コロナでもチェック!面接試験の準備のしかた

高校入試
スポンサーリンク
まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
今年はコロナの影響で入試に置いて面接試験を中止する学校が出ていますが、高校入試の推薦を中心に面接試験を実施する学校も多くあります。

今回は「面接試験の準備のしかた」を取り上げます。

面接試験の準備のしかた

◆面接対策のスタートは学校が面接をする目的を考えることから
⇒面接試験は手間もかかるし学校側もできればやりたくない
⇒それでも面接をやるのは、「その人物を入学させて問題ないか」を確認したいから
◆面接対策は「形式」と「内容」の2つの側面から行う
⇒形式は「言葉遣い」「基本動作」「声の大きさ」に注意
⇒内容は「志望理由」「これまでの取り組み」「将来やりたいこと」を準備

スポンサーリンク

面接試験をやる学校はこだわりを持って面接をやっている

今年の入試はコロナの影響もあって、面接試験を中止する学校も多く出ています。一部の学校では声ではなく筆記で面接をするなど、感染対策も考えているようです。

このコロナ禍において面接を中止しない学校というのは、各学校が考えるこだわりポイントがあるがゆえに面接を中止できないと考えるのが妥当です。

その背景を知ることが面接対策の第一歩ということになります。

面接試験を行う学校の背景とは?

では、面接試験を行う学校はどんな背景から面接を行っているのでしょうか?
過去に何人かの学校の先生に直接話を聞く機会もありましたが、最近は以下の2つが主な背景となっているようです。

1.受験生がどのような人物か一度は直接話をしておきたい
集団面接を行う学校に多く、今回のコロナにおいては中止にしてしまっている学校も多いかもしれません。
「深掘りをするつもりはないがその生徒の態度や言葉遣い程度は確認しておきたい」ということです。

2.その生徒が自校に通い続けられるか(退学予備軍でないか)確認をしておきたい
この理由は私立高校で面接にこだわりを持っている学校に多いです。3年間きちんと通って卒業してほしいのですが、高校は義務教育ではありませんからいろいろな理由から途中で退学する生徒が出て来ます。
私立高校の場合は、途中退学は評判の面でも学費収入の面でも痛手なので、できるだけ退学予備軍を入学させたくないという考え方があります。
特に特徴的な行事をやっていたり生活指導が厳しい学校においては、その生徒の性格などを見て本当に通えるかを見極めるという側面があります。

3.主に推薦入試などで面接試験の受け答えから合否を判定したい
面接と書類審査のみで合否を決める高校入試の推薦の場合は、面接の受け答え(特に内容)がそのまま合否に直結します。
志望理由や高校に入ってからやりたいこと、なぜそれをやりたいと考えたのかといった項目の回答を聞き、その生徒が本当にそのような思いを持っているのかをチェックしているというケースです。これはいい加減な準備ではすぐにウソがばれますので、丁寧な自己分析と面接試験への対応準備が必要です。

まさお
まさお

端的に言えば、人物チェックです。一般入試では面接が原因で不合格になるのはよほど強烈に印象が悪い場合のみだと思いますが、推薦入試や学力試験がなく、面接を主たる材料として合否を決める場合は十分な対策が必要です。

スポンサーリンク

面接試験の準備はどうすれば良いか

上記のような背景で特に、2.3.に当たる学校の場合は、面接試験の準備を丁寧に行っておく必要があります。具体的な準備項目を整理しておきます。
基本は、「形式」「内容」の2つに分けるとわかりやすいと思います。

形式面の準備(動作・言葉遣い・声の大きさ)

最初にチェックしておくべきは「形式面」です。

動作(歩き方やお辞儀など)

動作については、「あいまいにしない」ということを意識しましょう。
歩くときは「堂々と歩く」、ノックをするときは「中の人に聞こえるように大きな音でノックをする」、お辞儀をするときは「相手に誠意が伝わるようにきちんと頭を下げる」という考え方で臨みます。

お辞儀などで「角度は何度にする」といった指導の仕方もありますが、そういう考え方ですと角度を覚えようとしたりする生徒が出てきてあまり本質的ではありません。
面接の基本は人物の確認ですから、角度が正確というよりも、相手に誠意が伝わるようにすることが大事です。

