2021都立高校一般入試受検状況 ~欠席が100名を超える学校も~

高校入試
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
2/21、東京都は都立高校の入試を実施しました。緊急事態宣言下で感染対策をしつつの入試で受験生も大変だったと思います。
東京都教育委員会は2/21の受験状況と最終受検倍率を公表しています。合否発表数は募集定員と少しずれますからこの倍率が最終にはならないのですが、今回は「都立高校一般入試受検状況」を取り上げてみたいと思います。

都立高校一般入試受検状況

◆当初応募者からの欠席は1,682名。率にして5.6%
欠席者数トップは男女とも日比谷高校
⇒日比谷は男子が82名、女子が36名の欠席で男女合計の欠席率22%
◆普通科(コース、単位制以外)の平均受検倍率は1.37倍
男子トップは戸山高校の1.89倍
女子のトップは見た高校の2.81倍

都立高校受験状況は以下のページから確認が可能です。

ご指定のページまたはファイルが見つかりませんでした|東京都教育委員会ホームページ
東京都教育委員会のホームページ。事業内容、入試、都立学校、教職員採用、教員免許、生涯学習などの情報をお伝えします。
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欠席者数上位校は?

東京都は私立高校の一般入試が2月10日から開始されます。近県も含めた最上位校(開成や早慶附属校)の合格発表は2月16日ころまで行われているため、都立高校に出願したものの試験当日に欠席をする受検生が一定数出るという特徴があります。

欠席者数は上位校に多く出る傾向となるわけですが、今年の欠席者数上位の学校は以下のような状況でした。

男子当日欠席者数上位5校

順位学校名募集人数最終応募者数受検人員欠席者数受検倍率欠席率
1日比谷132297218821.6327.6%
2豊多摩132262221411.6715.6%
3青山130261222391.7114.9%
3戸山132289250391.8913.5%
5西132204167371.2718.1%

日比谷・戸山・青山といった都心部の最難関校の欠席者が多いのが特徴です。
率で見ると、日比谷の次は西になります。もともとの出願者数が少ない方が率が上がる傾向にあるので、欠席者の実数で見た方がその学校の他校へ抜けていく実態が分かりやすいと思います。

女子当日欠席者数上位5校

順位学校名募集人数最終応募者数受検人員欠席者数受検倍率欠席率
1日比谷122238202361.6615.1%
2戸山122243220231.809.5%
3青山120293271222.267.5%
4豊多摩122206186201.529.7%
4西122206186201.529.7%

女子も男子と同じ学校の顔ぶれになっていますが、欠席率は男子に比べると下がっていることがわかります。
女子の私国立の選択肢が男子に比べて狭いことを暗に示していると考えるのがよいでしょう。

まさお
まさお

東京以外の人からすると、こんなに当日欠席する公立入試は想像ができないと思います。それだけ私立高校と都立高校の入試日程が近く選択肢も広いということが言えると思います。

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受検倍率上位校は?

次に受検倍率に視点を移してみましょう。
受検倍率の男女別上位5校を並べてみると以下のようになります。

男子受検倍率トップ5校

順位学校名募集人数受検人員受検倍率
1戸山1322501.89
2豊島1152141.86
3三田1071951.82
4城東1322401.82
5駒場1152041.77

6位以下も含めてベスト10に入る学校はいずれも倍率が1.7倍を超える厳しい入試になっています。

女子受検倍率トップ5校

順位学校名募集人数受検人員受検倍率
1三田992782.81
2青山1202712.26
3上野1222612.14
4広尾731712.12
5田園調布821702.10

女子トップの三田高校は倍率が3倍近いところまで来ています。このレベルに来ると、ボーダー付近の合否はまさに1問のミス、写し間違いなどに左右されるレベルになってきます。
2位以下も2倍が続いています。男子に比べると明らかに厳しい入試になっています。

まさお
まさお

東京都は真剣に女子の倍率を下げる動きを取るべきだと思います。
ふつう完全体の平均倍率を見ても男子の1.32倍に対して、女子は1.42倍と平均で0.1ポイントも高くなっています。

医学部の不正入試のことを言えないくらいのよくない状況だと思います。

都内の中3生の大半は入試はすべて終わった状態だと思います。あとは合格発表を待ちつつ、来るべき高校生活に向けて楽しみを膨らませて行ってもらいたいですね。

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