【プレッシャーでつらい人へ】受験で人生は決まらないという発想

プレッシャ 入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
コロナで延長するところもありますが、夏休みもいよいよ終わりが見えてきて、2学期に向けたプレッシャーがかかってきている人が増えているようです。
宿題も終えないといけないし、入試は刻々と近づいてくる…。プレッシャーが辛いという人も多いかもしれません。
今回は「プレッシャーとの付き合い方、受検で人生は決まらないという発想」についてです。

受験で人生は決まらない

◆受験生が見ている世界は実際の世界に比べてとても狭い
安全に保護された学校にいると、受験こそが世界全てのように見えてしまう
⇒実際は高校や大学がどこだろうが、大事なのは本人がどんな人間かということ
◆受験勉強は入試に意味はないのかというとそうではない
現在できるベストを尽くすことは大事で、その経験が長い人生の基礎力になる
プレッシャーに潰されそうなときは、一旦逃げることも大事。それも人生の基礎力になる。

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今の学生は真面目でプレッシャーに弱い

ここ数年の中学生や高校生を見ていると、与えられた課題をきちんとやるいわゆる「優等生」的な生徒が増えたと実感しています。

昔は宿題をまったくやってこないとか、宿題を出されたこと自体に文句を言うとか、反抗的な態度をとる生徒も多くいたいのですが、今は表面的には文句を言いつつも最後はきちんと課題をやってくる生徒が増えたように思います(もちろん全員とは言いません)。

その一方で、その宿題をやらないといけないことが実はストレスになっていて、自分を追い込んでしまっている人も増えたように思います。

まじめに向き合うことはよいのですが、結果が伴わないときに必要以上の自分を責めてしまって自信を無くしてしまうようなところがあるようです。

長い人生では、一つ一つの課題に真摯に向き合うことも大事ですが、結果を出せるものばかりとは限らないので、プレッシャーをどうやり過ごすかということも大事です。

まさお
まさお

プレッシャーがないと人間はよいパフォーマンスを発揮できないという話もあり、プレッシャーがないこと自体は必ずしもいいことではないようです。

ポイントは適度なプレッシャーにしておくということで、ちょっときついなと思ったときにそこから逃げることができるようにしておくことが大事ということです。

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受験のプレッシャーとの付き合い方

中学生や高校生にとって、「入試」は人生の通過点としての重要イベントです。

とくに小学校から「学校」という、ある意味保護された囲いの狭い世界の中で育ってきた受験生にとっては、目の前の大きな壁に「入試」が見えるかもしれません。

たしかに、中学から高校への進学、高校から大学への進学はその後の人生の可能性を大きく左右する重要事項ではありますが、かといって、受験が成功するとその先の人生がうまくいったり、受験に失敗するとその先の人生が苦労ばかりかというとそうでもありません

社会に出てから本当に求められるのは、困難な課題に向き合ったときにどんな工夫や仲間の協力を得てその課題を解決していくかという、課題解決力やコミュニケーション力などです。

学校はその力を育てるための道具に過ぎないので、少し高い視座から受験そのものを俯瞰することが大事です。

受験でプレッシャーに負けそうになったときは「受験で人生が決まるわけではない」「今の自分ができるだけの努力がどの程度通用するか試す絶好の機会」とプレッシャーをうまく受け流す発想を同時に持っていることが大事なのです。

まさお
まさお

第1志望校合格に向けて努力をし、絶対合格と気合を入れることは素晴らしいことです。その努力そのものは必ずその人の経験値としてその先につながるのですが、一方でその努力の結果第1志望に合格しなかったとしても、その先の人生の価値は下がったりはしないということが大事です。

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そもそも「受験」の意味とは?

そもそも受験とは何のためにするのでしょうか?
悩んでいる人は改めて考えてみた方がよいと思います。

ポイントは以下の2つだと思います。

受験をする意味
  1. 自分のやりたいことを実現しやすい環境(志望校)に身を置くため
  2. 受験勉強という経験を通して課題解決力を高めるため

自分のやりたいことを実現しやす環境に身を置く

本来の受験の目的はこの「自分のやりたいことを実現しやすい環境に身を置く」です。

将来、医者になりたいと思っている人は医学部に進学しないことには医者になることはできません。

そのために医学部に入学するということが「自分のやりたいことを実現しやすい環境に身を置く」ということになります。

一方で、その「自分のやりたいことを実現しやすい環境」というのはその志望校に行くことでしか実現できないのかというと実はそんなことはありません

現在知り得る最善の環境がこの学校と思われるというレベルであって、本当はもっとよい環境があるかもしれないのです。

医者になるのは極端な例ですが、医者になる道ですら日本の医学部以外のルートで慣れる方法があります。大事なことは、むしろ何をやりたいかということで合って、受検はそのための手段だと考えましょう。

まさお
まさお

自分のやりたいことが見つからないから、レベルの高い学校に行くという発想をする人がいます。否定はしませんが、本当にレベルが高い学校である必要があるかというと実はそうでもないように思います。
重要なことはいろいろなことに興味を持って実際にやってみることです。実際にやってて初めて自分のやりたいことに気づくことはよくあるので、学校選びというよりもいろいろな体験にチャレンジしてみるマインドが重要だと思います。

受験勉強を通して課題解決力を高める

受験勉強の2番目の意味は、この「課題解決力を高める」です。

社会で高学歴の学生が比較的就職で有利になるのは、この「課題解決力」に期待しているからです。

たとえば、東大入試などは2次試験の科目数が他の大学よりも多く、より多くの課題をこなさないと受験すら難しい状況です。

その難しい状況に向き合って、何とか全ての科目を一定のレベルに鍛え上げて合格できたということは、それだけの「段取り力」や「効率的にものを進める力」、「諦めずにやり切る力」といった社会人として必要な能力が高い水準で身についているのではないかという期待があるということです。

受験勉強自体はもともと少し難易度の高いハードルです。

それに対してどのように向き合って突破していくかが重要だということです。志望校合格はその結果であって、合格までのプロセスを経験値としてその他の課題にも使えるようにしておくことが本当は大事なのです。

第1志望校合格は当然目指すべきですが、志望校合格だけが人生を左右するわけではありません。受験の経験によって副次的に身につく力の方が実は大事だということです。

まさお
まさお

受験そのものの意味を改めて考えつつ、プレッシャーとの付き合い方を考えてみましょう。つらいときはしばらく現実逃避することも大事な選択肢です。
これからの社会はますますストレスがきつくなっていくと思われますので、自分の体や心の守り方も大事な能力と考えるべきです。

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