言葉遣い(最低限の敬語は使えるように)

言葉遣いは最低限の基本ができていれば大丈夫です。相手は目上の方ですから、最低限の尊敬語・謙譲語・丁寧語は使えるようにしておきましょう。

部活の先輩と会話しているような「~っス」のような言い方は当然警護とは言えないので、不安な人は学校の先生にお願いをして面接練習をしてもらうようにしましょう。

声の大きさ(部屋に広さと面接官との距離を考える)

声の大きさに自信のなさが現れます。全体的に声が小さい人が多いのですが、おなかに力を入れて相手に自分の声がきちんと届くはっきりした声を意識しましょう。

基本は、面接官の後ろに人が立っていると想定して、その人に向かって直接声をかけるくらいの感覚が近いと思います。
あまり声が大きすぎるのも考え物ではありますが、小さすぎるのよりは全然マシです。
また、部屋の大きさに合わせて声の大きさは調整しましょう。大きな部屋であれば、多少大声をはっても評価が上がることこそあれ、下がることはないでしょう。

まさお
まさお

形式面は理屈というよりは慣れの方が大事です。学校の先生や塾の先生にお願いをして何回か練習をすればすぐに慣れるはずです。
頭の中だけで考えて実践が伴わないと本番で必ずぼろが出ますので、数は少なくともいいので必ず事前練習をしておきましょう

内容面(主に志望理由と中学で取り組んできたこと)

内容面についてはその学校が面接の回答内容をどの程度重視しているかで準備内容を変えていきます。一般的に面接の回答を重視している学校では、自分の個性や強みが相手に「結果的」に伝わるような受け答えを準備する方がよいです。

志望理由の答え方

志望理由は面接を実施する学校の多くが聞いてくる質問です。
本音では「家から近くてレベル的にもちょうどよかった」ということになる人も多いと思いますが、それでは他の学校でもよいことになってしまいます。今受けている学校の個性を調べてそこにどこに自分が興味を持ったかを絡めることで志望理由をまとめていくのが無難です。

たとえば、

学校見学に伺った際に、在校生の皆さんが伸び伸びと笑顔で過ごしている姿が印象的でした。 自分の将来を決める3年間を自分らしさを見つけられる環境で過ごしたいたいと思いました。

中学時代、真面目に勉強したかったけれど、友だちに合わせるとあまり勉強の話ばかりはしづらい状況でした。
この学校ではみんなが伸び伸びと自分のやりたいことに打ち込み、それをお互いに尊重しているように感じました。この学校で、もっと勉強したいのです。

のような内容は比較的評判がよい回答です。

これまで力を入れてきたこと

この質問は、学校側が受験生の「行動実績」を確認したいという目的で聞きます。面接の受け答えは言葉のやり取りのみですから、その生徒が壮大なウソをついているかもしれません。過去にどのようなことをやってきたかを聞けばその生徒の性格や考え方などがおおむね見えてきます
そのような目的で聞かれていることを念頭に置いて回答を準備しましょう。

たとえば、

中学時代には部活動のバスケットボールに力を入れました。私の部活は決して強い方ではなかったのですが、みんなバスケットボールが大好きでした。
試合では部活の仲間たちみんなが相互に声を掛け合って、バスケットボールを楽しむことを意識しました。1回戦で負けてしまいましたが、強いきずなで結ばれた良いチームを作れました。

中3の夏休みの自由研究に力を入れました。将来法律関係の仕事に就きたいと考えていたので、裁判の傍聴に行きました。テレビドラマではない、実際の裁判の場面を直接見るのは初めての経験なのでとても刺激的でした。特に、弁護人が犯罪を犯した被告に反省を促している場面があり、弁護しかしないと思っていた自分には意外でした。

まさお
まさお

ポイントは、その回答で自分のどんな一面を相手に伝えたいのかを考えておくことです。これは質問されたその場で考えられるような話ではありません。自分のアピールポイントを事前に整理しておいて、その方向に持っていけるような回答を準備をしておくことが大事です。
今後面接の機会はどんどん増えます。逃げずにきちんと準備をするとよい経験となるはずです。頑張りましょう!!

コメント