こんにちは。まさおです。
11都府県に緊急事態宣言が発出される中、共通テストがスタートしました。新規感染者は昨日も7000名を超えており、感染の終息が見えない中での試験となっています。受験生の皆さんは感染対策をしつつ実力をいかんなく発揮してくれるように願っています。
今回は「個別試験は行われるか?」というテーマです。
冷静になって入試をやっている場合か考えてみる
共通テストは全国的なイベントで、一度延期にすると会場確保などの影響が様々あるため、文部科学省も中止の判断はしづらい状況だと思います。
一方で、各大学が実施する個別試験は、自校の教室を使うことが多く、判断によって影響を受ける範囲も比較的コントロールしやすいところであるため、中止の決断もしやすいと思います。
1/15現在の感染状況を冷静に見てみると、
・緊急事態宣言が出ている都府県…11
・重症患者数…934人
・新規感染者数…7131人
新規感染者はまだ明確に下降の方向に向かっているとはいえず、ほぼ横ばい。重症患者数は過去最高数で医療崩壊といわれる状況が一部のエリアで起こっているといわれています。
そんな中で大規模な受験生の移動を伴う入試をやっていること自体が後で大きな問題になる可能性は常にあり、各大学に責任が問われる個別試験はそのようなリスクの中でどのように運営していくかが問われる難しい問題です。
一部の大学は個別試験の中止の可能性を発表
そんな中で一部の大学は個別試験中止の可能性に言及し始めています。
電気通信大学
感染状況によっては共通テストと調査書で判定する旨を公表
山口東京理科大
個別学力試験の中止を発表。共通テストの得点のみで合否を判定する。
東京外国語大学
日帰り受験をしやすくするため、開始時間を繰り下げ弛緩時間の短縮を実施。
http://www.tufs.ac.jp/admission/navi/exam/20210106.pdf
各大学とも難しい条件下での苦渋の判断を迫られています。受験生の安全を確保することを第一に考えればやむを得ない対応だと思います。
各大学の対応については日々HP等でチェックを
入試に関して、延期という選択肢を取る大学は少ないと思います。延期した先の日程で他の大学の入試が行われている可能性があり、併願受験者への配慮が必要なためです。
多くの大学は、実施か中止かの選択を迫られることになります。
共通テスト利用型の入試を採用している場合は、共通テストのスコアを使って合否判定をすることができます。その意味でも共通テストの結果は大変重要です。
一方で、多くの大学が共通テストの結果のみで合否を決めてしまうことになれば、各大学独自の学生選抜が壊滅します。本来は各大学が自学に必要な学生を正しく見極めるために個別試験を実施するわけですから、共通テストの結果だけで判断するというのは、各大学の独自性の死を意味します。
コロナ禍でやむを得ない状況もありますが、共通テストさえ取れればどんな大学でも合格できてしまうというのも制度的な問題だと思います。
まずは目の前の試験を精いっぱい解いて、1点でも多く点数を取るようにしましょう。情報が流動的で大変ですが、正しく情報を入手できれば適切な対応ができるはずです。頑張ってください!
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