休校でヒマなときに読んでおきたい本 ~人間としての幅を広げる5冊~

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まさお
まさお

学校が休みになって数日たちますが、家でじっとするのはつらいのではないかと思います。かといって、外に出よとはなかなか言いづらい状況です。こんな時は読書!

これからの人生の幅を広げられる本を5冊紹介します。

この記事で伝えたいこと

学力のベースにあるのは人間力。人としての幅を広げることが大事。
教科書だけではなく世の中のいろいろな事象に目を向けると勉強の意味が見える
読書自体も意味があるが、そこから得た情報を自分の一部にすることが大事
使い捨ての知識ではなく、生涯使えるものの見方を吸収しようと考える

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読書が最も手っ取り早く人間の幅を広げる

古来読書が大事だといわれてきたのはなぜでしょうか?
書物には先人たちが長い時間をかけて経験して来たりためてきた知識や知恵が詰まっています。読書はそれをわずか数時間で自分のものにすることができる手段です。

重要なことは、自分のレベルを上げるために興味のある分野の本を少しずつでもよいから読み進めていこうという心構えです。

興味のない分野を無理やり読むのは苦行でしょうから、自分の好きな分野の本を読むことが大事です。
小説が好きなら小説を読めばよいし、数学が好きなら数学に関する本を読めばよいのです。プログラミングに興味があればプログラミングの本を読む。それをきっかけに読書の幅を広げていくことが、結果的に人間の幅を広げていくことになります

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人間の幅を広げるおススメの本5選

以下の5つの本は、まさお自身も世界の見方が変わるような大きな影響を受けた本です。自分以外の人がどのように世界をとらえているかを本は垣間見せてくれます。自分のものの見方を疑い、新たな世界を知る意味でもぜひ読んでみてください!

対訳「21世紀に生きる君たちへ」 司馬遼太郎

歴史小説で有名な作家の司馬遼太郎が、20世紀の終わり(1990年代)に、子どもたち向けに書いた文章です。これに先日亡くなったドナルド・キーンさんが監訳をつけています。
開くとわかりますが、左ページに日本語の文章、右側に英語の文章が並び両者を比較することで英語の学習にもなります。

表題以外にも「洪庵のたいまつ」「人間の荘厳さ」という2編が収められています。

これからの世界を背負っていく若い人たちにぜひ考えてほしいこと、意識してほしいことがわかりやすい文章で書かれています。若いうちにぜひ読んでおいてほしい1冊。表題以外の作品も人のために尽くすことの意義を考えさせる秀作です。

COMIX「家族でできる7つの習慣」 フランクリン・コヴィージャパン

7つの習慣」はビジネス書としてもとても有名な本で、社会に出て活躍するために身につけておきたい考え方がわかりやすく書かれています。

それをさらに読みやすくするために漫画にしたのがこの本です。
突然アイドルになると言い出した中2の女の子とその家族の物語を通して、「7つの習慣」に書かれている内容を解説してくれています
これが知識ではなく習慣になって毎日ちょっとずつ貯金をためていくことで数年後には大きな差になって現れます。

勉強はもちろんですが、それ以外の自分の夢の叶え方を考える上でも、とても参考になる1冊です!

「スウガクってなんの役に立ちますか?」杉原厚吉

数学が嫌いな人も数学が好きな人も、心のどこかで「スウガクは社会に出たらあまり役に立たないのは?」と思っていませんか?

この本は数学的なものの考え方がいかに世の中の問題を解決してくれるかということを解説してくれています。

特に数学が嫌いな人ほど、この本を一度読んでみてほしい
小中学校で習う数学の基礎的な知識で、世の中の課題を解決していきます。わかりやすいうえに数学的なものの考え方も身につけられる1冊です。

「星の王子さま」オリジナル版 サン・テグジュペリ

いくつになっても、何度読んでもその都度新しい発見ができる不思議な本です。

砂漠に不時着した主人公はそこである小惑星から来た王子と出会います。王子はこれまで訪れたさまざまな星で見たことを主人公に話します(すべて現実世界の大人への皮肉です)。
自分がほめられることしか考えていないうぬぼれ屋、地図ばかり見て実際の土地を見ない地理学者など、少し本質から外れた変な大人ばかりでした。

大切なものは目に見えないんだよ」という言葉はこの本の中で出会うと生涯を支える大事な言葉に思えてきます。

若いうちに一度は読んでおくことをおススメします!

「博士の愛した数式」 小川洋子

交通事故のため80分しか記憶がもたない天才数学者とそこに派遣されたシングルマザーの家政婦、そして博士からルートと名づけられた家政婦の息子との物語です。

3人で過ごす何気ない日常にさまざまな数字や数式が散りばめられ、数学にまったく興味のなかった家政婦の世界が彩りを変えていきます。ルートと呼ばれた少年も数学の世界にどんどん引き込まれていくことに…。

数学の魅力が物語の中で丁寧に描かれていて、数学嫌いでも数の面白さを感じ取ることができるオススメの本です。

まさお
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今回はこれくらいで終了にしますが、今後も折を見て本の紹介をしていきます。入試に合格するのも大事ですが、入試で合格するだけではまともな人間になれません。
人としての幅を広げられる本との出会いをぜひ楽しんでください。

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