こんにちは。まさおです。
デルタ株の影響で依然学校での感染リスクは高い状況が続いています。オンライン授業を併用している自治体もありますが、そうでない学校の場合どこまで通わせるべきなのでしょうか?
今回のテーマは「自主休校を判断すべき基準」についてです。
10代の感染者は確実に増加傾向
以下はNHKがまとめた東京都の年代別感染状況です。
10代以下の感染者数の状況を見ると8月・9月と着実に増えて、5月の倍近い割合になっていることがわかります。
分母となる総感染者数は5月と8月で5倍程度になっていますから、分母が5倍、占有率が2倍ということで、10代以下の感染者数は5月の10倍近い数になっている計算になります。
詳細記事は以下から確認可能です。
夏休み前とは感染リスクが全く異なるフェーズに入っていることを意識することが重要です。感染リスクはすぐ近くまで迫ってきているのが前提です。
自主休校自体はよいことか
一方で、そもそも感染リスクを心配して自主休校するのはよいことなのでしょうか?
日本は伝統的に学校を休むのはよくないことという意識が強いので、「自主休校=悪いこと」とイメージがどうしてもついて回ってしまいます。
クラス内でも自主休校した子供を周りの子どもが冷やかすような局面があるのかもしれません。
(先生がそうならないように導いてくれていると思いますが…)
しかし、現在の状況は周りの目を気にして感染リスクを我慢するような事態ではないと思います。やはり感染に対する不安があれば、積極的に自主休校した方がよいでしょう。
自主休校の判断ポイント
自主休校の是か非かの判断基準は主に以下のようなポイントになると思います。
上記ポイントを見ながら、やはり通常通りの通学に不安を感じる場合は通学回数を間引くところからスタートするのが良いかと思います。
上記対応の最大のポイントは学校の先生の態度です。学校の先生自身が、子供たちの感染リスクを考慮して自主休校という選択肢もあることをきちんと伝え、その判断を尊重する姿勢を見せることが大事です。
「みんな違ってみんないい」という思想がこういう場面できちんと適用されることが大事だと思います。
自主休校によるデメリットにも配慮が必要
感染リスクのことだけを考えれば、自主休校はやむを得ない措置ということになりますが、それによるデメリットを無視することはできません。
上記はデメリットの一例ですが、いずれも通常通り学校に通っていればあまり意識しないことだと思います。敢えて学校から長い時間遠ざかることで、改めて考えないといけないことですので、きちんと理解した上で自主休校を選択することが大事です。
これからの時代は、周りへの配慮と合わせて、「自分はどうしたいのか」を大事にする時代です。判断に必要な情報を取り揃えた上で、積極的に自ら判断するとよいと思います。
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