【自分軸が大事】受験者動向を見て「狙い目学部」に流れる危険

受験者動向による学部選びは危険 大学入試
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
コロナ禍入試で受験生動向が大きく変化をしたと言われています。受験生はとかく、受験者動向を見ながら出願先を決める傾向がありますが、いわゆる「狙い目学部」に流されるのは危険です。
今回のテーマは「受験者動向を見て狙い目学部に流れる危険」について取り上げます。

コロナ禍の受験者動向に流されない!

◆コロナ禍の受験生は実学志向が顕著
⇒薬学や保健などのメディカル系・理工系は志願者が増加
旅行系や国際・外国語系は志願者が減少
◆学部選びは20年後を見据えて考える
⇒変化の激しい現代は現状目線で判断すべきではない
自分の得意分野を生かす「自分軸」が重要
受験者動向に流されてはいけない!!

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2021年度大学入試の学部動向

2021(令和3)年度の大学入試は、コロナ禍で受験生の動向も大きく変化をしました。

AERAdot.で「狙い目」学部に関する記事が出ていましたので紹介します。

2019⇒2020、2020⇒2021の比較で受験者がどのように変化したかをわかりやすく紹介しています。

国公立大学・一般選抜

少子化で受験生総数が減少傾向にあります。2021年度の全体指数は97でした。100%以上になっているところは顕著に増えたとみてよいでしょうし、90%を切っているところは顕著に減ったとみてよいでしょう。

学部学科系統2019⇒20202020⇒2021
93%107%
総合科学92%103%
保健衛生92%102%
生活科学94%101%
社会88%100%
98%100%
国際関係85%90%
芸術98%88%
スポーツ・健康89%83%
AERAdot.の集計データより
まさお
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国公立は比較的安い学費で実学が身につく薬学や保健衛生といったあたりに受験生が集まりました。芸術やスポーツといったあたりは志願者が減っています。

私立大学・一般選抜

一方、私立大学は以下のような状況でした。コロナ禍で一人当たりの受験校数が減ったことや総合型選抜へ受験生が流れたこともあり、2021年の全体指数は86となっています。88%以上は増えたとみて以下の表に組み入れました。逆に81%以下は減ったとみています。

学部学科系統2019⇒20202020⇒2021
105%95%
保健衛生102%91%
98%90%
総合科学92%89%
105%88%
国際関係88%81%
生活科学98%81%
農・水産105%81%
92%80%
外国語93%78%
スポーツ・健康99%75%
AERAdot.の集計データより
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まさお
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私大は国公立以上に減少が顕著ですが、特に注目すべきは国際関係・外国語といったグローバル視点の学部です。これからの社会でグローバル化が止まることはありえませんが、コロナ禍で海外渡航が顕著に減ったことが影響をしているようです。
また、農・水産も顕著に減らしています。

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学部選びは「自分軸」が大事

このようなデータを見せると、私大の国際関係は「狙い目」だとなってしまいがちですが、受験者動向で自分の学部選びが流されることが一番危険です。

大学での学びは4年間ではなく、その後の就職や社会人としてのキャリアの基礎となります。「一過性の選択」はその後の人生への影響を考えると、回避した方がよいということになります。

学部選びで大事なことは、「自分の得意分野は何か」「自分の興味関心はどこに向いているか」です。確かに、学部によっては「就職に有利」とか「お金にならない」といった評価があるものもあります。

一方で、興味のない分野は長続きがしなかったり、内容が難しくなった場合についていけなくなったりする可能性もあります。

大学卒業後に60年以上生きていくわけですから、そのための基礎的な道具をどう仕込んでいくかという観点で自分の行きたい学部・学科を選ぶことが大事です。

まさお
まさお

「狙い目」という言葉に流されず、「自分軸」で信念を持った学部選びをしましょう! コロナ禍は社会を大きく変えましたが、人間自体が変わったわけではありません。人間が必要とするものはこれからも変わらないと思います。

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