休校による学習の遅れは解消したか? ~20年度の振り返りを~

教育に関する政策
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
1都3県の緊急事態宣言も3月21日で解除となる可能性が出て来ました。
全国の一斉休校が去年の3月の出来事で1年たってもなかなか終息のめどはたっていません。1年前の休校による学習の遅れは解消したのでしょうか?
今回は「休校による学習の遅れの影響」について取り上げたいと思います。

休校による学習の遅れの解消状況

◆文部科学省が状況調査をしているようには見えない
⇒全国の学習遅れの解消状況は各自治体に報告をさせた方がよい
◆自治体の独自調査では解消したといっているところも複数
⇒2~3カ月の休校を夏休み短縮などで解消するにはかなり内容を割愛しているはず
通常学年に比べて演習量が圧倒的に不足しているはずで「解消」とはいいがたい可能性

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自治体の学習の遅れ解消状況について

6月ごろは休校による学習進度の遅れが大きな話題となり、入学試験の出題範囲も縮小するような動きを取っていました。

一方で、年度末を迎えるにあたり学習の遅れがどこまで解消されたかがはっきりしていないのは大きな問題のように思います。

ネット上のニュース記事から拾ってみると…
・中部6県の22市町村はほぼ解消できる見込み

休校での学習遅れ「年度中に解消できる」 22市町村に追跡調査:中日新聞Web
新型コロナウイルスによる一斉休校中の昨年五月、本紙の調査に学習遅れが解消できないと答えた中部六県の二十二市町村が、二〇二〇年度中に遅れ...

・仙台市の小中学校もほぼ解消できる見込み

仙台市小中学校の学習遅れ年度内解消 夏休み短縮など奏功 | 河北新報オンライン
新型コロナウイルスの感染拡大で、仙台市立小中学校の臨時休校が長期化した影響による学習の遅れが、全183校で年度内に解消される見通しとなった。市教委が授業の進行状況を調べた結果、昨年9、10月時点で例…

記事は掲載できませんが、「日本教育新聞」が8月に各自治体教育長にとったアンケートでは9割超の自治体が年度内に遅れが解消できると回答しています。

まさお
まさお

教科書の学習単元を授業で取り上げて、生徒に学習ポイントを理解させるという観点では多くの自治体が遅れを解消したという認識となっていそうです。
ポイントは「遅れの解消」の中身だと思います。

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2~3か月の遅れを解消するには演習量減が絡んでいる

3か月程度の学習の遅れ(約25%)を一気に取り戻すには、通常の133%のペースで授業を進める必要があります。

夏休みの短縮等があったとはいえ、授業時数を133%にしたわけではないので、授業内で単元動詞につながりから通常2時間かけていたものを1時間で教えるといった「指導上の工夫」によって遅れを解消したと考えるのが現実的だと思います。

それで本当に遅れを解消したといってよいのでしょうか?

単元の理解という観点ではひょっとすると「遅れは解消した」とか「事実として授業は実施した」という状況だと思います。
一方で通常の授業にあるべき、生徒個人が考える時間や発表する時間、演習する時間は相当数割愛されたのが現実だと思います。

特に中3の入試の出題範囲から「三平方の定理」が削減されたエリアでは、どの程度丁寧に三平方の定理について学習したのかが不安です。
高校に入ってからの学習のベースになる部分でもあり、丁寧に証明方法などを理解していた方が後々に好影響を与えるはずです。

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4月から新高1になる人は中3内容の総復習を!

4月から新たに高校生になる人は、卒業式も終わってほっとしている時期だと思います。
が、中学内容の復習を今のうちにぜひやっておきましょう

特に以下の内容についてはYouTubeで基礎事項を学び、学校や塾の教科書で問題を解いておく置くことをお薦めします。高校に入ってから大きな差になるはずです。

・三平方の定理
・社会科の「私たちの経済」「国際社会の諸課題」
・理科の「運動エネルギー」「太陽系と恒星」

上記範囲は、基礎知識の有無で大きく差がついてしまいます。
完璧でなくてもよいので一定レベルの学習量を確保しておくことが重要です。

まさお
まさお

史上例を見ない長い休校を経験した2020年度でしたが、普段と違う学校生活に生徒自身とかなり戸惑ったはずです。教科書内容を学習したから終わりではなく、目に見えない影響へ配慮した対応をしばらくは続けていく必要があると思います。

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