こんにちは。まさおです。
東京・大阪・京都・兵庫の緊急事態宣言は5月31日まで延長ということになりました。変異株への不安もあり、今年の受験も準備が難しくなりそうです。
そんな中、神奈川私立中高協会が神奈川県内の私立中全60校の学校紹介動画ページを公開しました。
今回のテーマは「コロナ禍の学校選び」です。
コロナ禍で学校を選べない生徒が増えている
2021年度(現高1の)の入試は、初めてのコロナ禍で大変苦労をした入試でした。
休校による授業の遅れも大変でしたが、学校説明会と模試が1学期にほとんど行われなかったことが大変厳しかったと思います。
特に学校説明会や学校見学会が十分にできなかったことで、最後の学校選びも迷いが払拭できず、人気校に受験生が集まるといった事象が発生しました。
人気校は通常よりも倍率が上がり、ますます厳しい入試になってしまったのです。
これは、そもそも学校見学にきちんと行けずに学校の雰囲気をつ噛めない受験生が多かったことを示しています。
来年の入試も同様のことにならないように、早めに学校選びをスタートさせましょう。
コロナ禍の学校選びは2段階で考える
学校見学が実施されない1学期に、受験生はどのように学校選びをすればよいのでしょうか?
コロナ禍においては学校選びを2段階に分けて考えることが重要です。
第1段階:動画やデジタルパンフレットで基礎情報を集める
第1段階は動画やデジタルパンフレットで基礎情報を集めることです。
現在の受験生は大半が「校風」を重視して学校を選びます。
ただ単に難関大学の合格実績がすごいとか、そういう観点だけでなく、「この学校に通って本当に楽しい生活が過ごせるか」といったことを重視する受験生が増えています。
その意味では、受験する学校は必ず学校見学をして、実際の生徒をじかに見てきてほしいのですが、コロナ禍ではそれもすぐにはできません。
よって、1学期の間に学校紹介の映像やデジタルパンフレットで基礎情報を確認し、受験校候補になる学校を絞り込んでおくことが重要です。
第2段階:実際の学校に足を運んで在校生の様子を見る
第1段階で候補を数校に絞り込んだら、2学期以降に実際にその学校に足を運んでみるようにします。
動画やデジタルパンフレットはその学校の良い面、アピールポイントが多いため、その学校がとてもよく見えます。
実際の様子は、動画やパンフレットの中にはなく、学校現場にのみ存在します。
受験校を決定する前に、必ずその学校に自ら訪れ、在校生の様子をきちんと見るようにしましょう。
友だち同士の会話や先生と生徒の会話を見るだけでもその学校に通っている生徒がどんな思いでいるかが伝わってくるものです。
気になる部活がある場合は、部活の練習見学できるかを確認し、見せてもらうのもよいでしょう。
大切なことは1学期を無駄に過ごさず、必要な情報を得るように努力をすることです。情報は向こうからきてくれませんので、積極的に自分からとりに行こうとする姿勢が大事です。
神奈川私立中学60校が学校紹介動画を公開
そんな中、神奈川県私立中高協会は県内の私立中学60校の学校紹介映像ページを公開しました。
上記の「神奈川県全私立中学相談会2021」ページでは、第1弾として各学校の紹介映像(5分程度)を60校すべてについて掲載しています。
また、5月20日には第2弾として在校生による学校紹介ムービー「スクールライフ」が公開される予定になっています。
今後このような動きを取る学校が増えてくると思います。
コロナ禍において特に私立中高は生徒募集に必死ですから、自校の良さを受験生にアピールする機会をどんどん作ってくると思います。
コロナ禍であっても受験日は1日1日と確実に近づいてきます。コロナを言い訳にせず積極的に情報収集に取り組んでいくようにしましょう。
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