいのことではなく「問題を解く」ようにしましょう。
入試対策の本質は「制限時間内に問題を解く」ということ
なぜ問題を解くことにこだわるかというと、入試対策の本質は問題を解くことにあるからです。
「受験生」をやる機会は人生に何回もないので、受験生の皆さんはあまり意識しないかもしれませんが、毎年受験生を見ている塾の先生は問題を解くことの重要性を強く理解しています。
入試とは制限時間内で一斉に同じ問題を解いて、より多くの点を取った人が合格をする競争だからです。
どんなに授業で誰よりも理解出来ていても、入試本番でたった一つの計算ミスや勘違いで不合格になり得るのが入試です。
それが入試の怖さでもあるし、逆転の可能性でもあります。
その意味で、5月のこの段階で毎日問題を解いて正解を出すことにこだわり始められた人は残り8カ月で大きな進歩を遂げるはずです。
5月にやるべきは前学年の理社の問題
そして、ゴールデンウィークにやるべきはズバリ前学年の理社の問題集です。
学校のワークや塾のテキストでも構いませんが、理科・社会の問題集に手を付けることをお薦めします。特に苦手科目・苦手単元にあえてチャレンジしましょう。
正解がすぐに出なくても構いません。
間違った問題は正解をのぞき見して覚えてしまいましょう。
最後に答えを見なくても正解が出せるようになっていれば十分OKです。
なぜこの時期に理社の学習が重要なのでしょうか?
理科社会は過去に習った内容がそのまま入試に出るからです。中2で習った理社の単元は中3でそれを応用することはなくて、中2で学んだままが入試に出て来ます。
その意味では、中2が終わった段階で中2までの理社の内容は入試レベルになっていなければならないのです。
ところが、中2の生徒は中2の生徒ですから受験を意識して授業に参加などしていません。得意な単元や好きな問題は解けますが、正直、ムラだらけの知識になっています。
それを中3になってまとめて埋めていくのですから、できるだけ中2の内容を中2の内に片付けておいた方がよいわけです。ゴールデンウィークに前学年の理社に手を出しておけば、夏休みに復習しないといけない量がかなり減るはずです。ここが重要なのです。
ゴールデンウィークの理社学習は夏休みの学習内容の負担軽減という意味ですごく重要です。とにかく毎日机に向かって問題を解くことを意識しましょう。これをやっておくだけで大きな差がすでに生まれているはずです。
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