こんにちは。まさおです。
7/12、東京都では10歳未満の女児が感染後に重症化したと発表しました。基礎疾患はなかったようです。
改めて子どもの感染と重症化割合について調べてみました。
今回のテーマは「新型コロナ、子どもの重症化」です。
10歳未満も重症化事例が都内で初めて報告される
7/12、都内で初の10歳未満の女児の重症化事例が報告されました。
基礎疾患はなかったようですが、人工呼吸器をつけて治療を受けているそうです。
従来、子どもは感染しても無症状が多いと一般的に言われていて、身近に重症化した人もいないことから楽観視する傾向がありました。
一方で、デルタ株の感染力の強さは子どもへの感染拡大にもつながっていて、子どもの感染者総数が増えることで重症化する子どもも増えてくると予想されます。
子どもの重症化率はどの程度?
そもそも子供の重症化割合についてどのようなデータが公表されているのでしょうか?
厚生労働省の資料を見ると以下のようなデータが出ていました。
上記の通り、新型コロナに感染した人の内、重症化する割合は、
期間 | 0-9歳重症化率 | 10-19歳重症化率 |
---|---|---|
2020年1-4月 | 0.90% | 0.69% |
2020年6-8月 | 0.09% | 0.00% |
1-4月よりも6-8月の方が重症化率が下がっています。
これは新型コロナウイルス感染者への対応の知見を獲得したことで、時間の経過とともに重症化を回避することができるようになっているとみるのが普通でしょう。
一方で、都内で初の10歳未満の重症さが出たということはこの割合自体にも変化が出ている可能性を示唆しているともいえると思います。
東京都の感染状況は若年層に増加傾向
過去にも何度か取り上げましたが、10代を中心に若い世代への感染は拡大傾向にあります。
3月からの推移でみると、10代・20代の感染者割合が全体的に増加傾向です。
これは、変異株などで若年層への感染力が強まっているという見方があるとともに、若者の外出が高齢者に比べて抑制できず、緊急事態宣言下でも普通に外出して感染するケースが増えているという要素もあると考えるべきでしょう。
子どもの感染を侮らず、より一層の防疫対策を
現在、子どもたちが置かれている状況はより感染リスクの高い方向に振れていると考えるべきです。
感染予防施策はもちろんですが、体調不良の兆しが見えたら早めに医療機関を受診するなど、「新型コロナウイルス感染症は、最悪、死に至る病気である」という認識を新たにする必要があるともいます。
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