こんにちは。まさおです。
ここ数日首都圏公立高校の倍率速報を続けていますが、今回は埼玉の最終倍率です。
埼玉県教育委員会は2月19日で県公立高校の志願先変更を締め切り、最終応募倍率を公表しました。
今回は「埼玉県公立高校の最終志願倍率」を取り上げます。
全体の数値状況は以下のリンク先のPDFにてご確認ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/documents/r3sigangakuteisya.pdf
志願者の減少が多い学校
埼玉県公立高校の入試は2月26日に行われます。東京と異なり、都内私立高校の発表が終わってから公立入試まで2週間近く空いているため、私立高校に進学する多くの生徒は当日欠席ではなく事前に志願を取り下げます。
取り下げの多かった学校トップ5は以下の通りです。
順位 | 学校名 | 入学許可 予定者数 | 志願 確定者数 | 2月16日 志願者数 | 減少数 | 志願倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 川越南 | 358 | 599 | 632 | -33 | 1.67 |
2 | 浦和 | 358 | 480 | 512 | -32 | 1.34 |
3 | 豊岡 | 318 | 362 | 390 | -28 | 1.14 |
4 | 浦和第一女子 | 358 | 495 | 521 | -26 | 1.38 |
4 | 坂戸西 | 318 | 360 | 386 | -26 | 1.13 |
6 | 草加東 | 318 | 358 | 381 | -23 | 1.13 |
6 | 川口市立 | 280 | 484 | 507 | -23 | 1.73 |
減少数が最も大きかったのは川越南高校の33名減でした。浦和や浦和第一女子も32、26名と出願者を減らして1.3倍台に落ち着いています。
倍率の高い学校トップ10
志願先変更後の高倍率校は以下の学校となりました。
順位 | 学校名 | 学科 | 入学許可 予定者数 | 志願 確定者数 | 志願倍率 | 昨年同期 倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 市立大宮北 | 理数科 | 40 | 94 | 2.35 | 2.08 |
1 | 大宮 | 理数科 | 40 | 94 | 2.35 | 1.98 |
3 | 川口市立 | 理数科 | 40 | 83 | 2.08 | 1.45 |
4 | 市立浦和 | 普通科 | 240 | 457 | 1.90 | 1.58 |
5 | 松山 | 理数科 | 40 | 70 | 1.75 | 1.73 |
5 | 越谷北 | 理数科 | 40 | 70 | 1.75 | 1.3 |
7 | 所沢北 | 理数科 | 40 | 69 | 1.73 | 1.55 |
7 | 川口市立 | 普通科 | 280 | 484 | 1.73 | 1.21 |
9 | 川越南 | 普通科 | 358 | 599 | 1.67 | 1.3 |
10 | 市立川越 | 普通科 | 140 | 229 | 1.64 | 1.2 |
高倍率上位10校に理数科が6校入っています。
理数科は同校の普通科との併願が可能なため出願しやすいという特徴がありますが、どの学校も前年よりも倍率を上げていることがわかります。
普通科の学校も前年に比して倍率が上がっており、どの学校の大変厳しい競争入試であるといえます。
主要学科類型別の出願状況
最後に学科類型別の状況を補足しておきます。
普通科と英語科は全体平均倍率で前年よりも割り込んでいる状況ですが、理数科については0.26ポイント上昇という結果です。
以前も指摘しましたが、コロナ禍など社会情勢が不安になると理数系の人気が上がる傾向があります。
区分 | 募集定員 | 応募者数 | 応募倍率 | 前年同期 倍率 |
---|---|---|---|---|
普通科 | 26,479 | 30,025 | 1.13 | 1.15 |
外国語科 | 359 | 433 | 1.21 | 1.27 |
理数科 | 280 | 521 | 1.86 | 1.60 |
今年の理数科の倍率はちょっと高すぎるように思います。入試本番までに自分の実力をきちんと把握して対策を十分とって望むようにしてください。
スライド先に普通科のレベルもきちんと確認して、普通科では合格できるように調整しておくという視点も大事です。
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