こんにちは。まさおです。
コロナ禍になって以降初めての制限のない夏休みが始まります。
受験生にとっては文字通りの天王山、アクセル全開で突っ込んでいく夏の始まりです。
今回のテーマは「夏休み後に飛躍的に成績を上げるための4つのポイント」を取り上げます。
夏休みの過ごし方を失敗する受験生が大多数
毎年、多くの受験生が「夏休みに頑張って成績を上げるぞ!」と意気込んで夏休みに臨みます。
一方で夏休みの終盤になって、「もっと早いうちから頑張っておくべきだった」という受験生も多数います。
気持ちは夏休みに向いているのですが、実務的な準備が整わずに、なんとなく夏休みを過ごしてしまうという受験生は意外と多いものです。
無駄に過ごしてしまうのは以下のような理由からです。
- 夏休みのスタート段階の準備不足で後れを取ってしまう
- 明日こそ頑張るぞという先送りを続けて、気づくと夏休みが残りわずかになっている
- やるべき問題集は決まっているが、ペース配分がいい加減で全然終わらない
- 目標設定が曖昧で今一つやる気が出ない
背景は様々ありますが、不用意に夏休みに突入すると時間を無駄に使ってしまうということです。
それではどのような対応が望ましいのか、考えてみましょう。
夏休みを有効に過ごすためのポイント4選
それでは、有効に夏休みを過ごして、2学期に劇的に成績を上げるにはどうすればよいのでしょうか?
ポイントは無数にあるのですが、特に有効と思われるものを4つ取り上げたいと思います。
適切な目標設定
最初にチェックすべきは目標設定です。
まずは以下の3点のうち、どれか一つでも設定されているかを確認しましょう。
- 目標校は設定されているか?
- 目標とする得点や偏差値は設定されているか?
- 目標とする学習時間や学習量は設定されているか?
どれか一つでも設定されていればまずはOKです。
一番ヤバいのは、何の目標設定もないままに夏休みに何となく突入するケースです。
目標がないと具体的に何かを頑張ろうとしても、絶対に馬力が出ません。
何かを成し遂げようと思ったら大きな目標を設定することが大事です。
夏休みの学習時間を400~600時間に設定し、これまで手を付けた問題集を全て片付けるくらいの対応をすれば必ず成績も上がってくると思います。
自分の今の学力を見て目標や目標偏差値の設定をしり込みしてしまう人もいますが、入試までまだ時間がありますので、偏差値だったら10くらい上をまずは目指してみましょう。
本気で10上げようと思えば、10上がることはよくある話です。
もったいないのは、自分で勝手に「10も偏差値を上げるのは無理!」と決めつけてチャレンジすらしないことです。偏差値を10上げてみたいなら、チャレンジしてみましょう!!
演習量を確保するための問題集の選定
自分が追いかける目標を設定したら、そこにたどり着くためにやるべきことを決める必要があります。
多くの場合は参考書を見て問題集を解くということになるのですが、たとえば400時間程度の学習時間を設定したとして、その時間分の演習量を確保するための問題集選定が必要です。
高校受験なら5科目、大学受験なら7科目分の問題集を自分の得意・不得意を見て選定する必要があります。
これを学校や塾の先生と相談しながらあらかじめ決めておくとよいでしょう。
塾のテキストなどがあるなら、それを徹底的にやりこむことが重要です。
この科目はこの問題集を夏休み中に仕上げるというのが基本です。「どのページのどの問題を見てもすべて正解できる」状態を夏休み終了までに目指すようにするとよいでしょう。
間違った問題の解きなおし
次にポイントとなるのは、演習量を確保して問題を解きまくった後の対処です。
入試は、出題された問題をより多く得点にできた人が合格するシステムです。
よって、シンプルに「解ける問題の数を増やす」というマインドで学習に臨むことが効果的です。
具体的には以下のようなことを心がけます。
- まずは取り組むべき問題集を一通り全て解く
- 解き終わった問題は順次解答・解説を見て答え合わせ
- 間違った問題の問題番号にマーカーで印をつける
- 1周終わったら最初に戻りマーカーのついた問題だけ再度解きなおす
- 2回目も間違ったら違う色のマーカーで印をつける
- 2週目が終わったら最初に戻り、2回目の間違いマーカーの問題だけ再度解きなおす
上記のようなサイクルで、間違った問題がなくなるまで潰していきます。
時間はかかりますが、確実に実力が上がる方法なので、まとまった時間が取れる夏休みには最適な方法です。
受験勉強の本質は極めてシンプルな得点ゲームです。自分の得点力をアップする方法を確立したら、あとはやりまくるだけで確実に得点は上がりますので、こうやると決めて徹底的にやり切ってみましょう。
学習時間を記録する
最後に、モチベーションを維持するための方法の紹介です。
一番簡単な方法は「学習時間を記録する」ということです。
たとえば、「StudyPlus」のような学習時間記録アプリで、日々の学習時間の記録を残して可視化してみることが重要です。
これにより、日々の学習時間がどの程度だったかを見ながら、学習時間の濃淡をつけることができます。
人間なので、毎日10時間の勉強を続けるのは相当精神的にも強くないと難しいので、週に1回はお休みの日を設ける代わりに、平日の学習時間を1.5時間多くするなどの対応をすることが大事です。
一方で、夏休みに400時間程度の学習量を確保すると決めた場合は、本当に400時間に近づいているのかが見えないとやる気が維持できないので、夏休みの累計学習時間などが見えるようにしておくとよいでしょう。
もちろんアプリでなくても、以下のような学習記録に日々学習時間を記録していく形でもよいと思います。
夏休みを有効に使うためのポイントを4つご紹介しました。
たった一度の夏休みを有効に使うためにも、ポイントを押さえた学習を有効に進めていきましょう!
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