【個別試験の範囲ほぼ判明】来年度の大学入試の準備に必要なこと

大学入試
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです!
文部科学省は、7/31までに来年の入試に関する対応を各大学にHP上で公表をするように通知をしていました。各大学の来年度の入試要項がほぼ出そろい、大学入試の概要が代替見えてきた状況です。

今回は、「令和3年度の大学入試の見通しと準備」について取り上げます。

来年度の大学入試

首都圏上位大学の出題範囲変更はほぼない
⇒東大・早稲田・慶應は従来通りの試験範囲
地元との関係性の強国立大学は地元の状況を反映
⇒出題範囲から発展天気内容を削除したり、選択問題を導入して対応
志望大学を早期に確定して対応した準備が必要
⇒志望大学の決定遅れがそのまま準備の遅れにつながる

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出題範囲について変更がない大学

出題範囲の変更を行わない主な大学は以下の通りです。

・東京大学
・京都大学

・大阪大学
・岩手大学
・新潟大学
・早稲田大学
・慶應義塾大学
・関西大学   等々

各大学の理由は様々ですが、岩手大学などはこれまで感染者が出ておらず学校の遅れなどの影響が少ないことが主たる要因だと思います。
また、東大や京大は出題の仕方が細部の知識の確認ではなく総合的な力の判断を特徴としているため、影響が軽微という判断のようです。

まさお
まさお

発展的内容は出題しないとする大学がある一方で、学習単元の知識が足りなくてもリード文を工夫して解けるようにするという説明をしている大学もあります。
各大学の判断はまさに千差万別という状況で、各大学それぞれの考え方を正しく見極めないと判断を謝る危険性があります

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未履修範囲について入試問題に説明を加えれば解けるのか

今回の各大学の判断の背景には、入試問題の出題範囲を変更するということがとても難易度の高い作業だということもあると思われます。

毎年、出題ミスや採点ミスで多くの追加合格のニュースが流れるわけですが、それほどに出題範囲をきちんと守り、適切な問題を作り、適切な採点を行うというのは難しいことだと思います。

そんな中で出題範囲を極力変更したくない大学側の都合もあっての今回の対応のように思います。

問題文中に説明を入れる対応の是非

今回の大学の説明の中に、発展的内容を出題する場合は「入試問題のリード文中に説明を加えて対応する」というのがありました。
九州大学が筑波大学がそのような対応をすると表明しています。

この対応は問題ないのでしょうか?

今回の大学入試は、学習進度が早ければ問題なく学習ができている内容をあえて説明文をつけて補足するという形をとっています。
この場合、未履修の受験生と履修済みの受験生では時間の使い方に大きな差が出てしまうので、入試対応としては公平性を欠くのではないかと危惧します。

ちなみに、中学入試の世界ではこのような出題というのは比較的よくあるのですが、その場合も小学校の学習範囲を明らかに超えている、多くの受験生にとって所見に近い内容を説明しているケースがほとんどです。

つまり、多くの受験生がみんな知らない中でのリード文による説明と学習進度の差を埋めるためのリード文というのはおのずと性質が違うということです。

このリード文対応をもって、学習進度の差を埋めていると考えるのは非常に危険だと思います。

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受験生はどう入試の準備を進めるべきか

このような各大学の状況を見ると、やはり来年の入試についてはそれ相応の準備をして臨まないと、予想外の展開になってしまう可能性が高いと思います。
具体的には以下の点に留意すべきと思います。

一刻も早く志望大学・学部を確定させる

最初にやらないといけないのは、志望大学の確定です。
これだけ大学ごとの対応が異なると、入試直前の志望変更などは準備内容そのものに与える影響が大きすぎる可能性があります。

出願先を変えただけで出題範囲が異なる可能性があるというのは、受験生にとってリスクが大きすぎるので、第1志望を確定させてその大学の出題方針と似た大学を把握しておくことが望ましいと思います。

志望大学の出題範囲・出題内容を確認し準備を進める

志望大学が確定したら、その大学の出題範囲を確認します。

出題範囲が例年と変わらないということであれば、腹をくくって例年通りの学習範囲をすべてカバーできるように学習計画を立てましょう。
現役生にとって、入試範囲全体を仕上げるのは入試直前ギリギリまで時間との戦いになります。
今年は例年以上にその傾向が強いので、あきらめずに最後までベストを尽くせる計画を立てておくことが重要です。

共通テスト結果による出願先変更の可能性を考慮

次に、共通テストの結果が想定以上に悪かった場合の出願先変更の可能性を考えます。

その際に重要なことは、第1志望の大学と似たような出題傾向の大学を優先的に候補にしておくということです。
出題範囲があまりに異なる場合は出願先変更が必ずしも有利に働かない可能性がありますので、大学のレベルだけでなく出題範囲への対応状況も調べ解くようにしましょう。

まさお
まさお

新型コロナウイルスの終息は見えず、試験場での感染リスクも決して低くはないと思います。今後、大学入試のやり方も大きく変わる可能性もゼロではありませんが、今は与えられた情報をもとにベストを尽くすしかありません
出題範囲も調べればわかる状態になっていますので、これから受験準備を具体的に一気に加速させるようにしましょう!
迷っていても結果は好転しません。行動あるのみです!

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