【何が原因?】佐賀学園入試答案紛失問題で元講師に有罪判決

佐賀学園答案紛失で元講師に有罪判決 その他
スポンサーリンク
まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
今年1月に佐賀学園の受験生の答案36枚がなくなった事件で、答案を自宅に隠し持っていた元講師に対する裁判の判決が、5/30佐賀地方裁判所で出ました。
懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決でした。
今回は「佐賀学園の答案紛失問題」を取り上げます。

答案を隠していた元講師に有罪判決

◆元講師が受験生の答案を持ち出して学校を混乱
⇒契約更新されなかったことに腹を立てて学校を混乱させる意図
裁判では本人の反省の弁と父親の今後の監督により執行猶予
◆受験生に迷惑をかける行為は絶対に避けるべき
⇒契約更新がなく学校を恨むのは自由だが、受験生を巻き込むのはいけない
⇒元講師を再雇用すべきではないし、学校にも戻るべきではない
大人の問題の影響を子供にかぶせるような行為は絶対に許されない

まさお
まさお

今回の事件の経緯は以下の記事で取り上げています。

スポンサーリンク

元講師への有罪判決

5/30、佐賀地方裁判所は、佐賀学園の受験生の国語の答案36枚を自宅に隠し持っていた元講師の裁判の判決を言い渡しました。

懲役1年6カ月・執行猶予3年の有罪判決でした。

NHKが以下の記事で報じています。

判決の要点をまとめると以下のようになります。

  • 被告人は30歳の元講師
  • 2021年10月の校内のノートPCを盗み、2月には入学試験の国語答案36人分を持ち去り、接等々偽計業務妨害の罪に問われていた
  • 動機は契約が延長されなかったこと
  • 裁判官は犯行は身勝手で酌むべき事情は乏しいとの見解
  • 被告人は事実を認めて反省をしている
  • 父親も出廷して今後の監督を約束
  • 構成の機会を当てるべきでもあり執行猶予を付ける
まさお
まさお

契約更新がされなかったことがきっかけで、学校に恨みを持っての犯行のようです。どのような経緯で契約が更新されなかったのかはわかりませんが、窃盗や偽計業務防回のような行為に及んでいる段階で教師として生徒の前に立つ資格はないようにも思います。契約解除は正しい選択だったのではないでしょうか。

スポンサーリンク

教師にもとめられる資質とは?

今回の一件で改めて生徒の前に立ってモノを教える「教師」の資質について考えさせられました。

教師と言えども人間ですので、怒りもしますし落ち込みもするでしょう。
今回のように、常勤講師が契約が解除されるというのは、端的に言えば解雇なわけですからそれなりにショックもあったと思います。

仮に逆恨みがあって、学校を困らせようという感情が芽生えたとしても、それを生徒に影響がある形で実行に及んでしまうのは、もともと教師の資質に欠けた人だったと思わざるを得ません。

小中高校の教師は、18歳未満の未成年の子供に影響力を与える特殊な職業です。

人間的にまだ成熟していない段階の子供たちを相手にするわけですから、子供に向き合い「一定の心の準備」ができている人でなければやってはいけない仕事だと思います。

「一定の心の準備」とは、「子供を第一に考える」とか「子供にとってプラスにならない言動を見せない、やらない」ということだと思います。

今回被告人となった元講師には、自分の行った行為の意味を今一度よく振り返って、今後の人生を考え直していってほしいと思います。
再度チャレンジする機会はあった方がよいと思いますが、自分の過去に対する深い反省と自戒が不可欠だとも思います。

まさお
まさお

和歌山南陵高校の授業ストライキもそうですが、生徒に直接影響が及ぶ学校内の不祥事が増えているような気がします。大人の問題は大人の間で解決し子供たちへは影響が及ばないように、教育に携わる人間として意識してもらいたいと思います。

コメント