準備さえすればレベルアップ可能 ~面接試験対策のツボ~

入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
入試に向けた準備がいよいよ本格化していく時期になりました。推薦型入試においては面接試験が合否に大きく影響します。
ところで、面接試験の対策とはどうすれば良いのでしょうか?
今回は「面接試験対策のツボ」を取り上げます。

面接試験対策のツボ

◆対策は形式面と内容面の2軸で整理する
(1)形式面
 お辞儀や言葉遣いは失礼がない程度に最低限出来ていればOK
 変な仕込み方をするとかえって不自然になり、内容面に悪影響を及ぼす可能性も。
(2)内容面
 その学校を志望した理由、その学校でやってみたいことは堂々と言えるように準備する。
 言うべきことを暗記するのではなく、伝えたいことを1つ頭の中に刻むことが大事。

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面接試験も適切な対策で十分上達する

入試に関する指導をしてきてはっきりと言えることは、「どんな試験でも試験である以上対策は有効である」ということです。
面接試験は何を聞かれるか分からないから対策が難しいとか、対策をした面接試験は対策したことがばれるので意味がないなどという人がいますが、それは対策が甘いからであって、真の対策をすれば合格に近づくことは絶対に可能です。

特に面接試験の比重が高く、合否に直接影響する面接試験ほど、丁寧に対策をして臨めば合格率を高めることが可能です。
逆に言うと、ペーパー試験の結果が合否決定の大半を占め、面接は入学を許可してよいかの人物確認程度という面接試験はあまり対策をしても合否をひっくり返すほどの効果はありません。
最初に確認すべきは、面接試験の比重ということになります。

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最初に考えるのはなぜ面接試験をするか

受験生が最初に考えないといけないのは、入試を実施する側がわざわざ面接試験を実施する理由です。推薦型入試で面接試験を実施するのは、自薦・他薦問わず、誰かに推薦されて試験場にやってくる受験生が本当に推薦されるに足るだけの経験や実績を積んでいるかを確認するためです。

その目的がはっきりわかれば、面接試験では自分がこれまで一生懸命取り組んできたことや推薦された内容に対する裏付けなどを証拠とともに面接官に示すことが重要であることがわかります。いくら言葉遣いをきれいに飾っても、30分も面接をすれば本人の本性が見え隠れしてきます。その状態でも推薦されるに足るだけの実績があることが伝わるような準備をしておく必要があるということになります。

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面接試験の具体的な対策法

面接試験の対策法は以下の2つの観点での整理が有効です。

形式面での対策⇒減点されない対策

最初にクリアすべきは形式面の対策です。具体的には、

1.入室時の歩き方などの所作
2.試験管へのお辞儀⇒着席(着席がない会場も多い)
3.面接試験中の姿勢や座り方
4.敬語などの言葉遣い
5.退室時のお辞儀や歩き方などの所作

といったところがポイントです。

面接試験の対策本などを見ると、このあたりも丁寧に解説してくれている本も多く参考になるのですが、重要なことはここをどんなに頑張ってもここで合否は決まらないということです。

面接試験の形式面はあくまで減点法の対象であることを意識しましょう。つまり、失敗すれば減点されますが、個々での加点はほぼないということです。
受験生は、形式面はあまりエネルギーを割かず、「失礼にならず、元気を前面に出して」対応すれば十分合格ラインにたどり着けると意識しましょう。

内容面⇒定番質問へ回答を具体的に用意する

内容面については合否を決める重要な要素になるので、受験生一人ひとりが自分に合った回答を準備しておくことが重要です。
特に、複数の質問を重ねられたときに、後の回答が前の質問の回答と矛盾したりしないように、想定問答集のようなものを作って、全体の回答に整合性があるかを確認しておく必要があります。
普通の受験生が普通に準備をしたらおかしなことにはならないのですが、自分の過去の経験や考えを若干脚色したりすると、そこに矛盾が生じるケースがあります。その点に注意しましょう。

定番質問

1.本校を志望した理由をお答えください。
定番中の定番。その学校を選んだ理由を回答するもの。多くは文化祭や学校公開、先輩との交流などからその学校の雰囲気を気に入ったというような内容が多い。
より高い評価をもらうには、その学校の特徴や得意分野を踏まえて自分がこの学校で何をやりたいかを前面に出した方がよい。他の学校ではできないことをこの学校でやりたいという論調がおススメ。

2.中学時代に力を入れてきたことは何ですか。
これも定番質問。部活でも趣味でも習い事でもよいが、自分が真剣に取り組んだことが伝わるエピソードを入れることが重要。また、それに真剣に取り組んだことが証明できる実績があれば、それも一緒に紹介することを忘れてはいけない。

3.将来やりたいことは何ですか。
これは高校入学後でも大学卒業後でもよいが、自分の過去の取り組みやエピソードと繋がった内容で答える方がよい。たとえば、「部活の吹奏楽で慰問した施設のおばあちゃんが自分たちの演奏を聴いてすごく喜んでくれたので、介護や福祉でいろいろな人を笑顔にさせたいと思う」というような前後の整合が取れていることが望ましい

4.自分の長所や短所は何ですか。
自分の強みや弱みをきちんと説明できるかを見ている。人間誰でも欠点はあるものなので、その欠点を自覚してそれに対してどう対処しているかを説明することが重要。また、長所の場合は、その長所を活かしてどのように周りの人を元気にしていくかといった観点で説明できるとよい。

5.最近のニュースで印象に残ったものは何ですか。
これも定番の質問。そもそもニュースを見ていないと話にならない。最近はYouTubeでもニュース解説のチャンネルが充実してきているので、そういうメディアも使いながら最新のニュースを仕入れる体制を作っておく。また、そのニュースに対して自分の考えを言えるように日頃から考えておくことが大事。新聞の投書欄を読んでおくと、ニュースに対する意見が言いやすくなる

具体例を必ず入れる。多少の脚色はあり。

上記の定番質問に回答する際に重要なことは、具体例を必ず入れるということです。自分の考えいを相手に理解してもらうには、具体例を交えて説明した方が信ぴょう性をもって相手に伝えることができるからです。

また、その際に多少の脚色はありです。例えば、友達がやった行動を自分がやったこととして説明するなどということです。重要なことは事実というよりも人物像を伝えることで、自分がどんな考えを大事にしているか、自分はどんな行動をする人間かということをリアリティをもって伝えることを意識するとよいでしょう。

まさお
まさお

面接練習は必ず学校や塾の先生に入ってもらって、社会人経験のある大人の立場から自分の面接試験の内容を振り返ってもらえるようにしましょう。
きちんと対策を施せば、必ず堂々と受け答えできるようになります。

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