【緊急事態宣言解除!】入試は予定通りなのか?

教育に関する政策
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まさお
まさお

5月25日、安倍総理は全国の緊急事態宣言の解除を発表しました。
これに伴い、各地域の緊急事態措置や休業要請も順次解除されることになります。
さて、毎年度の入試はどうなるのか?

今回は、「2021年度の入試展望」を取り上げます。

緊急事態宣言解除による2021年度入試展望

現在検討中の9月入学はスムーズに実現しなさそう
根強い9月入学反対論。入試の延期ですべてが解決するわけではない。
試験範囲の調整などの配慮要請は発表済み
試験範囲調整の上、予定通りやる可能性もかなり高い

大学入試・高校入試について過去に文科省の通知について言及した以下の記事のリンクも張っておきます。

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緊急事態宣言全面解除で広まる安堵感

5月25日に発表された緊急事態宣言の全面解除。同日、プロ野球の開幕も6月19日との発表がありました。さらにインターハイなども代替大会の検討などが進み、世の中の雰囲気は長い冬が終わったような空気感です。

東京都も当初2週間程度見ようとしていたステップ1からステップ2への移行を早ければ今週末にも行うという報道もありました。
その他ニュースなどの報道も一安心といったものが多いのが現状です。

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入試対応は6月に発表予定

そのような中で2021年度の入試をどのように進めるかについて、文部科学省は高校入試・大学入試ともに各方面の関係者との協議を続けているとのスタンスです。

具体的な発表は6月に行うとしていますが、大学入試における「総合型選抜(旧AO入試)」「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」については、日程を後ろ倒しにすべきことをすでに発表しています。

また、文部科学省は高校入試について、出題範囲について休校に配慮した対応を各都道府県教育委員会に求めています。

現在公になっている情報をまとめると…
①大学入試の募集のあり方は6月に発表する
②大学入試の総合型選抜・学校推薦型選抜は日程の後ろ倒しを示唆している
③休校や大会中止、欠席により特定の受験生が不利にならないよう配慮を求めている
④高校入試は試験範囲の短縮や選択問題などにより、休校の影響を抑えるよう求めている。
というような状況です。

さて、これから入試はどのような方向に向いていくのでしょうか?

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世の中の空気感だけ見れば予定通り実施

自分はこれまで、新型コロナの第2波・第3波の可能性が秋口以降にあるという予想から、共通テストの中止や国立大学2次試験の延期(3月以降の実施)が望ましいという話をしてきました。

現状の世の中の空気は、緊急事態宣言解除の安堵感でかつての緊張感が緩んできているように思います。その流れで行くと、高校入試・大学入試ともに入試日程は一部の総合型選抜や推薦型選抜など、すでに言及されているもののみが後ろ倒しになり、その他は例年通りの日程で強行するのではないかという印象を受けています。

ただし、試験範囲については少し配慮をして、何もしなかったということにならないような対応をする可能性が高いと思い始めています。

ただ、そのような対応をした場合には、受験生のダメージは相当大きいと思われますので、後世にさまざまな傷跡を残すような対応と言われるでしょう。個人的には、来年度入試を予定通りにやるのだけは絶対に避けてほしいと思います

まさお
まさお

学校はいまだ全校一斉登校というところは少なく、分散登校をしている学校がほとんどです。学校の授業の正常化にはもう少し時間がかかります。それを考えると、予定通りの入試強行はかなり強引だと思います。国や教育委員会には、万難を排して入試日程の調整に尽力されることを期待します

6月10日ごろの感染者状況をみて考えるべき

現在の感染者の状況はおおむね2週間前の人々の行動の成果というのが定説になってきました。5月22日以降の週末の人出や緊急事態宣言解除後の人の動きなどが、感染者数の動向にどう反映するかを見るのは2週間後ということになります。

本日5月25日の2週間後というと、6月10日ごろになります。
6月10日ごろになっていも都内の感染者が現在と同じ1ケタを維持していれば、少しは安心して日常生活が送れるようになるのだと思います。

まずは2週間をきちんと安全に過ごせるかが試されていると思います。

受験生は予定通りの入試に対応できる準備を

具体的な発表はいまだに何もない来年度の入試ですが、実際の受験を控えている高3生や中3生の皆さんは、予定通り入試が行われる可能性が高いと考えて受験に向けた準備を進めておくことをお勧めします。

入試日程の延期や試験範囲の縮小に期待をしていると、そうならなかった場合のダメージが大きいばかりか、きちんとやっている受験生との差がますます広がってしまうことになります。

来年度の入試は全国の学校の授業進度もばらばらになってしまい、例年に比べて不公平感が強い入試になることは避けられません。これは、入試日程が延期になっても試験範囲が縮小されても変わらない事実だと思います。

そうであるならば、少しでも自分の受験を有利にするべく、人より一歩早く踏み出すことが重要だと思います。
学校や塾のオンライン授業やYouTubeなどの配信授業などを活用して、早く学習進度を例年の生徒と同じレベルに戻しておくべきです。
それだけで他の受験生に比して相当有利になると思います。

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