こんにちは。まさおです。
前回、試験場での時間の使い方という記事を書きましたが、通常通りの時間の使い方とは別に、不測の事態ということがあると思います。ここへの対処法は意外と合否を分けることがあります。
今回は「試験場での不測の事態への対処法」を取り上げます。
入試本番に限って想定外の事態が起こる
全員とは言いませんが、一定割合の受験生は試験当日に不測の事態に見舞われています。
・試験中に頭痛や腹痛などの体調不良に見舞われた
・試験中に消しゴムを落として、到底拾えないところまで転がって行った
・隣の受験生がうんうん唸っていてうるさい
・ストーブの熱風が顔面を直撃して、めっちゃくちゃ暑い など
どれも過去の受験生が実際に試験場で経験してきたことばかりです。
どれも冷静に対処すればよいのですが、入試本番で緊張感もある中、冷静に対処できないケースも多いようです。
この記事を読んでいる人は、どう対処すれば良いか事前にある程度わかるので試験場では冷静に対処できると思います。
是非内容を理解しておきましょう。
事象別対応方法の整理
上記の4つの事例に対して、どう対処すればよいのかを考えてみましょう。
試験中に頭痛や腹痛に見舞われた
どの程度の痛みかによりますが、コロナ禍においては我慢しない方がよいと思います。
まずは、監督に挙手をして知らせ、どのような状態かを説明しましょう。
自主検温をしているケースでは「健康観察記録」などをもとに、これまでの体温の経過と現在に症状を簡潔に伝えましょう。
保健室などの別室受験が可能な場合はそちらで受験できるはずです。
コロナの影響で、別室受検の生徒が多い場合は例年のように保健室で受験できないかもしれませんが、保健室は通常の試験会場に比べると湿度も高く、温かいので体調不良者が受験をするには良い環境です。
我慢して通常の試験場で受け続けるよりはよほど結果が出やすくなるはずです。
消しゴムを落としたらとんでもない方向へ転がって行った
まず、消しゴムを落とす前に、試験場には2つ以上の消しゴムを持っていくようにしましょう。消しゴム1つを落として気をもむよりは2つ消しゴムを持っていき、1つ目を落としても気にしないくらいの周到な準備をしておくのがよいでしょう。
それでも消しゴムを落としてしまった場合は、すぐに挙手をして監督に拾ってもらうようにしましょう。ここは我慢する場面ではないのですが、大人しい今どきの受験生は他の受験生への遠慮などもあって意外と手を挙げづらいようです。
隣の受験生がうんうん唸っていてうるさい
こんなことあり得るのかと思うかもしれませんが、過去の受験生の証言の中に近くに座っている受験生が試験中謎の声を発していてうるさく集中できなかったというのがありました。
コロナ禍においては試験中に声を発するのは即アウトのように思いますが、咳払いともうめき声ともわからぬ謎の声を出す受験生は存在するようです。
そのような受験生に遭遇したら、すぐに監督に挙手で知らせるようにしましょう。もし頻繁に咳払いをするようであれば、「あそこの受験生の咳払いが気になるので、別室受験とかにできませんか?」というような申し出をしてみましょう。
今年に関しては、コロナ感染リスクもありますから、別室受検の方が妥当だというケースも出てくると思います。感染リスク低減の観点からも試験中に声を出す受験生を見たらすぐに監督に伝えるようにしてください。
ストーブの熱風が顔面を直撃して熱い
最近の試験場は天井据え付け型のエアコンが増えてきましたので、昔ながらの灯油ストーブはもうほとんどないかもしれません。天井据え付け方のエアコンでも灯油の温風ヒーターでもよいのですが、試験場の座席によってはその風がもろに当たる場所があるようです。
過去の受験生の中には、ストーブのすぐ前の席で熱に当てられて集中力を欠いてしまったという生徒がいました。一言監督に「ストーブの熱風が当たって暑いです」と申し出れば何らかの対処を取ってもらえるので、目の前の試験の集中を妨げる事象については監督に言ってどんどん排除していくようにしましょう。
最後は冷静さがモノをいう
不測の事態の一例を紹介してきましたが、これ以外にも試験場に行く電車を乗り間違えてしまったり、試験場に着いたら受験票を忘れてしまっていたりといったトラブルは毎年ゼロにはなりません。一定の確率で必ず遭遇している受験生がいるということです。
自分がその対象にならないとも限らないという前提で、各種トラブルの対処法について知っておいてもらえるとよいと思います。
不測の事態に見舞われたときにモノを言うのは、「冷静に自分が置かれた状況を把握できる精神的な余裕があるか」ということです。短絡的に何か対処をしようとするのではなく、深呼吸をして自分が置かれた状況を客観的に見て必要な情報を入手・整理することです。
それができれば、おのずと次に何をすべきかが見えてくるはずです。
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