こんにちは。まさおです。
5/18、文部科学省は中学や高校の社会科や地理歴史、公民教科書を発行している会社を対象に教科書表記の訂正申請に関する説明会を実施しました。
今回のテーマは「慰安婦・強制連行等の教科書表記の修正について」です。
あまり政治的な話は取り上げたくないのですが、重要事項なので取り上げます。
文部科学省が教科書会社対象に教科書訂正の説明会を実施
文部科学省の説明会の内容は以下のNHKのニュースサイトで詳細が報じられています。
そもそもは4月27日の閣議にて、「従軍慰安婦」や「強制連行」に関する記述がどうあるべきかという質問に対する答弁内容を閣議決定したことが発端です。
ここでは「従軍慰安婦」は「慰安婦」に、「強制連行」や「連行」は「徴用」に使用する言葉の訂正を行うべきということが決まりました。
これにより、文部科学省は現在使用中の教科書上にある「従軍慰安婦」や「強制連行」「連行」といった記述を訂正する必要があるという背景のもと、中学社会や高校の地理歴史・公民の教科書を発行している会社を対象に、教科書の訂正申請について説明を行ったということです。
6月中に申請を出せば、来年度の教科書から訂正版の使用ができるという状況のようです。
「従軍慰安婦」という言葉をめぐっては、2014年の朝日新聞が過去の報道が誤りだったとして、18本の記事を取り消していますが、教科書上の表記が残っているところもあり、今回の対応に至ったという経緯のようです。
正しい歴史認識に基づいて学校の授業は行われるべき
個人的には、「従軍慰安婦」の問題は過去の大誤報によって、日本のみならず韓国や韓国が従軍慰安婦について説明したその他の国まで巻き込んで大きな問題になったと認識しています。
この件で重要なことは、中学生や高校生が正しい歴史的な事実や認識に基づいて授業を受けて、将来誤った歴史認識を持ったまま社会に出ないようになってほしいということです。
今回の訂正説明会に参加した教科書会社のある担当は「訂正に受けての圧力を感じた」という趣旨の発言をしていますから、表現はともあれ、多くの会社が次年度訂正をする流れになるのだと予測できます。
それ以上に正しい認識にしておきたいのは、学校で教える先生側の認識だと思います。
どうしてもいまメインで授業を担当してる40代後半~50代の先生方は先生自身が自虐史観の中で歴史を学んできたケースが多いので、先生が自ら新しい情報にアップデートするという意識を持たないと、教科書だけ訂正しても、先生側に真意が伝わらない⇒ひいては生徒に真意が伝わらない可能性があります。
教科書上の表記の問題だけでなく、教科書の表記がなぜこんなに大きく変わってしまうのかといった背景も含めて、歴史の記録や情報の取り扱いの難しさをぜひ授業で取り上げてほしいと思います。
自国の歴史認識を正しくしたうえで、隣国と対等の関係が気づけるような基礎力を今の若い人たちにはぜひ培ってほしいと思います。
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