こんにちは。まさおです。
2022年3月も今日で終わり、明日から新学年となります。
中学校3年間の中で、一番成績の上下が激しいのは中学校2年生です。受験までまだ時間がありますが、学習内容は入試直結の者も多く差がつきやすいのです。
今回は「中学2年生の年間学習計画」を取り上げます。
中2の過ごし方が受験を左右してしまうという事実
生徒の皆さんは中2という学年の位置づけを実感できないと思いますが、中2をどう過ごしたかは高校入試で目指せる学校の上限を決めてしまいます。
中2の時点で、最大限頑張って手が届く学校がどこまでなのか決まってしまうということです。
それほどに勉強する人としない人の差がつきますし、成績も大きく開く学年です。
その理由をこれから説明しますので、中2の皆さんはよく読んで理解しておきましょう。
中2は勉強しづらい学年
この学年の特徴は中3と中1に挟まれていることで生まれます。
たとえば、部活動での立ち位置は以下のような状況です。
中2は上の学年と下の学年に挟まれで、どちらにも目配りをしなければならず、何かと気を使う学年です。
しかも後輩を持つこと自体は初めての経験で、どうしたらよいかも見よう見まねということも多い。
よくある中2は中1とも中3とも仲が悪いなどということもあって面倒な学年であるのは間違いないです。
中2の勉強はナメてると痛い目をみる
一方で、中2の学習は本格的な中学内容に突入し、そのまま入試でも問われてきます。
数学と英語の主要単元を見てみるだけでも、以下のような状態です。
数学 | 英語 |
---|---|
連立方程式 1次関数 並行と合同 三角形と四角形 確率 | 過去形 未来形 文構造 比較表現 受動態 不定詞 動名詞 |
特に英語は新しい単元が多く、1年間気の抜けない学習が続きます。
中1の時のようなペースだとちょっと量的に追いつかなくなるので、日々の学習も意識しないといけないのです。
こうしてみてくると、勉強面ではなかなか時間が取りづらいほどに忙しいのに、まとまった時間をとって勉強しないとついていけないという難しさがあることに気づきます。
中2の年間学習計画
ここまでみてきたような中2の難しさを踏まえて、時期ごとの留意点をまとめると以下のようになります。
4〜6月:新:学年の生活ペースの確立
□ 部活に後輩が入ってくる。後輩への対応がスタート
□ 新学年での家庭学習サイクルの確立(学校・塾・家庭学習のバランス)
□ 部活動は悔いのないように頑張れるだけ頑張る!
□ 定期テストも全力で頑張る!
7〜9月:部活と勉強のバランスをとる正念場
□ 暑い時期で大変だけど、部活に負けずに最低限の学習は続ける
□ 夏休みに1学期の取りこぼしを取り返すために学習内容を決めておく
夏休みは1日3〜4時間程度の学習を目標に。5時間以上やってもOK。
数英理社の問題集をそれぞれ1冊決め、習ったところまでやり切る!
この時期の使い方を間違うと、9月以降成績が伸び悩む。絶対に手を抜かないで頑張るべき!!
10〜12月:学習ウェイトの増加
□ 高校の説明会に参加して、志望校設定の情報を集め始める
□ 部活の時間がだんだん短くなるので、学習量を増やしていく
□ 学習内容が難しくなるので、1回1回の授業を大事にする
□ 定期テストできちんと点を取っておく
英語は12月までに主要な単元の学習が終わるので、冬休みに一通りの復習ができるように準備をしておこう!
1〜3月:受験生になる準備
□ 12月までの学校説明会情報などから志望校を仮設定しておく
□ 1年上の先輩(中3生)の入試の様子をよく見ておく
1年後の自分の姿を重ねて入試の現場を見ておくことはとても大事
□ 定期テストできちんと点を取る
3学期には、もう受験学年としての自覚を持って取り組んでいる人が出てきます。受験生とは「受験に意識を向けた生徒」のことで、中2でも十分受験生になれるし、その分有利に入試を進められます。
スタートダッシュは後々有利。速めにスタートを切ろう!
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