こんにちは。まさおです。
試験会場で平常心を保って普段通りの力を出すのは意外と大変なことです。どうしても緊張感に押しつぶされていつもと違う対応をしてしまう受験生が出てきてしまいます。
今回のテーマは「入試当日の受験生の心構え」を取り上げます。
試験会場は孤独な場であることを自覚することが大事
入試の現場で最大限力を発揮するにはどんな心構えが必要でしょうか。
周りの大人は「緊張しないように」とか、「普段通り」とかいうわけですが、なかなか言葉通りに普段通りの受験はできないものです。
その一方で、緊張感を感じつつも普段通りに近い答案を出してくる受験生も一定数います。その受験生は試験場での振る舞い方のツボを心得ているようです。
一番大事なことは「試験会場ではすべての判断・行動を自分自身で決しなければならない」という考え方です。
試験時間の使い方、解く順序、目の前の問題に取り組むのか一旦飛ばして最後に見直すのか、解答用紙には最初から答えを書くのか、後でまとめて解答用紙に解答を転記するのか、等々、入試本番の現場では様々な判断を積み重ねながら答案を作っていくことになります。
その自分の判断を自覚的に丁寧に積み重ねていく姿勢がとても大事です。
入試本番の現場では誰も助けてくれません。自分だけの判断ですべてをやり切る必要があるということを常に肝に銘じておきましょう。
必要な情報はすべて問題用紙に書かれている
次に大事な考え方は、書かれている文字をすべて読み切るという姿勢です。
緊張すると目の前の文字を丁寧に読むことができなくなるという人が多いです。地に足のつかない心持ちで、目の前の文字が頭の上を通り過ぎていくような感覚という人も多いかもしれません。
一方で、試験で高得点を取るには目の前にある問題用紙に書いてある文字を1字残らず大切にする心構えが必要です。
解答用紙の書き方や留意点、問題本文の条件や選択肢の細部の違いなど、全て書かれている文字を早く正確に読むことができれば適切な対処ができるケースがほとんどです。
ところが、入試の緊張感などから、書いてある文字もろくに読みもせず、なんとなく過去問演習で見てきた言葉のイメージに影響されて、目の前の問題用紙にきちんと向き合わないまま解答を書いてくる受験生が意外に多いものです。
与えられている書類に書かれた文字を大切にすることを意識しましょう。
入試本番中は自分の判断に自信を持つこと
そして、最後は自分の出した判断・決断に自信を持つことです。
入試本番の試験会場で流れる時間は後にも先にも1回だけ。迷って出した答えも自信をもって書いた答えも、書いた答えの価値に違いはありません。
どうせ解答を書くなら、自信をもって大きな濃い字で解答用紙に答えを書いてくるようにしましょう。
そのような強い気持ちが合格を手繰り寄せることになります。
最後は精神論のような感じになりましたが、入試は最終的には精神論になります。他の受験生よりも合格したい気持ちが強い受験生が、より入念な準備をして試験に臨むからです。
後にも先にも1回きりの入試。どうせやるなら公開のない攻めの入試にしていきましょう!
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