こんにちは。まさおです。
4/26、武庫川女子大は2/10に実施した入試で出題ミスがあったとして、7名の追加合格を発表しました。5名は他大学や予備校に通っているとのことで、不合格によって生じた経費も補償するようです。
今回のテーマは「武庫川女子大の入試ミス」です。
武庫川女子大の入試ミスの概要
4/26、武庫川女子大がホームページに以下のリリースを公表しました。
数学の問題で「≦」とすべきところを「<」としてしまったことで解答が変わってしまうということです。
入試問題のミスとしては初歩的でしょうし、複数の目でチェックすれば気づけたのではないかと思います。
一方で、2月10日に実施された試験の出題ミスが、4月下旬になるまで気づかなかったわけですから、日本中の大学にも同様のミスは潜在的に隠れていると考えた方がよいでしょう。
7名を追加合格にし、慰謝料や補償も行う方針
受験生の立場からすると、4月も下旬になって追加合格の通知が来ても戸惑うばかりだと思います。すでに4月から新しい生活が始まってしまっているのですから。
今回の報道では、7名中5名が他大学や予備校に通っているそうです。残った2名は別の日程で武庫川女子大に入学をしているとのことでした。
他大学進学者は現在通っている大学を取りやめて新たに武庫川女子大に入学するかということになります。現在通っている大学もよりますが、何名かはやはり入学したいと考えるかもしれませんね。
大学側は4月も下旬になって追加合格を出すことが、該当の学生の人生を大きく揺るがす問題だということに気づいているようです。
慰謝料の支払いや不合格によって生じた経費(現在通っている大学への学費支払いや予備校の授業料などと思われる)を補償する方針ということっです。
補償にかかる費用の多寡もありますが、この時期になってうやむやにせずにきちんと公表して謝罪を行った点は素晴らしいと思います。
大学の中にはたとえこのような問題があったとしても、週刊誌などで公にされなければそのまま二男をしてしまおうとするところも存在するのではないかと思います。
問題から逃げずに早く解決を行おうとした姿勢が大変良いものだと思います。
現在の入試制度は限界を迎えている
何度も同じような記事を書いていますが、入試ミスの記事を書くたびに今の入試制度が時代にマッチしていないことを痛感します。
入試問題を大勢がチェックする中で、ミスなくやり切るのは相当の技量が必要です。
一方で受験生確保のために入試の回数が増え、作問数も増えていく現状を考えると、公平性を担保した学力検査型の入試を早くやめないと受験生も学校側も無傷ではいられないと思います。
総合型選抜を中心とした、一斉学力検査に頼らない入試制度への移行を早く検討すべきです。
毎年入試における出題ミス、採点ミスのニュースが数多く流れますが、現状では撲滅は難しいと思います。
入試をやり続ける限りどこかで必ずミスが出るというのが今の状況だと思います。抜本的な入試改革が必要な時期に来ていると思います。
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