こんにちは。まさおです。
全5回シリーズでお送りしている「成績向上・合格に必要な心構え」の最終回です。成績向上や合格はただ何となく勉強していればできるものではなく、明確なロジックがあります。そのロジックを理解すれば、最少の時間で最大の効果が期待できるようになります。
最後は最も基本的な、知っていることは単純に強いというお話です。
今回のテーマは「シリーズ成績向上の考え方⑤ ~知識を増やすことにこだわる~」です。
「知識」は応用力の前提で絶対に軽視してはいけない
ここ数年、知識を大量に詰め込む、いわゆる「詰め込み教育」が悪いものと言われてきています。
一方で、入試で難関校に合格するのに知識が一定量必要であることは、昔も今も変わりはありません。
何も考えずに「丸暗記」をする詰め込みが問題であるということは間違いありませんが、全く暗記をしないのではスタートラインに立てません。
正しい暗記をして、知識を増やすことが重要だということです。
絶対に知識を軽視してはいけません。
英単語や英熟語、基本例文といった定番の暗記ものは、覚えるべき単語集などを自分で選んだら、何回も繰り返して頭に入れるようにしましょう。また、今はアプリでも覚えられる時代ですので、スマホを使って知識を大量に頭に入れる学習も有効だと思います。
知識があるとなぜ有利なのか
最近の入試問題では、知識がなくても問題が解けるように、問題文の中で詳しい説明を入れるようなケースが増えてきています。
作問者はそれをもって、今の入試にはかつての入試のような知識は必要ないなどというのですが、これは大きな誤りです。
何行も使ってリード文で説明している内容を最初から知識として持っている受験生はそのリード文をかなり速いスピードで読み飛ばしても支障なく問題を解くことが可能です。完全に読み飛ばすのは、重要条件の見落としなどにつながるのでお勧めしませんが、全く初めての内容である人に比べれば圧倒的なスピードでその内容を読むことが可能です。
上記以外にも国語や社会科の知識問題などは、知識を大量に幅広く身につけている受験生が圧倒的に有利です。
また、応用的な問題を解く際にも基礎知識の充実度合いで解くスピードや解答の精度に影響が出ます。
知識を暗記するのではなく、与えられた情報を用いて解答を作り上げればよいという発想はある意味正しいのですが、試験時間が短めの日本の入試においては、圧倒的に知識を多く持っている受験生が有利ということになるわけです。
知識は机でだけ増やすものではない
現在の入試でも知識量が一定数必要だということをお話してきましたが、この知識の身につける方法は何も机に向かってノートに書いて覚えるものばかりではありません。
いかに日常生活で知識を増やしていけるかが非常に重要で、本当に知識をいっぱい持っている人は机に向かっている時間以外で知識を増やしているのです。
映画やアニメで知識を増やす
歴史的な出来事や語彙力などは映画やアニメで鍛えることができます。
英語が得意な人は好きな洋画を字幕付きの英語版で見ている人も一定数います。
小説を読んで知識を増やす
映画やアニメと違って、小説は使っている表現が多様なので、映画やアニメ以上に語彙力強化に役立ちます。また、漢字の書き取りも漢字を意識しながら小説を読むことで一気に知識を増やすことができます。
趣味に徹底的にのめりこむ
好きなバンドや電車や自動車といった、趣味の領域から奥深くに入っていくことで増やす知識もあります。これは国語や英語に限らず、物理や化学、生物の知識などにも広がって行ったりもします。
大事なことは、中途半端に辞めずに徹底的に趣味にのめりこむことです。
その先にはすぐには受験につながらない知識もあるかもしれませんが、長い人生で必ず役立つ知識になっていることが多いです。
知識は増やして増やし過ぎということはありません。徹底的に知識を増やすことが入試でもその先の人生でも絶対に役に立ちます。
したり顔の大人の言うことなど聞かずに知識を徹底的に増やしていきましょう!!
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