【悩ましい】共通テストは第1日程・第2日程どっちが有利か

大学入学共通テスト
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まさお
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こんにちは。まさおです。
6/19に大学入学者選抜実施要項が発表され、あちこちのニュースで話題になっています。特に「大学入学共通テスト」は1月30・31日に実施される従来の追試験を「第2日程」とし、現役生はこの日程から受験するという選択肢もできました。

今回は「共通テストの受験日は第1日程・第2日程どっちが有利か」という話題です。

共通テスト日程の選択のポイント

入試準備が整い早く受けられるなら第1日程を選択する方が有利
受験日程は前倒しした方が選択の幅が拡がり、入試日程後半で差が出やすい
⇒学習範囲の準備が不足している場合は慎重な判断が必要
⇒センター試験と出願締め切りが変わらなければ10月上旬までに判断が必要
第2日程を選択する場合の留意点
私大個別試験との過密日程に注意
受験から2次出願までがタイトになる可能性があり事務手続きミスに注意

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共通テストの「日程選択」という受験戦略

今回発表された「大学入学共通テスト」の日程選択は、意外と大きな影響を与えるのではないかと思います。

試験日程を後ろ倒しにしてギリギリまで共通テストの準備をするか、早く1次試験を終えて2次試験の準備時間を長くとるかで、その後の試験結果に差が出てくる可能性があるからです。

どっちを選択するとどんな差が出てくるのかを考えてみましょう。

入試日程は前倒しの方が有利というのが基本

まず、入試日程に関するセオリーを確認しておきましょう。
一般的には入試日程は早ければ早いほど有利です。特に最初の合格通知をいつ受け取れるかは受験生の心理面に大きな差を生みます。

当然、最初のテストが早い方がその後のテストに対する心理的な余裕ができますし、早い日程で最初の合格通知が出れば、その後の入試も自信を持って臨めるというものです。

まさお
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塾で教えていたころは、試験日程の組み方をサッカーの試合にたとえて説明をしていました。先取点はできるだけ早い時間帯に取った方が試合運びが有利になります。後半のロスタイムまで試合がもつれるというのは精神的にも肉体的にも疲労が出やすい。前半開始直後に先制点を決める(合格をとる)方が試合全体(入試日程全体)を有利にします。

入試日程は全体の流れを見て決めるのが基本

入試日程を各大学ブツ切りに見るのではなく、「文脈」でとらえるようにしましょう。
各試験を点ではなく相互につながった線としてみるということです。

特に、「出願⇒試験⇒発表⇒手続き」の一連の流れの中で、発表・手続きまで視野に入れる必要があります。

私大の場合は、大学によりますが合格即手続きを求める大学と、入学手続きを待ってくれる大学があります。お金が潤沢にあればよいですが、入学金をいくつもの大学に支払いたくない場合は入学手続き締め切りを各大学がいつに設定しているかも見ないといけません。

共通テストだけでなく、私大や国立の2次も含めて、各テストがお互い何日程度の日程を空けて実施されるのかを見ておくことは、次の試験までの調整や万が一不合格を食らった場合のメンタルの立て直しなどに役立ってきます

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第1日程を選んだ方がよいケース

では、第1日程を選んだ方がよいのはどんなケースでしょうか?

これは比較的はっきりしていて「試験範囲の学習が第1日程でも十分間に合うケース」ということになります。

特に私立や国立の中高一貫校に通っている場合は、高校3年生の学習内容を前倒しで高2段階でやっていることが多いでしょうから、取り立てて共通テストの日程を後ろに倒す必要はないと思います。

共通テストを早く終えておけば、私大や国立2次に向けた準備に多く時間を割けます。共通テスト自体が通過点であることを意識すれば、ここを早く通過してしまった方が後々有利になるはずです。

まさお
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休校期間が長かった地域の公立高校に通っている生徒は不公平に感じてしまうかもしれませんが、早く受験できるなら早い方がその後の展開に有利に働くことが多いと知っておきましょう。

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第2日程を選んだ方がよいケース

第1日程と逆の考え方をすれば第2日程をどんなケースで選択すれば良いかわかってくると思います。

基本は「学校や塾の学習が後れ、共通テストの準備に1日でも多く割きたいケース」ということになります。特に、学習単元が終わっているだけでは入試では得点が上がって来ず、センター試験時代の過去問や過去の試行調査問題、対策問題集など、習った学習単元を使った実戦さながらのテストを何回かこなしながら、単元融合型問題編対応力や試験時間の使い方を含めた勝負勘を養っていく時間が必要です。

その時間を考慮した時に、1月中旬では厳しいとわかる場合は1月末の第2日程を選択するのがよいと思います。

ただし、出願書類にどちらの日程で受験するかを明記する必要があるでしょうから、判断は10月上旬までにしなければなりません(6/21現在、出願期間は未発表です)。
ここは学校の先生も頑張ってどっちの受験が有利かをアドバイスしてあげた方がよいでしょう。
単純に授業で教えておくべき単元の学習が何月までかかるかを明確にしておけばよいと思います。年内いっぱいかかってしまうなら第2日程の方がよいかもしれません

第2日程を選んだ場合は、2月1日から私大の個別試験がスタートするので、併願私立大学の入試日程との距離感を意識するようにしましょう。

1月30日・31日…共通テスト第2日程
2月1日…私大個別試験

上記のように連続するケースは少ないかもしれませんが、日程が過密になると体調も崩しやすくなるので、注意をしておく必要があります。

また、出願手続きや出願時に必要な情報の準備など入試を受けるために必要な手続きも同時に進行しますので、〇月〇日に何をしなければならないといったToDoをカレンダー形式にまとめておくことも重要になってくるかもしれません。

まさお
まさお

入試日程が過密になった場合は、体調管理が非常に重要です。万が一インフルエンザで寝込むと1週間を棒に振るので、入試スケジュールがほぼ崩壊します。いくら追試があると言っても精神的なダメージは大きいので、基本は予定通り受験日を迎えることを意識して準備を進めるのがよいと思います。

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